五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

義仲寺はにぎやか

2016年04月13日 | 第2章 五感と体感
義仲寺はにぎやか2016年4月13日

いつも車で義仲寺の前を通りながらも、小さなお寺なので「次の機会に、、、」と、先延ばしにしていました。この度ようやく義仲寺参りが実現しました。

きっと昔は琵琶湖を望む場所であったのでしょう。今は、湖畔に大きなビルが建ち並び、義仲寺の周辺は、瀬田の唐橋や石山寺へ続く路の昔の風情が残されています。

山門の脇には巴御前を祀るお堂があり、そのお堂をお参りしてから山門をくぐります。
義仲の重鎮であり、家臣として義仲を守り壮絶な死を遂げた兼平の石碑もあります。
木曽義仲をこよなく愛した松尾芭蕉は、頻繁にここを訪れ、滞在し、自分が亡くなったら義仲寺に眠りたいと遺言を遺しました。そのようなわけで、芭蕉の御墓はここ義仲寺にあるのです。
木曽義仲ことあさひ殿を祀る朝日堂、芭蕉を祀るお堂には若冲の天井画が描かれており、芭蕉が滞在した無名庵では、一般の利用も許しており、巴と兼平の碑に、俳句の石碑も庭に点在しており、決して大きくないお寺の境内は、品よくまとまっており、未だ信奉する人々が多い事を「生きたお寺」としてひしひしと感ずるのでした。

粟津ヶ原の合戦で命を落とした歴史上の名だたる人物は多く、瀬田川の袂で何かを感ずる人の祈りが一心に籠められている様な、そんな感じもしました。

役行者の道のりを辿り歌を詠んだ西行法師。そして、義仲好きの松尾芭蕉が、西行法師のように旅をしながら歌を詠み、現代の私達が、凝縮された時空をこのように游ぶことのできることは、なんと贅沢なことでありましょうや、と、心躍り、大津に来たなら、義仲、兼平、巴、芭蕉をお参りし、天智天皇に大友皇子等をお参りし、未だ歴史を動かした人々の魂が賑やかに蠢いていることを想像すると、もうワクワク感が止まりません。
そんな心躍るワクワク感を義仲寺が落ち着かせてくれるようにも思います。

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