五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

残暑真っ盛り

2013年08月09日 | 第2章 五感と体感
我が家のテラスには、高さ3メートルぐらいの海の家でよく見かけるよしずを立て掛けています。

方位は南。焼けるような真昼の暑さを凌ぐには、このよしずが重宝しています。

記憶を辿れば、梅雨が6月下旬に明け、7月初旬に猛暑が続いた頃によしずを立てました。以来、一カ月、不思議なことに一度も吹く風に倒されていません。

北風は強めに吹いてきますが、いつもなら一日に一度は風に倒されるので、夜はテラスの床に置いておくのです。でも、この夏はそれもしていません。

感覚的に「空気が動かない」と、思い込みだすと、体感的な暑さまで増してきます。

蝉がジンジンと鳴くのも例年よりも少ないので、いつもより静かな残暑の日中を過ごしています。

各地でゲリラ豪雨による水の被害があったり、雨が降らずに困っている地域もあったり、熱帯的な気候に身体がついていかず、体調を崩している人もいたり…。
環境に適応しようとする人の営みに、以前とは違う工夫が必要になってきたようにも思います。

来週から始まる「江戸表具を愛する会」に、出品する掛け軸たちも、出来上がり次第壁に掛けているのですが、湿気を吸ったり、クーラーの乾燥にさらされたり、少々可哀想な思いをさせているようにも思います。

南から吹く強い風を待ちながら、当分の間の凪ぎの残暑を耐え忍ぶと致します。

よしずの先にある大きな萩の株も安定した気候のお陰で、芯ある枝に自信を持って軽くゆらいでいます。萩がのびのびしているのなら、この気候も赦すとしましょう・・・。

今日も掛け軸の仕上げに精を出し、「朝顔の萎れし真昼水を打つ」です。


告知:8月13日(火曜日)14時から~18日(日曜日)16時まで:世田谷美術館区民ギャラリーにて「江戸表具を愛する会」作品展。私は金曜日16日はお休みしますが、それ以外は会場におります。裏打ちした裂で置物を作るコーナーもあります。

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