五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

西行花伝という小説

2012年08月18日 | 第2章 五感と体感
源氏物語から千年。

そして、保元の乱、平治の乱があり、そして、壇ノ浦の戦いから八百年とちょっと。

時代は移ろっていきますが、西行の歌を知るにつれ、もう一歩西行を知りたくなり只今辻邦生氏の「西行花伝」を読んでいます。

一語一句が研ぎ澄まされた辻邦生氏の文章に惹き込まれながら、私が現在体験している社会を私自身が投影する良い機会に恵まれています。

余裕のある夏休み時期にこれを読まずしては進めない・・・と云う思いに駆られ読み始め、辻邦生氏の深い思索と良質で澱みの無い文章に自分自身の心と身体が再生しているような体感を感じています。

これを読み終えると、今年度の後半が始まります。普遍的な事に関しての自分自身の解釈を改めて意識化し、深く呼吸をしながら糺していくことができそうです。

本質を見据えようとする目と、表層に囚われる目を小説の中から読み取りながら、慈眼と蛇眼と考えてゆくこともできそう。

来週の東急セミナーでの勉強会は「思考と感情と行動」の予定です。西行花伝から「私の思考と感情と行動」が言語化できるといいな、と思いながら、暫し蝉の声と共に読み更けます。

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