このレコードは若い頃(81年冬)に白馬乗鞍のスキー場で所持金が切れるまで15連泊した時に、ゲレンデ脇のレストハウスで初めて聴いた。当時ゲレンデではユーミンの音楽が定番のように流れていたような時代に、こんな異質の音楽をかけている店もある意味がんばっていたと言えるが。。。もともと英語以外のヴォーカルのロックを聴くとハッとすることが多いのだが、彼女の歌声は異次元からやってきたかのようだった。このアフリカン・レゲエという曲には、オカルト映画のような低い呻き声からヨーデルのような伸びやかで自由な節回しまで、彼女の超アヴァンギャルドな不思議ワールドの全てが凝縮されているように思う。小生はそんな彼女の音楽にパンクと簡単に片付けられない奥深い芸術性を感じてしまう。
当時のPVを観ると、後に公開されることになるハリソン・フォード主演のSF映画の名作『ブレード・ランナー』でダリル・ハンナ演ずるレプリカントを先取りしたかのような先見性も感じさせる。(ジャケットでもそんな雰囲気が伝わってくるでしょ?)また同じく後になって発表されるWhite Reggaeの雄Policeの『Wrap around your finger』のPVにも雰囲気が近いことがわかる。 ちょっと褒め過ぎ?
I wanna go to Africa to the black jah rastaman
To the black culture (Heaven I, I and I, what you mean?)
I will do things like my black friends do it
Do delaomgi...holaotrihi....cucou
Greetings from Germany
(引用)ラスタマンとは?
ジャマイカでよく見かける、赤・黄・緑のシンボルカラー。 これらはそれぞれ、血・太陽・自然をあらわすエチオピアの国旗に由来しています。 これは「ラスタファリズム」と言う、エチオピアの皇帝ハイレ・セラシエを黒人の救世主と民族主義思想に基づく もので、なかでも頑なにラスタファリズムを信奉する人を「ラスタマン」と呼びます。
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