一昨日の続きです。
本日も、「めし」です。
懲りもせず、飽きもせず、今日も、セリフを起こします。
三千代が“竹中の家”に出掛け、一人留守番する里子に、向かいに住む“芳太郎”の大泉滉が、
「ちょっと、出られしまへんか」
「ダメ!だ~れも居ないから・・・この花、誰にあげるの」
「あんたでない人に、あげる人がある思うてはるのですか」
※この台詞、とても早口で聞き取りずらかったです。生まれも育ちも東京の“大泉滉”に
はとても云い言い回しに苦労し、何回もNG出したような?
それと、“大泉滉”ですが、お父さんの、お父さんが、ロシア人なのだそうです。何処かの外国の血が混じっているとは思ったのですが、ロシア系のクォーターだったのです。
それにしても、こういう役にピッタリと嵌るのです。まったくもって“地”のままの感じがします。噂によると、まったくもって女ぐせが・・・・・・かったそうです。
話しを戻します。
「そう。それはどうもありがとう」
「里子さん、あんた、僕のこと、どない思うてはるの」
「あら、ずいぶん大きなトゲがあるのね、このバラ」
「僕を、なぶってはるのですか」
「なぶる?ウフフゥ、ウフフゥ~ウ」
「笑わんといてなァ」
失業中で金もないのに、大阪見物に連れて行ったり、今日はこうして花束を持って会いに来ているのに、芳太郎の事などまったく眼中にない里子。
無邪気、無警戒、無頓着、外見はそれなりに大人の女性ですが、内面は、まだ、まだ、とても子供なのです。胸のイニシャルは無邪気さの表現?。
無邪気で未だ子供の里子、見た目はそれなりに大人の女性として見える里子。この“ずれ”がいろいろと周囲に誤解を招くのです。
小さな頃から里子を知っている“初之輔”は子供として接し、しかし、それなりの大人として見ている三千代。このズレが三千代に嫉妬と疑念を抱かせるのです。
それで、そんな最中の玄関先に三千代が帰って来ます。
それでも、執拗に食い下がる“芳太郎”
「里子さんに、一度、僕の気持ちを聞いてもらいたいんや、里子さんから見やはったら、僕 はつまらん男かも知れまへん、教育も無いし、金もあらへん、そやかて、そんな人間が里子さんを好きになっていかんてこともあらしまへんやろ」
そして、奥から里子を呼ぶ三千代、「じゃ、またね」と云って芳太郎を帰す。
「里子ちゃん、いったい、あなた大阪に何しに来たの、芳太郎さんと、どんなお付き合いしてるの」
「別にどういうお付き合いって・・・、あの人、とっても変なのよ、この前のときも、勝手に 何でも向こうで奢ってくれたりしてさ」
「勝ってに奢ってくれるなんて、あなた黙って奢られてるの、職の無い若い男が、女の人に奢る余裕がある何て、変だと思わない」
「いい加減、大阪も見物したでしよ、東京へ帰ったらどう」
「帰ればいいんでしょ」
「追い返すんじゃ無いのよ」
そして、いよいよ、明日は東京行きを決行します。
本日は、ここまで。
それでは、また。
本日も、「めし」です。
懲りもせず、飽きもせず、今日も、セリフを起こします。
三千代が“竹中の家”に出掛け、一人留守番する里子に、向かいに住む“芳太郎”の大泉滉が、
「ちょっと、出られしまへんか」
「ダメ!だ~れも居ないから・・・この花、誰にあげるの」
「あんたでない人に、あげる人がある思うてはるのですか」
※この台詞、とても早口で聞き取りずらかったです。生まれも育ちも東京の“大泉滉”に
はとても云い言い回しに苦労し、何回もNG出したような?
それと、“大泉滉”ですが、お父さんの、お父さんが、ロシア人なのだそうです。何処かの外国の血が混じっているとは思ったのですが、ロシア系のクォーターだったのです。
それにしても、こういう役にピッタリと嵌るのです。まったくもって“地”のままの感じがします。噂によると、まったくもって女ぐせが・・・・・・かったそうです。
話しを戻します。
「そう。それはどうもありがとう」
「里子さん、あんた、僕のこと、どない思うてはるの」
「あら、ずいぶん大きなトゲがあるのね、このバラ」
「僕を、なぶってはるのですか」
「なぶる?ウフフゥ、ウフフゥ~ウ」
「笑わんといてなァ」
失業中で金もないのに、大阪見物に連れて行ったり、今日はこうして花束を持って会いに来ているのに、芳太郎の事などまったく眼中にない里子。
無邪気、無警戒、無頓着、外見はそれなりに大人の女性ですが、内面は、まだ、まだ、とても子供なのです。胸のイニシャルは無邪気さの表現?。
無邪気で未だ子供の里子、見た目はそれなりに大人の女性として見える里子。この“ずれ”がいろいろと周囲に誤解を招くのです。
小さな頃から里子を知っている“初之輔”は子供として接し、しかし、それなりの大人として見ている三千代。このズレが三千代に嫉妬と疑念を抱かせるのです。
それで、そんな最中の玄関先に三千代が帰って来ます。
それでも、執拗に食い下がる“芳太郎”
「里子さんに、一度、僕の気持ちを聞いてもらいたいんや、里子さんから見やはったら、僕 はつまらん男かも知れまへん、教育も無いし、金もあらへん、そやかて、そんな人間が里子さんを好きになっていかんてこともあらしまへんやろ」
そして、奥から里子を呼ぶ三千代、「じゃ、またね」と云って芳太郎を帰す。
「里子ちゃん、いったい、あなた大阪に何しに来たの、芳太郎さんと、どんなお付き合いしてるの」
「別にどういうお付き合いって・・・、あの人、とっても変なのよ、この前のときも、勝手に 何でも向こうで奢ってくれたりしてさ」
「勝ってに奢ってくれるなんて、あなた黙って奢られてるの、職の無い若い男が、女の人に奢る余裕がある何て、変だと思わない」
「いい加減、大阪も見物したでしよ、東京へ帰ったらどう」
「帰ればいいんでしょ」
「追い返すんじゃ無いのよ」
そして、いよいよ、明日は東京行きを決行します。
本日は、ここまで。
それでは、また。