五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

我が家の萩

2009年08月18日 | 第2章 五感と体感
毎年ブログに書いている我が家の萩。
今年も、ぐんぐん伸びました。

丈の低かった紅葉も、段々と成長し、ずうずうしい萩攻撃に立ち向かう術ができてきたようです。でも、今年も笑っちゃうくらい萩の枝に埋もれています。

朝の空気が何となく秋を感じます。
太陽の傾き加減やそよぐ風は、蝉の鳴き声を夏の名残りのように感じさせます。

萩の季節になると、平安時代の記憶が体内から蘇り、花を愛でながら安らぐ体感を味わいます。自分の祖先がずっと見続けていたものは、身体の中に記憶となって残っており、私が意識する自分の身体は、体内の記憶に含まれたほんの一時にしか過ぎないのだ、ということが、よくよく分かります。

ひとつひとつの命に宿る自我は、次の世代へと確実に継承されていくのです。

自分の見たもの、感じたものは、自分の身体の中だけに納まるものではありません。

繋がりの「ひとつ」である「自分の人生」。

信じて見えてくるものは、萩の記憶です。
夏の終わりのある日の朝、萩から見えてきたものは、そんな想いです。


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