先週参加した オーストラリア Sydney の展示会にColombia Coffee 社が出展参加しており個人的に大変興味を引いた。担当の人がいきなり日本語で話しかけてこられて驚いたが、話を聞けば父親が日本人で母国語のスペイン語そして英語、日本語が堪能。コロンビアのボゴタからやって来て、この展示会後は日本に駐在し日本国内で同社のコーヒーの拡販にあたるそうだ。コロンビアコーヒーと言えば日本では馴染みが薄いが、欧州では Nestle と並んでインスタントコーヒーなんかがスーパーマーケットに並んでいる。また欧州の航空路線で出されるコーヒーもこのコーヒーがく、コクの有る味で日本でも入手できないかといつも思っていた。その話をすると、“何とか日本の Nestle と AGF の市場に参入したい”と語っていた。またコロンビアの事についても2~3尋ねると、3~4年前に世界的に報道されていたような麻薬シンジゲートもほぼ完全に駆逐され治安も回復している、そしてボゴタは本当に美しい観光地として蘇ったと教えてくれた。昔のイメージでコロンビアを見て欲しくないと少し悲しそうな顔をしておられた。 だがサッカーに事が触れるとさらに失望感を露に。80年代終盤から90年代にかけて南米でも強豪であった時代が懐かしいと。当時のマツラナ監督は真面目で国民からも評価が高かったらしい。
そのコロンビア、目下 ワールドカップ 南米地区予選では5位 ウルグアイ と1勝点差の6位に着けている。既に アルゼンチン ブラジル が予選突破を決め、3位 エクアドル があと1勝点、そして4位パラグアイも次節はアウェーとは言え最下位の ベネズエラ 戦なのでほぼ予選通過は間違いない状況になっており、興味はオーストラリアとの Play Off をかけて ウルグアイが勝点21、コロンビア と チリ が勝点20ずつでその座を競っている事だ。残り試合はあと2試合ずつ。次節は コロンビア は ホーム に チリ を迎える。この試合の勝者が最終節に生き残りを賭ける。一方の ウルグアイ は次節 アウェィ で エクアドル 戦。 エクアドル は引き分けでも予選突破が決まるので手堅く引き分け、最終戦、ホーム モンテビデオ での アルゼンチン戦に臨みたいところだ。なにしろ ウルグアイ の ホーム モンテビデオ では実力以上の強さを発揮し、アルゼンチン は 50年以上ここで勝利したことが無い。前回の南米予選でも モンテビデオ での最終戦で アルゼンチン戦と 1-1 と引き分け コロンビア が最終戦、アウェィ で パラグアイ を 4-0 と粉砕しながら得失点差で1上回り5位を確保。Play Off でオーストラリアを降し 12年ぶりに本大会出場を決めた。
コロンビアの台頭は 1987年 アルゼンチン で開催された COPA AMERICA で地元 アルゼンチン を破って3位になった事から始まった。その前年メキシコで ワールドカップ が開催されたが元々は コロンビア で開催する予定であったものであった。しかし 1983年財政危機から開催を返上、急遽 メキシコ に振替開催が決まり史上初めて メキシコ が ワールドカップ を2回開催した国となった。コロンビア は大会は返上したが1986年に向けて強化は続けており、GK イギータ MF バルデラマ FW に リンコン、ウスリアガと言うタレントが生まれた。 1989年 リベルタドーレス杯 では National Medellin が優勝。同年末には TOYOTA CUP で AC Milan と対戦した。( 1-0 でMilan の勝) 以降 1990年から3大会連続してワールドカップ本大会に出場。特に 1994年アメリカ大会では予選で アルゼンチン をリバープレートで 5-0 と粉砕。この試合を観戦していた マラドーナ に代表復帰を決めさせた。そしてアメリカ大会ではダークホースとして名を上げられた。しかし、初戦ではハジ、ラドチョイ のいる ルーマニア に逆襲から2失点を喰らい 1-2 と敗れると第2戦には地元アメリカにエスコバルのまさかの自殺点で先制点を与え、まさかの敗戦。第3戦のスイス戦に勝利を収めたが時既に遅く1次リーグでの敗退が決まった。帰国後 エスコバル がこの自殺点が原因で暴漢に射殺された事を知る人も多いだろう。続くフランス大会でも ルーマニア、イングランド の後塵を拝し1次リーグでの帰国を余儀なくされた。また元代表GKであったスーパースターのイギータが誘拐事件、麻薬取引に関与したとの事で刑務所送りになったり暗い話題ばかり続いている。 イギータと言えば当時はワールドクラスのGKであったがイタリア大会では西ドイツ戦で PK を止めたりして決勝トーナメント進出に貢献。しかし1回戦ではペナルティーエリアからドリブルで大きく飛び出すという御得意のパフォーマンスを披露するとそれをカメルーンの英雄 ジョジ=ミラー にかっさらわれ決勝ゴールを謙譲してしまった。最近引退した元パラグアイ代表 GK チラベルの様であるが、実はこの二人1989年のワールドカップ予選で対戦している。アスンシオンでの試合ではロスタイムに 得たパラグアイ のPKを GK チラベル が自ら決め激戦に終止符を打った。リターンマッチでは前のエクアドル戦で不用意な行為から退場になったチラベルが出場出来ずホームのコロンビアが 2-1 で勝利を収め本大会への出場権を得た。
今回の南米予選で果たしてコロンビアは何位に終わるか?日本でコロンビアコーヒーが楽しめる事を祈るが、南米予選で5位になれても個人的にはオーストラリアを応援したいが…..
