チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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訪問看護を断る!

2020年01月13日 | 介護
「まったぐ、こだごど(こんな風に)して、いづまで生きでんだべ」
最近の母の口癖。そして、こう続く。
「毎日、お父さん(の遺影)に『早ぐ迎えに来て~!』って言って拝んでんのに、お父さんは知らんぷりして何にも言わねぇんだ。」

前回の往診の時、医師から
「体調が安定しているので来月から月1回の訪問にして、あとは訪問看護で対応しましょう。」
と言われたので、私はてっきり、訪問看護とは訪問診療に含まれるサービスと思ってしまいました。
ところが、ケアマネージャーさんから電話があり、訪問看護の契約に伺いたいので日程を・・・とのこと。
そうかぁ!? 訪問診療と訪問看護は別物なんだ!
そうだよね。この時代、そんなに甘くないよねえ。
それでも、母の体調管理のために必要なことと思い、一旦は日程を決めました。
でも・・・、なんか違う。
母は、人と会うことを極端に嫌がっています。
それは、気を遣って疲れてしまうからです。
月1回の往診と訪問看護。これじゃあ月2回で変わらないじゃないか。
さらに毎回同じ人が来るとは限らない。またまた、気を遣う。
それに、母は人様の世話になってまで、これ以上生き続けたくないと思っています。その気持ちの表われが冒頭の言葉になっているのです。
う~ん、これは私たちが求めるサービスじゃない。
そして、私は契約の時、ケアマネージャーさんが言ってくれた言葉を思い出していました。
「私たちは色々なサービスを提案しますが、最終的に決めるのはご本人とご家族です。」
そうだよ。決めるのは私たち。嫌なサービスを無理に受け入れる必要はないんだ!
それで、せっかく日程を調整してくれたケアマネさんや看護師さんには申し訳ないけれど、思い切って「訪問看護は必要ありません」と連絡を入れました。
ケアマネージャーさんは快く(内心はそうじゃなかったかもしれないけれど)、取り消しの対応をしてくださいました。
ご迷惑をかけてごめんなさい。
90年も生きてきたんだもの、もう我慢する必要ないよね。

これまでも薄々と感じてはいましたが、介護サービスと言ってもやっぱり商売。
提案されるままに何でもかんでも受け入れていてはいけないことに気づきました。
断る勇気を持とう!