先日、BSプレミアムで放送された、
『邦画を彩った女優たち 清貧と魔性の間 女優 大竹しのぶ 』
を録画で見ました。
この『邦画を彩った女優たち』で採り上げられたのは、私の記憶ではこれまで、太地喜和子、大原麗子、倍賞千恵子、そして、今回の“大竹しのぶ”だったと思います。
1960年代以降で、それなりに“大女優”として活躍された方々で、これからの女優を採り上げたのは“大竹しのぶ”が初めてです。
“大竹しのぶ”と云えば、“さんま”の奥さんで、“いまる”のお母さんで、映画では『学校シリーズ』で観た程度です。あっ、それと、清水ミチコの“モノマネ”です。
この番組で、デビュー作が『青春の門(筑豊篇)』だったこと、その役名が“織江”で、恋人の役名が“信介”と聞いて、アレッ! これって、あの“山崎ハコの『織江の唄』ってことなの?でした。
「織江の唄」が青春の門の“テーマソング”だったとは知りませんでした。調べて見たら“サブテーマ”で、映画のなかではまったく流れていないそうで、何か不思議なテーマソングなのです。
もしも、作品の中で流れたら、強烈な個性の“山崎ハコ”ですから、映画自体が山崎ハコの歌声、詞に、かなり、かなり、引っ張られ、観客は見終わってから混乱したかも知れません。
話しが逸れてしまった。
それで、「大竹しのぶ」なのでが、確かに、名女優だと思います。でも、その評価が、激しく、泣き、叫び、わめきちらす等、感情を爆発させる狂気迫る演技に対しての賞賛なのです。
狂気迫る演技として、青春の門の信介とのシーンとか、
「死んでもいい」 1992年
「一枚ハガキ」2011年 新藤兼人監督
とかの、シーンが紹介されていました。
でも、感情を爆発させ狂気迫る演技は、ホントに、ホントに、ムズカシイの?と思うのです。フツウノ役柄で、フツウノ言葉で、フツウに演じて、感動させるのが、ホントはムズカシイと思ったりするのです。
それにしても、100歳の「新藤兼人監督」ですが、
もう、大平洋戦争の話しは、とても、とても、古いのです。
いつまでも、いつまでも、あなたは“あの戦争”に拘りたいのでしょうが、あれから。もう。70年近くの歳月が流れているのです。
戦争を憎み、平和を願う気持ちは分かるのですが、「一枚ハガキ」は題材が古すぎて、苔むし、朽ち果て、かなり、かなり、一部の、高齢の、マニアックな方達にしか、理解されない、昭和40年代までの映画です。
遠い昔の全盛期の感覚で、いつまでも、いつまでも、反戦とか平和とかを描くのは、とても、とても、無理があると思います。
まことにもって、失礼ですが、まさに、これこそ“オールド左翼的な自己満足的な映画”だと思います。
照明係の方が、新藤監督が初めて撮影中に役者の演技に涙した作品と云っておりました。それだけ“大竹しのぶ”に入れ込み、演技に満足した証のように語っていたのですが、これって、単なる、老化現象にしか思えませんでした。
本日は、更新が遅れ、焼酎を飲みながら綴りましたので、かなり、かなり、内容、表現に不適切な点があったかと思いますが、酔っ払いの戯言として、聞き流して下さい。
でも、戯言に真実ありかも・・・・・・・。
最後に“おまけ”です。本箱でたまたま見つけたました。週刊文春の平成5年2月4日号巻頭グラビア。撮影篠山紀信。
それでは、また。
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戦争(痛み)を知らず、思想なく、ただ平和を謳歌した世代の
自己肯定感を保つためだけの安易な国粋主義は
「繰り返し」 の恐怖を感じます。
中国の反日思考と同じく、そこにあるのは偏見と意固地さと、無思考さしかない気がします。
彼女の歌う世界とは異なる、とても明るく、良くしゃべるオバサンでした。
昔は、歌のイメージを壊さないように、プライベートでもかなり苦労したそうです。
世間のイメージと異なると云えば、高倉健もそうだったようです。
彼も、明るく、良くしゃべり、ダジャレで周囲を笑わせていたそうです。
イメージとの落差が大きい分、ダジャレは相当受けたそうです。