五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

理解を求める心

2019年05月23日 | 第2章 五感と体感

photo:滋賀県 西教寺 saikyouji 明智光秀の菩提寺



理解を求める心   2019年5月23日

自分の気持ちを解って他者に解ってもらう、
と、悩んでいるとすると、
その悩みの当事者は、
具体的にどのようなことを求めているのでしょう。

最近話題になっているドラマ「私定時に○○〇」を
今週になって初めて見ました。
自己の個性の取り扱いについて自分はどうあるべきか
というテーマを背景に脚本が書かれている
と解釈しながら
「他者に解ってもらいたい自分の現実と事情」
から見えてくる自我の問題をセリフに取り込んでいるのですが、
登場人物の、それぞれの散らばっている事情を
今後ドラマの終着点として、どう統合させていくかに、
興味を持ちながら見ました。

確かに自分の気持ちや望みを
他者に解ってもらえると嬉しいものですが、
自分の気持ちは解ってもらっても、
私を助けようと、心の中にまではいってこられると、
極端に距離を置きたくなり、嫌悪感に陥ります。
そうはいっても、天邪鬼のように
「自分の事を解ってくれない」と、
言い続けているうちに、
段々と、自分自身の問題であることに気付いてくるのです。
自分の問題であるという現実を受容しだすと
他者の理解をあてにする理想が、
不思議な事に薄くなっていくのです。

たぶん、それが自立、ということなのでしょう。

自己と他者の依存の度合いを
自分で測れていると、
自己と他者の整理がついてきます。
「私が、助けなければ・・・」
というタイミングが、
どんな状態の時に相応しいのか、
あるいは、
どのくらい、他者に介入できるのか、、、
介入する内容によっては、
相手の気付きと成長に至らない事も
あるかもしれません。

親子、兄弟姉妹の問題れあれば、
自分自身の依存的介入が
どのくらいのものであるかを
測るのは難しいかもしれませんが、
自己を知ることは、
自己と他者を分けて見なくては
見えてこないことも多いように思います。

私は、ドラマの登場人物の
向井理さんの心の内が、
うっすらと理解できるのでありました。

・・・・・・・

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