〔 クハ68414他 : 回251M 飯田線 辰野 〕
旧国末期1983年頃の飯田線の辰野方、いわゆる北部飯田線における戦前型車輌の運用は、大雑把に言えば、全線を走破する豊橋までの長距離運用と駒ヶ根や伊那福岡などを含む天竜峡までの区間運用に大別されます。
これらの運用は、辰野駅での折り返しなどによって組合わされ、途中駅での連結・解放、伊那松島機関区への入出庫が絡んで構成されていました。
豊橋方で見られる6連は、北部で見ることは無く、わずかにクモニ1両を連結した5連があっただけのようです。
なお、中央本線(東線)へ乗り入れる運用では、朝に6連を見ることができました。うまくすれば、朝の光の中をゆく6連の旧国を諏訪湖と一緒に撮ることができたのかもしれません。
さて、写真の回送4連は、前2両がこの日の朝に乗車した238Mの後部(辰野方)に連結されていた編成で、伊那松島で切り落とされていました。後ろ2両は、やはり朝に撮影した236Mの豊橋方2両です。
車輌の形式と番号は前から、クハ68414・クモハ43015+クモハ61003・クハユニ56002 の4両編成です。
編成の中央にパンタグラフが寄っているのも面白いところです。