Mr.コンティのRising JAPAN

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3位争い 横浜FC vs 仙台 国立にて

2006-09-28 | 京都サンガ J-League
9月27日夕方、久しぶりにSさんの携帯に電話を。“もしもし、御無沙汰です。今夜国立でしょ?はい。競技場に着いたら連絡します。” Sさんは私が勤める会社の最強のライバル会社の優秀な営業社員。ある展示会をきっかけにおたがい濃厚なサッカーファンと解り、意気投合。それはSさんが熱心に支持していた横浜フリューゲルスが消滅させられた直後だった。 当時のフリューゲルスサポ達の抗議行動にも参加されたとの事。“横浜Fマリノスと旧フリューゲルスは異なるもの。今後全日空機には絶対に搭乗しない。”との信念を持たれている。私も一サッカーファンとして全日空は絶対に使わないことにしている。これが私達に出来る抗議行動でしかないのだ。
そして多くの元フリューゲルスサポがそうだった様にSさんは今熱心な横浜FCサポだ。昨シーズン、我が愛する京都パープルサンガがJ2にいる時に三ツ沢で横浜FC戦を観戦して以来の再会だ。この日の横浜FCは前節に続き国立競技場でのゲーム。相手は3位争いをしているベガルタ仙台。J2は前節第38節を終えて1位柏の勝点72を筆頭に2位神戸勝点71、3位横浜FC勝点70と大混戦。そしてなんとか昇格可能圏内を狙う4位の仙台が勝点60とやや離されている。アウェーの仙台は、この直接対決を絶対に落とせない。国立競技場は都営大江戸線が開通してくれたおかげで会社からは半時間もかからない。しかし、仕事の都合で競技場前に着いたときは既に7時20分近くになっていた。入場券を求めるがS席が4,500円、そしてゴール裏のB席が2,500円でホーム、アウェーがきっちりと分けられている。国立だから高いのかなぁ…と思っていると競技場から歓声が聞こえてきて、その直後に“ゴ~~ォルゥッッ”と言う場内アナウンスが。ホームの横浜FCがゴールを上げたのが解った。これは急がねば、とSさんの携帯に電話を。電話口からは横浜FCサポ達の歓声が漏れ聞こえてくる。そしてSさの居場所を確認しチケットを購入して競技場内に。だが、不慣れな?私はどちらが横浜FC側のサポーター席かがわからず右往左往する始末。ようやく入り口を見つけて中に足を入れると、横浜FCのチャンス。カズがCKをセットしていた。歩を止めてそのプレーを凝視する。そのCKを横浜FCのFWが頭で合わせてあっさりと追加点を横浜FCが挙げた。大喜びの横浜FCサポの間を縫ってSさんの席を探し近くへ移動する。“どうも、御無沙汰。”“今また入ったよ。”“そこで看ていた。あっさり入ったねぇ” 後ろの電光掲示板で今のレプレイを看て、得点者が瀧澤だと解った。そしてこれが横浜FC、2点目のゴールで、場外で聞こえた” ゴ~~ォルゥッッ”は城彰二の得点だった。“どうです?横浜は?”“う~んん、横浜というよりも仙台がどうしちゃったんだろう?この前(第15節の三ツ沢)観た時とは大違いだなぁ(その試合は0-0で引き分け)”おそらくその試合の仙台はブラジル人選手が3人出たのではないかな?そして前回のユアテックスタジアム仙台での対戦は 1-1 のドロー。その横浜FCの得点者が25節からレンタル移籍したアレモンだった。“アレモンって京都のアレモン?”“そうそう。高木監督がだいぶ気に入っている。”あぁ京都は何故アレモンを出したんだろう?金が無い訳じゃないのに。“アレモンは京都でも貴重な戦力だったと思ったのに。1人で状況を打開できる選手だし。”“そうだね。そこが魅力。”しかし今日、アレモンはベンチ入りしていない。その替わり、前節はベンチ入りしなかったがキングカズがスタメン出場だ。第30節の愛媛戦で先発出場以降、37節神戸戦までの7試合は途中出場が2度の通算プレー時間は31分。38節のヴェルディ戦には先発出場し61分にベンチに退いて以来4試合ぶりのスタメンだ。“KAZUにはいつまでも続けて欲しいけど。せめてもう一度J1で。”だがそうなると降格するのは我が京都かな?
Sさんに横浜FCのフォーメーション等を尋ねる。小野、中島がサイドバックそして中には鄭容台と小村が固める。そして内田、山口がボランチ。吉野、瀧澤が攻撃的MF、ツートップは城彰二にKAZU。“ KAZU,城、山口、小村、フランス大会前の代表だね。”“それを言わないでよ。”“そして監督は高木琢也”“第二節からいきなり指揮を取っているけどなかなかよくやっているよ。”とSさんは結んだ。サイドバックの中島は第20節から故障で3ヶ月間の長期離脱を余儀なくされていたらしい。しかし復帰後は39節柏戦、40節水戸戦と勝利に貢献した。DF陣と言えば、ツィードの退団は本当に痛かったらしい。理由は家族の問題だったとか。だから“崔成勇と契約したのかなぁ?”“そかもしれない。”“彼の奥さんは阿部美穂子と言ってテレビタレントで、ハングル語講座にも出ていて言葉の問題は無いみたい”と話を進めたがSさんは阿部美穂子を知らなかった様だった。ピッチの上では横浜FCの攻勢が続く。と言うよりもSさんはこの日の仙台の出来の方が気になる様だった。“前節は格下の鳥栖相手にロスタイムに入れられて負けたからそのショックが残っているのでは?”と言うと“それならこっちだって草津に完敗したよ。”仙台のパスは足元へばかりで、攻撃の糸口はロペス頼りと言った感じ。試合巧者の横浜FCボランチの山口がそれを見逃すはずは無い。そして前半は横浜FCが2点リードで終えた。 この試合は United Arrows Match と名付けられ、観客にスーツ等をプレゼントする企画を行なった。この会社は1989年に設立された紳士服・婦人服及び雑貨等の企画・販売 を行なっている会社で2003年に東京証券取引所市場第一部に上場している。J2(と言っては失礼か)のゲームでこの様な企画があがるのもKAZU効果か?
ハーフタイムの間にSさんにビールをポテトチップスをご馳走になる。前回の横浜FC戦もビールをご馳走になったなぁ。
ライバル会社の営業スタッフと仲良くスポーツ観戦を楽しむシーンを会社の上役が見たら、Sさんの会社はそうでもないかも知れないが、狭量な弊社の人間がみたらどう思うか、楽しみでもある。 シーズン前、雨の日産スタジアムで横浜Fマリノスとプレシーズンマッチがあり、完敗した話も聞いた。むかしJリーグ発足前、三ツ沢競技場で日産自動車と全日空との“YOKOHAMA City Cup “ と名付けられた試合を観戦したことがあった。”木村和司、松永、柱谷兄弟、金田、水沼、そして前田治、反町、高田、モネールらがいたよ。“と話をした。 そうもう18年も前のことだった….. そしてこの試合にその反町五輪監督がオシム日本代表監督と共にこの試合を視察した事を翌日のネットニュースで知った…続く


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