粋なオヤジになりたくて

♪一日おきにリリースしています。アップされるのは約5ヶ月遅れです。♪

UK - In the dead of night 1978 

2006-08-22 | 音楽で振返る70年代


『ズン・ズズン・ズズン・ズズンズン』と重々しい変拍子のシンセ音で始まる 一曲目の『in the dead of night』。『憂国の四士』という迷サブタイトルのついたこのアルバムは時勢に遅れてKing CrimsonにやってきたBill Bruford, John Wetton のリズムセクションに玄人好みの放浪の天才ギタリスト Alan Holdsworth と Eddie Jobson が一同に会したいわゆるスーパー・グループ。長続きはしなかったが魅力的な演奏を残している。当時ノースカロライナにいた私は運転しながらFMのプログレ・チャネルでよくこの曲を聴いた。サタデーナイト・フィーバー全盛の米国を憂いてたのだろうか。あるいは英国のパンクの台頭を憂いていたのか。

Are you one of mine who can sleep with one eye open wide?
Agonizing psychotic solitary hours to decide
Reaching for the light at the slightest noise from the floor
Palms of hands perspire,
Heart goes leaping at a knock from the door.
In the Dead of Night x 2
Rich and powerful ascend complicated bends to be free
To indulge in what they will and jaded thrill or fantasy
Shuttered windows that belie all stifled cries from within
And prying eyes are blind to proceedings of the kind that begin
In the Dead of Night x 4

ドラマチックな演奏とは裏腹になんとも底なしの孤独の極致のような詩ですね。

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安曇野ちひろ美術館

2006-08-22 | 洋画・絵画
 安曇野には多くの美術館があります。これはここで疎開時代を過ごしたり、北アルプスを中心とした美しい自然に魅せられた画家が多かったことに加え、地代が安いことも背景にあると考えられます。

 安曇野ちひろ美術館は広大な庭園のなかに97年に新しく建てられた素晴らしい美術館です。建物裏手には色とりどりのお花畑が作られており、バックには北アルプスが広がって絶好の写真スポットです。館内は半分弱がちひろの作品の展示スペースになっています。絵本の挿絵画家というイメージしかありませんでしたが、展示を見ていると、やはりしっかりとしたデッザン力や色の濃淡にみられる独自の水彩のテクニックがあると感じます。
 
 最近の出版ですが、彼女のテクニックについて分析した本『ちひろの絵のひみつ』が積み上げて並んでいました。簡単そうで奥が深いちひろの世界に興味がある方には読み応えがありそうです。
(講談社)
いわさきちひろの絵画技法に迫った初の本!
子どもたちのしぐさ、表情、紫の色づかい、水彩のにじみなどちひろの絵の魅力には理由があります。本書では制作プロセスや際だったデッサン力から名作を解明。

 

(追記)
8月26日のNHK迷宮美術館はご覧になりましたか?ちひろの孫娘が実際にちひろの画法を再現してくれました。アトリエも解説があって大変興味深かったです。
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