五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

体感と感性を言語化する

2008年10月24日 | 悔いのない人生とは?
私が16歳の時に三島由紀夫の「花ざかりの森」を読みました。三島由紀夫が16歳の時に書いた処女作といわれています。
同じ年齢の人とは思えない、人並み外れた感性の言語化能力に、16歳の私はショックを受けました。

でも、大人になって、よくよく考えてみると、才能のある人は、幼少のころにすでに開花しているものなのです。

「花ざかりの森」
「憧れは川の流れのようなものである」その一節は、事あるごとに思い出します。

十代の感性は何故素晴らしい。

初めて経験する「あらゆること」の印象。そこから湧き出す感情や体感。
その経験を自分の身体と心にぴたりと言語化できたら、こんな恵まれたことはありません。

言葉を知らなかったり、経験不足から、上手に言語化することはなかなか叶いません。

でも、それと同時に、経験したそれらの感情や体感は、記憶の襞に織り籠められて、自身の身体と心を成長へと導いていくのです。

体感と感性は、感情の曼陀羅を幅広くしていくはずです。

年齢を積み重ねながら、「感じること」を大切にしてきたいとしみじみ思います。

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