【2007年12月04日 朝日新聞 自動チューニング機能「世界初搭載」米ギブソン発売へ】
ギター製造大手の米ギブソン・ギター社は7日、自動チューニング機能を世界で初搭載した新エレキギター「ギブソン・ロボットギター」を日本を含む世界各国で発売する。同社は、演奏者は調弦の煩わしさから解放され、「ただプレーするだけでOK」と売り込んでいる。新ギターには半導体やモーターが内蔵されており、ペグ(糸巻き)を機械制御してわずか2秒間で音程を合わせる仕組みだ。通常の調弦だけでなく、設定しておけば、曲ごとに異なる調弦に変更することができる。同社は、調弦が苦手な初心者だけでなく、プロの演奏家にも自動調弦ギターが浸透すると期待している。 ロボットギターはギブソンの代表ブランド「レス・ポール」の新商品で、7日発売の限定版は価格2499ドル(約28万円)。標準版は年明け後に発売される。
Gibsonの公式サイトによると当初は限定したショップで10本程度の入荷となる見込みだそうだ。さて全ての弦楽器にとってチューニングとはやっかいな問題だ。特にエレキギターでは演奏中のチョーキング等によるチューニングのずれは不可避と思われる。もしチューニングが二秒で完了するとすれば、曲の演奏途中ですらチューニングすることも可能となる。チューニング時間短縮のために予備のギターに交換する必要もなくなるわけだ。また演奏中にペグを動かすような特殊な奏法を持つギタリストにとっても、これはうれしい機能に違いない。
もし課題があるとすればモーターや制御回路を搭載することによる重量増と推察されるが、その点については明確になっていないようだ。
さて今回の話題とは全く関係ないがGivsonというきわどい名前のインドのギターメーカーが存在することをご存知だろうか。ロゴも結構きわどい。いやはや。