Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

西端のパースから Auckland へ

2007-03-31 | Aussie & Kiwi
オーストラリアの西端の Perth からSydney 経由でオーストラリア大陸を越えてニュージーランド最大の都市 Auckland 入りしたのが3月29日の夜。トランジット時間を入れて12時間の移動の上にAuckland に到着した
時は土砂降りの雨。ホテルにチェックインしたのが午後7時前で雨脚は強くなるばかりで夕食にも行けず。
結局深夜12時過ぎになりようやく雨脚が弱くなった時、ここを先途と外に飛び出すも開いているのは Convenience Store とハンバーガーショップばかり。しかし背に腹はかえられない。仕方なく Burger King でハンバーガーのセットともう一つハンバーガーを買うがそれが NZ$12.50 もした。
結局そのハンバーグで空腹を満たし、41時間ぶりに床に就くことが出来た。こんな遠征が同じリーグ内に存在するとは、Perth Glory,New Zealand Knights のお互いの遠征はどうなのだろう?

日本がシリアを五輪予選で降した3月28日、オーストラリア五輪代表は Adelaide に難敵サウジアラビアをHindmarsh Stadiumに迎えた一戦に臨んでいた。昨年から AFC に所属したオーストラリアはその実力にかかわらずシード国ではなく、日本を含めたどの国もオーストラリアと同組にはなりたくなかっただろう。
そのオーストラリアの入った Group D は他にサウジアラビア、イランそしてヨルダンと列強が揃った。
第2節を終了してイラン0-0 (ホーム)ヨルダン1-1 (アウェー)と引き分け勝ち点2.一方のサウジアラビアは2連勝でD組の首位。上位2カ国まで最終ラウンドへの出場権が与えられるとは言えこれ以上上位とは離されたくない。ここはホームゲームを勝利で飾りたかった。
その五輪チーム Olyroo のこの試合の Squad は下記の通りだった。

Leigh Broxham (Melbourne Victory), Mark Bridge (Newcastle Jets), Nathan Burns (Adelaide United), Adam D'Apuzzo (Newcastle Jets), Bruce Djite (Adelaide United), Ben Griffin (Queensland Roar), Troy Hearfield (Newcastle Jets), Neil Kilkenny (Birmingham City, England), Vince Lia (Melbourne Victory), Adrian Leijer (Melbourne Victory), Philip Makrys (Bankstown City, NSW), Trent McClenahan (Hereford United, England), Mark Milligan (Sydney FC), Jason Naidovski (AIS), Kristian Sarkies (Melbourne Victory), Nikolai Topor-Stanley (Sydney FC), Tando Velaphi (Perth Glory), Dario Vidosic (Queensland Roar), Danny Vukovic (Central Coast Mariners), Nick Ward (Brighton & Hove Albion, England, loan from QPR, England), David Williams (Brondby, Denmark), Ruben Zadkovich (Sydney FC)

League Championship のBirmingham City のMF Neil Kilkenny が昨年 Socceroo に選ばれて以来、今度は五輪チームに召集され、League Two 、Hereford United のDF Trent McClenahan, English League One、Brighton & Hove Albion のMF Nick Ward らも招集されたがそれぞれ所属先のクラブではサウジアラビア戦の直前のリーグ戦の試合ではベンチ入りせず。そしてデンマークの名門 Brondby のFW、 David Williams も招集され海外組は4名の招集となった。また、先日のACL浦和REDS戦には五輪予選の Jordan 戦で負傷し欠場した Sydney FC の Ruben Zadkovich が回復し、Queensland Roar のFW Dario Vidosic も招集された。また Australian Institute Sports の Jason Naidovski, そして New South Wales 州 Premier League Bannkstown City の MF, Philip Makrys も初めて選ばれ,
試合当日発表されたスタメン及びベンチ入り選手は下記の通り。
Australian line-up: Danny Vukovic (gk); Ruben Zadkovich, Adrian Leijer, Mark Milligan (c), Nikolai Topor-Stanley; Leigh Broxham, Neil Kilkenny, Nick Ward (David Williams 65’); Kristian Sarkies, Bruce Djite (Nathan Burns 70’), Mark Bridge
Subs not used: Trent McClenahan, Adam D’Apuzzo, Ben Griffin, Dario Vidosic, Tando Velaphi (gk)

試合は74分 Kristian Sarkies のFKにSydney FC の長身DF Topor-Stanley が合わせて先制。そしてロスタイムに入った93分、前掛りとなった Saudi Arabia DF陣の後ろを突いて Kristian Sarkies が逆襲から追加点を決めこの五輪予選、オーストラリアの初勝利が決まった。
五輪チームの Rob Baan 監督は “我々には勝利が必要だった。我々のとった作戦は不安のないものであった。しかし、サウジアラビアは我々が対戦した中では最強のチームの一つだ。今日の試合は戦術的によく整備され選手達には勝利を得る為に忍耐を強いた。中盤ではよく組織的に動き両サイドを使った攻撃が効果的と解った。サウジアラビアは大変良いチームでカウンター攻撃に気を付けねばならなかった。しかし、我々は任務に忠実で最終結果はチームワークの証しだ。これまで控え選手に不満が残ったがこの日の交替選手候補達は良いオプションがある事を示してくれた。” とのコメントを残した。
もう一つの Group D の試合、テヘランで開催されたイラン対ヨルダンの試合は 0-0 に終わり、これで勝点5のオーストラリアが勝点6のサウジアラビアに次いで2位となった。苦しくなったのはイラン。サウジアラビア(アウェー)オーストラリア(ホーム)のどちらかに勝たねばならなくなった。
この試合、どこのスポーツバーでも看られなかったなぁ。

気になるのは Sydney FC 所属のNikolai Topor-Stanley がゴールを挙げ、この前のACL 浦和REDS 戦で活躍した Mark Milligan が主将としてチームを勝利に導いたことと Ruben Zadkivich が怪我から回復したこと。 Mark Milligan は累積帰国の為に ACL は次節の Persik Kediri 戦は出場出来ないが5月23日の浦和戦には出て来るであろう。

でも5月23日の Sydney FC 戦が楽しみだ。もっともそれまでに浦和REDS が首位戦線に残っている事が条件であるが…