(原題:Fifteen Minutes )2001年作品。メディアを利用する凶悪犯、そしてそれに見事に乗っかろうとするマスコミ、双方に翻弄される捜査当局という立場の違いが交錯するサスペンス編。監督は「トゥー・デイズ」(98年)などのジョン・ハーツフェルド。
マスコミの欺瞞性とアメリカ社会の狂った風潮を描こうとしたのはいい。特に、殉職した刑事の最期を映像に納めた犯人側とマスコミが接触し、あろうことかテレビ画面で流してしまうという異常事態を扱っているのは出色だ。犯人が法の盲点を突いて無罪になろうとするあたりの展開も悪くない。
ただし演出がこなれておらず、展開が行き当たりばったり。何やらバタバタと終わってしまった感がある。ロバート・デ・ニーロやエドワード・バーンズらキャストの動かし方はあまりこなれていない。ヒロイン役のヴェラ・ファミーガもあまり印象に残らず。
しかし妙なパワー感はあり、とりあえずは退屈しない。それにしても、犯人側を“ロシア人だから即悪者”みたいな描き方をしているのには気になる(苦笑)。
マスコミの欺瞞性とアメリカ社会の狂った風潮を描こうとしたのはいい。特に、殉職した刑事の最期を映像に納めた犯人側とマスコミが接触し、あろうことかテレビ画面で流してしまうという異常事態を扱っているのは出色だ。犯人が法の盲点を突いて無罪になろうとするあたりの展開も悪くない。
ただし演出がこなれておらず、展開が行き当たりばったり。何やらバタバタと終わってしまった感がある。ロバート・デ・ニーロやエドワード・バーンズらキャストの動かし方はあまりこなれていない。ヒロイン役のヴェラ・ファミーガもあまり印象に残らず。
しかし妙なパワー感はあり、とりあえずは退屈しない。それにしても、犯人側を“ロシア人だから即悪者”みたいな描き方をしているのには気になる(苦笑)。



