五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

最悪のシュミレーション

2011年05月19日 | 第2章 五感と体感


「写真:Parisパッサージュ巡り27」

昨日のフォーカシングの続きです。

フォーカシングの行程の中で「自分の不安感についての最悪のシュミレーションは何ですか?」と問われる箇所があります。

最悪のシュミレーションを想像するのが怖いとか逃避したい場合は、避けたほうが良さそうです。

ただ、

この大震災でしみじみと感じていることなのですが、自分が自分が受け入れられないことであっても、最悪のシュミレーションを想定しておくと、現在の自分の心模様を整理して比較考察ができそうです。

原発について、今現在、最悪のシュミレーションを言語化する人が誰もいません。「どうなるかわからない・・・」と口々に発しています。
これでは、不安は増長するばかりです。

見えないもの、先が見えないものは、不安感を大きくしていきます。

最悪の事態とはこれです。と明言できると、自分の腹も括られます。

家財道具を携えて行く先の解らない旅をしているのと同じ感覚と似ているようにも私は思っています。

原発事故について誰も最悪のシュミレーションを言語化できないのであれば、自分の中で自分なりの最悪のシュミレーションを描いてみるのも良いかもしれません。

今現在、不安感が漂う中に居る自分を意識化している人と、意識化していない人とでは、現象の捉え方に違いがあるはずです。

現象の捉え方が違うというのは、現象に対して湧き出す感情とか考え方、行動が違うという意味です。

より良く生きていくために、フォーカシングは結構役に立ちます。

明日から宝塚勉強会で留守にします。週明けにブログを再開いたします。皆様、よき週末をお過ごしください。

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