光源氏の正室である葵上が出産時に「六条の御息所」が生き霊となって乗り移る場面があります。
読んでいるだけでも背筋が震えてきます。
でも、六条の御息所は、嫉妬を奥深く心に秘め、生き霊になることを望んでいるわけではありません。彼女の無意識が時空を超えて、葵上に乗り移るのです。
光源氏を我がものにしたいという想いは、叶わぬ想いです。
叶わぬ恋ならば、娘と一緒に伊勢に下ろうと決意します。
そこで光源氏が、「自分ばかりが辛いとおっしゃるのは自分勝手。あなたと別れる私の辛い気持をなんで分かってくれないのか。。。」というような、歌を詠みます。
六条の御息所の自分勝手な憂鬱。。。
多くの女性を泣かせる光源氏の行動は、困ったものですが、
彼女の思い込みの強さと自虐的なほどのプライドの高さを知ると、光源氏の切なる想いは、結構まっとうな訴えのようにも思います。
六条の御息所と光源氏。
彼女は「陰」で彼は「陽」
素直な心の描写を表現できる光源氏は、光と影を一層際立たせる人物として、ますます興味が尽きません。
陰と陽。
この視点で源氏物語を読んでいくのも、ちょっぴり面白いです。
読書の秋をじっくりと楽しみたいものです。
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でも、六条の御息所は、嫉妬を奥深く心に秘め、生き霊になることを望んでいるわけではありません。彼女の無意識が時空を超えて、葵上に乗り移るのです。
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叶わぬ恋ならば、娘と一緒に伊勢に下ろうと決意します。
そこで光源氏が、「自分ばかりが辛いとおっしゃるのは自分勝手。あなたと別れる私の辛い気持をなんで分かってくれないのか。。。」というような、歌を詠みます。
六条の御息所の自分勝手な憂鬱。。。
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彼女の思い込みの強さと自虐的なほどのプライドの高さを知ると、光源氏の切なる想いは、結構まっとうな訴えのようにも思います。
六条の御息所と光源氏。
彼女は「陰」で彼は「陽」
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