今回のお気に入りは、原田マハです。
原田マハの未読在庫から、今回は「一分間だけ」を読みました。
AMAZONの内容紹介を引用します。
=====
ファッション雑誌編集者の藍は、ある日ゴールデンリトリーバーのリラを飼うことになった。
恋人と一緒に育てはじめたものの、仕事が生き甲斐の藍は、日々の忙しさに翻弄され、何を愛し何に愛されているかを次第に見失っていく……。
恋人が去り、残されたリラとの生活に苦痛を感じ始めた頃、リラが癌に侵されてしまう。
愛犬との闘病生活のなかで「本当に大切なもの」に気づきはじめる藍。
働く女性と愛犬のリアル・ラブストーリー。
=====
読んでいる途中で、つい口からこぼれた言葉があります。
「このバカ女!」
主人公の身勝手さは目に余ります。
振り回され、辛い思いをするリラが可哀そうでなりませんでした。
本を地面に叩きつけたくなる衝動に駆られたのは初めてでした。
彼が去り、リラとの辛い別れ、独りぼっちになった彼女は人間として成長しました。
それが本書の唯一の救い。
犬を飼っていた者には辛い作品でした。
犬の寿命は人間のよりもずっと短いため、飼ったことのある人の多くは別れを経験しているでしょう。
我が家もです。
息子や娘が面倒をみていた飼い犬が、末期がんで1か月間の寝たきりの後、亡くなりました。
飼い犬は、共働き夫婦、部活に塾にと忙しい子どもたち、その全員が偶然揃った日を見計らって、みんなに見守られつつ、さよならを告げて旅立ってくれました。
あれからちょうど10年。
今でも妻は別れがつらいので犬を飼いたくないといいます。
原田マハの未読在庫から、今回は「一分間だけ」を読みました。
AMAZONの内容紹介を引用します。
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ファッション雑誌編集者の藍は、ある日ゴールデンリトリーバーのリラを飼うことになった。
恋人と一緒に育てはじめたものの、仕事が生き甲斐の藍は、日々の忙しさに翻弄され、何を愛し何に愛されているかを次第に見失っていく……。
恋人が去り、残されたリラとの生活に苦痛を感じ始めた頃、リラが癌に侵されてしまう。
愛犬との闘病生活のなかで「本当に大切なもの」に気づきはじめる藍。
働く女性と愛犬のリアル・ラブストーリー。
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読んでいる途中で、つい口からこぼれた言葉があります。
「このバカ女!」
主人公の身勝手さは目に余ります。
振り回され、辛い思いをするリラが可哀そうでなりませんでした。
本を地面に叩きつけたくなる衝動に駆られたのは初めてでした。
彼が去り、リラとの辛い別れ、独りぼっちになった彼女は人間として成長しました。
それが本書の唯一の救い。
犬を飼っていた者には辛い作品でした。
犬の寿命は人間のよりもずっと短いため、飼ったことのある人の多くは別れを経験しているでしょう。
我が家もです。
息子や娘が面倒をみていた飼い犬が、末期がんで1か月間の寝たきりの後、亡くなりました。
飼い犬は、共働き夫婦、部活に塾にと忙しい子どもたち、その全員が偶然揃った日を見計らって、みんなに見守られつつ、さよならを告げて旅立ってくれました。
あれからちょうど10年。
今でも妻は別れがつらいので犬を飼いたくないといいます。