五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

囚われの思考

2012年08月25日 | 第2章 五感と体感
日常に遭遇する色々な出来事。

その出来事に対し、湧き出してくる感情があるわけですが、その感情は、いったい自分のどんな考え方から湧き出してくるのでしょう?


昨日の東急セミナーBEの勉強会では、このことを問いてみました。

でも、この質問は、頑なな考え方のまま生活している人が聞いたら奇妙な質問としか捉えられないかもしれません。
もしかしたら、質問の意味も解っていただけないかもしれません。

カウンセリングの理論を勉強して、自分が傾聴する立場になりたいとしたら、この問いの意味を理解していただくことが大事だと思っています。

ぶれない自分、アイデンティティの統合がされている自分、自信に満ち溢れた自分、不安感なんて無いと言い切る自分、自分は間違っていないと確信する自分がいたとしたら、ちょっとだけそれを自分自身が疑ってみると良いかもしれません。

自分の生まれて育った環境は、それぞれ小さな囲まれた環境に過ぎません。その囲まれた環境に育っている自分を意識化してみることからこの学びを始めていかないと、いつしかただの強化された自信家という個性だけが際立ってしまい、自分の思い込みの強さで他者に不快感を与えていくことになりかねません。

統合されている人とは、どんな人なのでしょう。
たぶん、ガチガチのハガネのような人とは違うと思うし、ちょこっと押すと違う方向にずれていってしまうような人ではなく、柱はありながらも、そこからの振れ幅に安定感のあるほうが、統合に近い人のように思います。

自分自身の「思考と感情と行動」に「変だなぁ~」と感じる自分であるほうが、健全であろうし、理想と現実のギャップを意識できている証拠であるように思います。
自分の思い込みが強く、自分の傾向が見えてこなければ、自己分析ができません。

自分の中にある答えを自分が引き出すことができたら、それが本当の自分の答えなのだと思います。

頑なであればあるほど、自分の傾向を他者から指摘される事は不快なことです。
お節介な他者から指摘される前に、自分の傾向を紐解いてみることは、囚われからの解放への糸口になるように思います。

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