五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

五感がひらめく

2006年12月09日 | 第2章 五感と体感
昨年認証された「NPO法人CULLカリタス カウンセリング学会」で、「生き甲斐の心理学」教育普及活動をしている私は、同時に日本の伝統技術である「表装」をしております。「表装」、聞きなれない言葉かもしれませんが、「掛け軸や屏風、襖」と言えば、ピンとこられるでしょう。

人との関わりは、表装では欠かせない和紙と糊、そして裂地の関係と同じだとつくづく思います。雑に扱えば、雑にし上がり、丁寧に仕上げても、敏速にしなくてはならないこと、慎重に行なわなくてはいけないことを怠ると、怠ったものがそのまま作品に現れてしまいます。
季節との関わりもデリケートに影響します。冬になると乾燥が激しく、梅雨時の扱いとはまた違います。

そして、作品という個性を生かすために、裂地の配色決めはとても重要な作業です。

人と関わるのも、表装を手がけるのも五感のひらめきと解釈がその人の歩む道に影響を与えていきます。

聴くこと。触ること。味わうこと。嗅ぐこと。見ること。

「五感を観る」、というのは、自分が使える五感と体感をフルに使い、そこから観えてくる心の風景のことを云います。

自分が観えてくるもの、他人が観えてくるものは、それぞれです。それぞれの個性が、個性の美として発揮できるよう、このブログをできるだけ長く続けていきたいと思っています。

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コメント (4)
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