前回の続きです。
まだ、ぶらぶら参道を歩いています。
二番目の鳥居の先では菊花展が催されています。それにしても、海外からの旅行者が眼につきます。日本人の参拝者は、とても、とても、少数派なのです。
平日に、ノンビリと、明治神宮にお参りするような余裕は、もう、平成の日本国民には、かなり、かなりの贅沢? 祀られている明治天皇はどんな想い出で見つめているのでしょう。
そういえば、何かで目にし、耳にしたのですが、都心の繁華街とか、主要な観光地での催し物とか、季節のお祭りとかで、海外の観光客が多く眼につき、日本人、特に若者の姿は見かけなくなってきたそうです。
多くの若者に時間の余裕も、金銭の余裕も無くなってきているのです。99%と1%の問題です。
40代以下の年齢層は、物心ついてから、ずっと、ずっと、経済の停滞局面しか知らずに生きてきたのです。給料は上がらず、労働時間は長く、休みも取れず、雇用は不安定。
でも、そんなそんな時代でも、現状維持しか望まない若者、どうしてそうなるの?と、もうすぐ68歳のオジサンは考え込むのです。
ホント!自民党政権が!経営者に!賃上げ!を要求する異常な時代なのです。これ以上、雇用条件の低下は、若者の働く意欲の低下を招き、労働力の再生産も不可能にし、社会が崩壊する危険な領域に、差し掛かっている?もう既に入っている?
自民党政権は、それなりに日本国の行く末に思いを馳せ、経営者は企業の行く末のみに思いを馳せ、日本国よりも海外に目を向けているのです。企業には国家の枠組みが邪魔になってきているのです。
政治家は国民に選ばれ、経営者は株主に選ばれるのです。
話しが、とても大きく、とても暗い方に向かってしまいました。参道は深い森の中で陽ざしは遮られ暗いのです。
兎に角、奉祝!明治神宮秋の大祭で菊花展です。
10月25日から11月23日迄の期間で催されています。この日は10月の27日で金曜日で開催されて2日目。
こちらの菊はまだまだです。
コチラの大輪は見事に咲き誇っています。
それにしても、菊花展ですが、何処で見ても、どう見ても、素人目にはみんな同じように見えて、あまり感動しなくなりました。
それにしても、こういう処に展示されている菊の花は、どこで、どう云うかたちで売っているの?タネで?苗で?これまで、一度も、ホームセンターの花売り場で見かけたことがありません。
参道の両側は深く高く生い茂っているのです。フツウに歩く目線では空は視界には入りません。
この突き当たりを右に折れると、やっと、正面に本殿です。
暗い、暗い、参道の先に、鳥居と本殿が輝いています。私のコンデジでは巧く撮れないのです。カメラの所為ではなく、腕の所為?
本殿に到着。思っていたよりも、ちょっと小ぶりです。
これからお参りです。
それでは、また。