Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

メルボルン展示会にて 韓国の人と友達に..

2006-09-18 | Football Asia
9月11日から14日、 Melbourne Expo Center での見本市に出展参加をしました。この“食”をテーマにした Food Show も2000年を除いて1999年からずっと出展参加しています。隔年でシドニー、メルボルンと開催地を移し、西暦で偶数年の今年はメルボルンでの開催。そしてメルボルンでの参加は3回目です。この展示会、年々入場者数そして出展社数は増えており、特にアジア諸国からの新規出展が目立ちます。今年は台湾、中国、タイの出展社が多く反対にこれまで元気だった韓国からの出展社がやや少なかったです。一方の日本は…. この分野での出展社は少なく数えるほど。それも片手で足りてしまう。 展示会の楽しみは色々な出展社の人達とのちょっとした交流。思い出すのは4年前、ワールドカップ日韓大会直後のメルボルンでの展示会。韓国ブースではワールドカップでのハイライトシーンをがんがん流して国威誇示をしていました。その時に受付の女性と韓国にワールドカップの試合を見に行った時の話をし、韓国サポが文字通り愛着しているBe The Reds のTシャツを彼女から貰いました。他にも韓国海苔の製造業社の人と仲良くなったり。 いつも思うのは彼ら、彼女達の中には日本に来たことがある人達もおり、また未だ行った事が無い人も本当に日本に関心を持っていて、近いうちに観光に行きたいと皆言っていました。若い女性の口からは“原宿、渋谷”の地名が必ず出てきました。また韓流ブームの火付け役となったペ・ヨンジュンのことも“日本流”に“ヨン様”と覚えている人も多かったです。
今年は日本でもキムチで有名な韓国農協が出展していました。 その中で日本語の堪能な若い男性がいました。彼とは展示会期間中、夕食後全く偶然に私の泊まっていたホテルの近くで出会い、コーヒーを飲みながら小1時間色々な話をしました。韓国のスポーツの事や芸能界、そして兵役。彼も日本の事を色々と。 何故日本語がそんなに堪能なのかと訊ねると、大阪の天下茶屋に約1年滞在していた事があり、そこで障害者の施設で働いていたとの事。鶴橋や生野など韓国、朝鮮の人が多い地域という事もよく知っていました。日本に来て日本人や日本がこんなに想像していたのと異なる事がわかったと言っていました。私も韓国の近代史や政治、スポーツのこと、特に子供のときにあった金大中拉致事件やパクチョンヒ大統領狙撃事件の印象を話したり、本当に有意義な時間でした。 彼には“本当に韓国相手に仕事をしてください。それだけ我々の事を知ってくれる一般の日本人はいないですよ”と言ってくれました。 しかし、竹島や靖国神社、そして従軍慰安婦、これについて話をする勇気はありませんでした。“イチロー妄言疑惑”は話をしたけど。 ニュージーランドでも韓国の人に言われました。“日本人は本当に素晴らしい。友達になれる人達。なのに政治同士が….” かれらは日韓間にある諸問題は日本の政治家によって問題にされているのであって、一般の日本人はみな韓国で教えられていることが正しいと思っているはず、という根底でそう言っているのかが心配でした。学生時代、とても親しい同級生の女学生がいました。彼女とは2人きりでも色々な話をしたりしました。しかしここで”恋人として交際しよう“という言葉を言ってしまえば、2人のいい関係が壊れてしまうと思いそれ以上の関係にはなりませんでした。まぁ相手は何とも思っていなかったかもしれないが? 靖国や竹島の問題に触れると、こうして仲良くなった韓国の人達との関係が崩れてしまう。 同じ事なのでしょう。 自分は靖国参拝の正当性、竹島は日本の固有の領土、それに従軍慰安婦の誤解を説明するだけの知識は持っているつもりですが、それを韓国の友人達には話す勇気がありません。 でも誰かがやらねば…. それはどの世代に託せば良いのでしょう。
展示会が終わって韓国農協の彼とは“またどこかで会いましょう”と記念撮影をして硬い握手を交わし、再会を誓いました。個人同士ではこんなに仲良くできるのに…..   この次は韓国語で話が出来れば良いなぁ……そしてもっと仲良くなればそんな話も出来るのかな? そうすれば相手方の主張の言い分も聞けるかも。
でもそんな激論よりも... あの韓国女性が綺麗だとかこの日本の女の子がかわいいとか、そんな話をしたいなぁ.