五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

思考と行動と腑に落ちる経験

2018年01月14日 | 第2章 五感と体感

写真は昨年秋に食事をした京都の天ぷら「点邑」さんの入り口(俵屋)
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思考と行動と腑に落ちる経験   2018年1月14日

「思考と行動」「思っている事とやっている事」がかみ合わない事は私自身日常に経験している事ですが、「~をしたいと思う」「~をしている」とでは、随分の違いがある事にしばしば気づかされます。
思い巡らしている事を行動することを躊躇することは、環境や立場によって抑制することも社会生活の中ではよくあることです。

「思う」だけで、「行動」に至らないのは、それぞれ理由があるはずです。
これをやったら、他者から何を思われるか・・・
これを言ったら、皆に嫌がられるのではないか・・・
それらを心の中で思い続けて、思いばかりが頭の中で大きくなって、益々行動(言いたい人への言語化含む)に至らなくなることも、多くの人が経験している事であるはずです。

思うだけで行動が抑制されていたり、思うことすら止めてしまう場合、
「一体自分は何が怖いのか?」
ということを意識化してみる必要がありそうです。
「怖い」「怖くない」というのは、人に与えられた原初感情だそうです。
その直感的な原初感情を起点に自分の行動についての現状を洗い直してみようとすると、自分の抑制の傾向が見えてくるのです。
でも、年齢が若く、経験の少ない人は、少ない情報を基に思い巡らしているので、
頑なな思いに囚われるすぎることもあるかもしれません。

家庭環境や気候風土、地域の慣習のほかに、幼稚園、保育園、小、中、高校という社会に参加し、右往左往しながら他者との関わりを学び、自己のアイデンティティを育み確立していくのですが、「怖い」事ばかりが自分の「思考」にこびりつき、行動を阻んでしまうことは、これから自分の力で活かしていくための試行錯誤をするべき年齢で経験しない事にも繋がっていくこともあるようにも思います。
自分と自分自身の人生は、親であろうと他の人には入り込めない領域であることである故に、最終的に答えを出してよりよい方へと行動するのは自分以外の人ではなく、自分でしかない事をここに記しておこうと思います。

良い事も悪い事も、時が過ぎると自分の宝物になることは、ある程度の年齢にならないと分からない事でもあるかもしれません。その素地を作っている時期は、自分の個性の美の生育時期であることは確かなので、無駄な経験は一つもないはずです。

自分の心と魂と体がぴったりと統合した瞬間的感覚は、何にも囚われの無い感覚です。その統御感がいつまでも持続しないのが人の性かもしれませんが、「腑に落ちる」ことを人生の内に何度も経験するのが、人の成長と言うことができるのかもしれません。


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