そのコロンビア、目下 ワールドカップ 南米地区予選では5位 ウルグアイ と1勝点差の6位に着けている。既に アルゼンチン ブラジル が予選突破を決め、3位 エクアドル があと1勝点、そして4位パラグアイも次節はアウェーとは言え最下位の ベネズエラ 戦なのでほぼ予選通過は間違いない状況になっており、興味はオーストラリアとの Play Off をかけて ウルグアイが勝点21、コロンビア と チリ が勝点20ずつでその座を競っている事だ。残り試合はあと2試合ずつ。次節は コロンビア は ホーム に チリ を迎える。この試合の勝者が最終節に生き残りを賭ける。一方の ウルグアイ は次節 アウェィ で エクアドル 戦。 エクアドル は引き分けでも予選突破が決まるので手堅く引き分け、最終戦、ホーム モンテビデオ での アルゼンチン戦に臨みたいところだ。なにしろ ウルグアイ の ホーム モンテビデオ では実力以上の強さを発揮し、アルゼンチン は 50年以上ここで勝利したことが無い。前回の南米予選でも モンテビデオ での最終戦で アルゼンチン戦と 1-1 と引き分け コロンビア が最終戦、アウェィ で パラグアイ を 4-0 と粉砕しながら得失点差で1上回り5位を確保。Play Off でオーストラリアを降し 12年ぶりに本大会出場を決めた。
コロンビアの台頭は 1987年 アルゼンチン で開催された COPA AMERICA で地元 アルゼンチン を破って3位になった事から始まった。その前年メキシコで ワールドカップ が開催されたが元々は コロンビア で開催する予定であったものであった。しかし 1983年財政危機から開催を返上、急遽 メキシコ に振替開催が決まり史上初めて メキシコ が ワールドカップ を2回開催した国となった。コロンビア は大会は返上したが1986年に向けて強化は続けており、GK イギータ MF バルデラマ FW に リンコン、ウスリアガと言うタレントが生まれた。 1989年 リベルタドーレス杯 では National Medellin が優勝。同年末には TOYOTA CUP で AC Milan と対戦した。( 1-0 でMilan の勝) 以降 1990年から3大会連続してワールドカップ本大会に出場。特に 1994年アメリカ大会では予選で アルゼンチン をリバープレートで 5-0 と粉砕。この試合を観戦していた マラドーナ に代表復帰を決めさせた。そしてアメリカ大会ではダークホースとして名を上げられた。しかし、初戦ではハジ、ラドチョイ のいる ルーマニア に逆襲から2失点を喰らい 1-2 と敗れると第2戦には地元アメリカにエスコバルのまさかの自殺点で先制点を与え、まさかの敗戦。第3戦のスイス戦に勝利を収めたが時既に遅く1次リーグでの敗退が決まった。帰国後 エスコバル がこの自殺点が原因で暴漢に射殺された事を知る人も多いだろう。続くフランス大会でも ルーマニア、イングランド の後塵を拝し1次リーグでの帰国を余儀なくされた。また元代表GKであったスーパースターのイギータが誘拐事件、麻薬取引に関与したとの事で刑務所送りになったり暗い話題ばかり続いている。 イギータと言えば当時はワールドクラスのGKであったがイタリア大会では西ドイツ戦で PK を止めたりして決勝トーナメント進出に貢献。しかし1回戦ではペナルティーエリアからドリブルで大きく飛び出すという御得意のパフォーマンスを披露するとそれをカメルーンの英雄 ジョジ=ミラー にかっさらわれ決勝ゴールを謙譲してしまった。最近引退した元パラグアイ代表 GK チラベルの様であるが、実はこの二人1989年のワールドカップ予選で対戦している。アスンシオンでの試合ではロスタイムに 得たパラグアイ のPKを GK チラベル が自ら決め激戦に終止符を打った。リターンマッチでは前のエクアドル戦で不用意な行為から退場になったチラベルが出場出来ずホームのコロンビアが 2-1 で勝利を収め本大会への出場権を得た。
今回の南米予選で果たしてコロンビアは何位に終わるか?日本でコロンビアコーヒーが楽しめる事を祈るが、南米予選で5位になれても個人的にはオーストラリアを応援したいが…..