五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

若草山の山焼き

2013年01月27日 | 第2章 五感と体感
私は、冬が苦手です。

確かにカキーンとした冷たい空気が頬を包むと、凛とした清浄感を得ることができますが、冬は身体が冬眠状態になり、夜になると全く頭が働かなくなります。もともと朝方の仕事の方が捗る体質のようなので、尚更です。

暦を意識するようになってから、自分の苦手な「寒さ」を意識できるようになりました。
それまでは、年間通して自分にかける負荷を均等にし、結局体調を崩してぶっ倒れる、、、というパターンを繰り返していました。

私の場合、ともかく小雪の11月後半から立春の二月四日あたりまでは要注意です。

もともと体温も爬虫類かと思うほど低く、自分の体温を気にし出したのもつい最近になってからです。それまでの長い期間「ああーーー、冬眠したい」と、ひたすら願い続けながら冬を越してきたのです。

でも、

あら不思議!
若草山の山焼きの知らせを聞くと、何故か身体に炎が燃えるのです。
何となくぽかぽかと温まる体感となるのです。

これからあと一息で立春です。

奈良から始まる春のプロローグを感じ取ると元気が湧いていきます。

そのようなわけで立春から始まる一年のほうが、私の体感としては自然を感じ腑に落ちるのです。

1月から始まる一年

2月から始まる一年

4月から始まる一年

9月から始まる一年

時と場合によって、色々な始まりがありますが、自分の「体感のおさめどころ」の一年のサイクルは如何でしょう。

若草山が燃え、新しい生命が芽吹く頃、お水取りが行われます。

身体のサイクルがまるで輪廻転生のように蘇る時期までは、あと少し寒さを我慢しなくてはなりませんが、若草山の山焼きは、私にとって「春はあともう少しだからね!」というサインです。

春はもう少し、と、心待ちしながら、身体と寒さの折り合いをつけながらもう少し辛抱致します。

皆様もお身体ご自愛ください。

告知:
「江戸表具を愛する会」本日から地下鉄銀座線「銀座駅」近くの地下通路で開催中。

銀座三越の地下から東銀座にかけての地下通路のショーウィンドーです。
作家の常駐はありません。作品のみの展示です。

期間:2013年1月13日から2月9日まで、銀座プロムナードギャラリー

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