五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自分の傾向を知ると

2012年08月21日 | 第2章 五感と体感
昨日は、知り合いである文化財保護の若手研究者の大学を訪問しました。

もともと掛け軸を通じての繋がりですが、最近は多くの学生と関わる関係で彼女の興味は心の問題にも向いているようです。

先生としての立場から見た学生の傾向を聞いているうちに、いかに私自身が生意気で嫌な学生だったかが自分の気持に湧きあがってきました。。。畏れを知らないことが若さの象徴でもあることは充分承知しているはずでしたが、畏れを知らないことによって、無駄に憂いでいたのは私自身だったな、、、と、冷や汗が出てきたくらいです。

「自分の若さ」を思い出し、恥ずかしくて冷や汗が出てくるようになったら、それは大人である証拠…、と、某小説家が言っていたことを思い出し、私自身、すっかり、大人になったのだな~、と、今更ながら思ったのです。

「それが若さである」
と、言えるようになったのは、我が子を育てる過程で感じることや中高生と関わる仕事をしていることだけが原因では無さそうです。
たぶん、それらの環境が私に「考えさせる」機会を与えていて、自分自身を受容することが本当に出来てきたということなのかもしれません。

それにしても、江戸時代初期の蘭交易での毛織物の裂地のサンプル帳や隠れキリシタンの遺物や鎌倉から出土した刀や仏像。。。私の目がハートになっていたのは皆様ご存知の通りでしょう(笑)
紹介していただいた蘭交易専門の教授が、江戸時代の長崎見聞関連の古文書を一枚一枚裏打ちし、柿渋塗りの仮張り板に丁寧に貼り付ける作業をしていたのですが、刷毛を放り、キリシタン遺物の話で盛り上がり色々なことを教えてくださいました。

人との繋がりは、どこでどう繋がっていくか解りませんが、自分の傾向を知っているとその繋がりは、自分にとって好き方向に繋がってゆくのだと、ふと思いました。

若い研究者の将来を楽しみに、また色々な想いを巡らさせて頂こうと思います。

感謝。

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