モンパルナスの灯

 
 東京開催のものが有名だが、なぜか同時期に名古屋でもやってる、も一つ別の「モディリアーニ展」。相棒がイベント映画を観たいと言うので、平日の上映日を選んで出かけることに。
 頭がガンガン痛いので頭痛薬飲んで、雨のなかペチャペチャと美術館へ。でも、帰ってきたときには元気になっていた。
 ところで平日って、爺さん婆さんが多い。で、後ろの席の爺いと婆あ、映画の最中にボソボソ喋るわ、モソモソ動くわ。デリカシーのない奴って、げんなり。

 観たのは、「モンパルナスの灯(Montparnasse 19)」という古いモノクロ映画(監督:ジャック・ベッケル、出演:ジェラール・フィリップ、アヌーク・エーメ、リリー・パルマー、ジェラール・セティ、リノ・ヴァンチュラ、他)。

 物語は、アメデオ・モディリアーニ最期の数年間を扱っている。彼はなお絵が認められず、すでに肺結核に冒されて、酒浸り、薬浸りの極貧生活。隣人の画商ズボロフスキなど、数少ない友人たちに支えられながら、孤独に、半ば絶望的に絵を描き続けていた彼は、あるとき、若く美しい画学生ジャンヌと出会い、恋に落ちる。が、彼女の官吏である厳格な父によって、二人は引き裂かれる。
 ズボロフスキに南仏に転地静養させられた彼は、そこで、家を飛び出してきたジャンヌと再会、束の間の幸福を得る。が、パリでの個展は、裸婦画が猥褻だという理由から警察沙汰となり、失敗。
 失意のなか、モディは街頭で倒れ、そのまま息を引き取る。

 To be continued...

 画像は、モディリアーニ「座る裸婦」。
  アメデオ・モディリアーニ(Amedeo Modigliani, 1884-1920, Italian)

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