Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

欧州戦線集結へ 後編

2005-09-13 | FIFA World Cup
5組 1位イタリア 17 2位ノルウェー 12 3位スロヴェニア 12
  4位スコットランド 10
イタリアは最終戦ホームでのモルドバで敗れることはまず考えられないので1位は決定的だ。2位争いはイタリアと引分けたり最近勝点を加算しているスコットランドが残り全勝( ベラルーシ、スロヴェニア)出来れば可能性が大きくなるが、ノルウェーが次節ホームでのモルドバ戦に負けるとは考えられない。両国ともベラルーシとの対戦を残しており、格下との取りこぼしがターニングポイントになり得る。連続出場を狙うスロヴェニアは残り2試合がイタリア、スコットランドと対象国との直接対決なので少し厳しい。
1位イタリア、2位ノルウェーとの予想だが…..

6組 1位ポーランド24 2位イングランド 19
先週のアウェィでの北アイルランド戦でまさかの敗戦を喫したイングランド。エリクソン監督の辞任問題にまで発展しているが、まぁ今から監督は替えられないであろう。だが残り2試合( オーストリア、ポーランド )をホームで残しておりこれに連勝すれば1位通過となる。思い出すのは32年前のワールド杯予選、前年のミュンヘン五輪チャンピオン、ポーランドにアウェィで破れホームで引き分けイングランドが初めて地区予選で敗退した事を。この2カ国、私の記憶でもイタリアワールド杯、アメリカワールド杯、フランスワールド杯、 EURO 2000 と4回も予選で同じ組になっている。(もっとあるかもしれない)尚、この組はオーストリアをはじめ他の4カ国にはもう予選突破の可能性は無い。

7組 1位セルビアモンテネグロ16 2位スペイン 14 3位ボスニア 13
4位ベルギー 11  5位リトアニア 9
サンマリノ以外全ての国にまだ予選突破のチャンスが有る。 
まずスペインは最終節にアウェィではあるが、サンマリノ戦を残しており勝点17以上は硬い。そうなるとリトアニアは連勝しても勝点が15までなので2位以内には入れないので脱落。ベルギーはホームではあるが次節はスペイン戦だ。従って2試合で勝点5以上上げるのは難しい。ボスニアは次節ホームでサンマリノ戦なので総勝点16以上は期待できる。最終節、セルビアがホームでボスニアと対戦し、旧ユーゴスラビア諸国の直接対決での勝者が予選突破となるが、やはり自力に優るセルビア(もう1ヵ国はスペイン)で決まりか? HSV ハンブルグの中心選手 バルバレスを“凱旋”出場させてやりたいが。

8組 1位スウェーデン 21 2位クロアチア 20
次節はクロアチアがホームでのスウェーデン戦に臨む。スウェーデンがこの試合に引分け以上だと、最終節はホームでアイスランド戦だから1位が大きく近づく。(クロアチアは最終戦はアウェィでハンガリー戦) 昨年の欧州選手権でもベスト8だった地力に優るスウェーデンが優位か? この組も6組同様ハンガリー、アイスランド等、他国には2位以内の可能性は無い。

欧州地区予選は8組に分けられ1位は無条件で予選通過。2位でも勝点の多い上位2カ国にも出場権は与えられ、他の2位国6カ国で直接対決を行いそのなかから3カ国が本戦に出場となる。その1着+2 の +2 はどうやら現時点で勝点20以上を上げている
第6組(イングランドかポーランド)と第8組(スウェーデンかクロアチア)の2カ国となりそうだ。
(第1組から3組は7カ国で形成されており、最下位国との対戦を除いて計算される) かつて本大会出場枠が16カ国の時代は欧州枠が9から10あった。それでもアジア、北中米、アフリカに出場枠が(1カ国ずつだけだったが)保証される事に UEFA, COMEBAL は不満を隠さなかった。 1974 年大会はチリ対ソ連 1978 年大会は ハンガリー対ボリビアと欧州と南米地区で出場枠を1つ争った。この様な事と、アベランジェ前 FIFA 会長がアジア、アフリカ地区の委員からの支持を得るために本大会出場枠が24に拡大され、遂には32にまで(かつての2倍!!)広げられた。それでも予選突破当落線上にある デンマーク、ギリシア、トルコ、ルーマニアといった国々のいずれの国もウズベキスタンやバーレーン(そして日本やイラン)に劣っているとは考えがたい。 来年の大会以降、また出場枠が変るかもしれない??