鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその4622~生物の起源

2024-02-17 12:22:33 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、生物の起源です。

先日、Googleニュースでとても興味深かい記事を見かけました。
そこにはウイルスより小さな生物?に関する最新の知見が書かれていました。
それも2種類も。
最も小さいウイルスのゲノムの1/10以下の大きさしかないものはウイロイドといいます。
そしてウイルスとウイロイドの中間的な存在をオベリスクといいます。
どちらも初耳。
これまでウイルスが最小の生物?だと思っていたのでとても驚きました。

ちなみに以上の記述中、"生物"に"?"を付けたのは、ウイルスが独自に増殖できないことと代謝がないことから生物と非生物の中間的存在と位置付けられていることから、ウイルスよりも小さいものにも?を付けなくてはならないと思ったのです。
でも毎度"生物?"と書くのはいかにも怪しいのでぴったりな名称が無いものかと思って調べたところ、丁度良い名称がありました。
"生物的存在"と呼ぶのだそうです。
生物っぽいけれど違う存在ということでしょう。
なかなか良いネーミングで気に入りました。

ウイロイドとオベリスクについては現在研究が進められており、生物の起源や進化に新しい知見をもたらす可能性があります。
今後どんな研究成果が報告されるかとても楽しみです。

以下、自分のために現時点で得た情報を書き残します。

(ウイロイド)
・1971年に植物に感染する病原体として発見された
・RNAのみで構成されていて、タンパク質の殻やタンパク質などを作る遺伝情報を持たない
・RNA生物の生きている化石と呼ばれる
・ウイルスもどきという意味でウイロイドと名付けられた
・生命の基本単位である細胞が誕生した際の自己複製遺伝子の遠い名残かもしれない

(オベリスク)
・オベリスクのゲノムはオブリンというタンパク質を作る情報を持っている
・オブリンは既知のタンパク質と進化上の類似性がなく、その機能は不明
・オベリスクのゲノムは既知のウイルスやウイロイドとは全く異なる配列や構造をしている
・1000個ほどの塩基からなる3万種の環状RNAが発見され、ヒトの腸内微生物の7%、口内微生物の50%でオベリスクの痕跡が見つかっている


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お気に入りその4621~パソコ... | トップ | お気に入りその4623~Wi-Fiル... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

鬼平・竹鶴以外のお気に入り」カテゴリの最新記事