五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

ムカデのお告げ「唐崎勉強会」

2016年04月11日 | 第2章 五感と体感
ムカデのお告げ「唐崎勉強会」2016年4月11日

琵琶湖のほとりの勉強会が無事終わり、昨晩帰宅しました。
感受性を育む事は、自分の概念に門戸を開く事にも繋がります。
感受する心、つまり、自分の感受性の傾向を知ると、さらに自分の世界が広がるでしょうし、他者の感受性を知ることで自分を知ることにも繋がります。

琵琶湖のほとり、大津市唐崎での勉強会は、今年も充実したものでした。
琵琶湖の風景が時を刻む毎に刻々と変化し、水面の安定した水平がこんなにも心を落ち着かせてゆくものか、、、と、思いつつ、のどけき春の景色である春霞を桜と新緑の空気を花粉と共に胸いっぱい吸って満喫して参りました。

今年の勉強会は、生き物との出会いでもありました。
会場の修道院の庭先に鳥が落としたであろう体長40センチもあろうフナがポタリと落ちていたことも水辺の暮らしらしさと云えます。
何と言っても、かれこれ15,6年自然に囲まれた場所に建つ修道院での滞在を経験していますが、今回初めて私の部屋にムカデがやってきました。
湖が良く見渡せるとあって、今回は3階の吹き抜けの天井の部屋に滞在しました。最終日の夜、ベッドで明日勉強会後に寄る場所を数か所選び、その中から何処に行こうかと思いながら山科の毘沙門堂の情報を読んでいたら、何となく気配を感じ、対面の壁を見ると一匹の体調15センチぐらいのムカデが這っていました。
その日、家にムカデが出たときの対処の仕方が話題になったばかりであったので、「あらまぁ。。。」と、暫くムカデの動きを眺めていたのですが、吹き抜けの斜めの天井から落ちてきたら堪ったものではないと思い、シスターに3メートル位の棒をお借りし、退治しました。退治したのは、私ではありません(笑;)
師匠です。
「ムカデはつがいで住んでいる」らしいのですが、とりあえず布団や周囲を調べ、見えないことを信じる事にし無事眠りにつきました。

さて、翌日。
勉強会が終わり、移動が少なく、観光客で大混雑の京都市街を避け、山科の毘沙門堂を訪ねました。
山科の風情ある住宅地をゆるゆると上り、琵琶湖疏水の桜と菜の花を愉しみ一気に上る急な石段の上に毘沙門堂があります。
本堂の毘沙門天の美しさに惚れ惚れし、ほんものの円山応挙の鯉の図や臥龍図、狩野派の襖画を間近で拝見し、お坊さんにお礼を言ってお堂の山門をくぐろうとしたら、唐突に「ムカデ封じの御札がありますよ」と、仰いました。

昨日のムカデの話をすると「それは、ムカデのお使いでしょう。。。」
「きっとムカデが使者となって、毘沙門堂に連れてくれはったのですよ。」

「きっと、いいことがある」と、全員一致の解釈で落ち着き、それぞれ帰路に
着きました。

毘沙門堂は西暦700年あたりの創建ですが、それ以前の古層の霊場でもあったようです。ムカデのお札に描かれてあるムカデの画字は、熊野三山のヤタガラスの朱印とイメージが重なります。
仏教以前の霊地をそのお札からひしひしと感じ、今回の勉強会のテーマの締めくくりとなりました。

今日から数日間は、唐崎滞在の話題となりそうです。

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