(霧は晴れて気温も上がる)
2012年10月27日の撮影である。
霧に見舞われてスッキリしない気分のまま谷川駅まで戻り、さて次は何処で撮影しようか、と思案した。
ダイヤグラムを見ながら、乗車列車と撮影列車をあれこれと検討した。
遅くても午後2時過ぎには吹田まで辿りつかなくてはいけない。
篠山口以北は列車本数が少ないので、うまく計画を練らないと、目的が達成できないのだ。
当初は、列車で福知山方面に戻って撮影することも考えていたが、霧が晴れてくると綺麗な青空が広がったので、少し歩きたい気分になった。
谷川駅から下滝方面にも、雑誌などで紹介されている撮影ポイントが幾つかあるので、ロケハンがてら下滝方面に歩を進めることにした。
線路に沿った道路は歩道があるわけではなく、車の通行には注意を払った。
少し歩けば、日本の里山の風景が広がっていた。
(ゆっくり歩けば、いろいろな風景を見つけることができる)
(秋を感じる福知山線の沿線)
コスモスと列車を絡めて撮影できそうな場所もあったが、時間が合わない。
残念だが諦めて先に進んだ。
(光線具合は良くないが、雰囲気の良い踏切)
途中の踏切では、撮影ができるかどうかを確認しながら歩いた。
この辺りは太陽がある側に架線柱が建っていて、少し鬱陶しいかもしれない。
踏切の警報機が鳴り始め、列車の接近を知らせた。
曲線の外側に立って撮影を試みた。
(曲線のアウト側から撮影)
家並みや後ろの高圧鉄塔と電線などの処理に工夫が必要だろう。
この上り列車は、次の下滝駅で下り列車と交換するので、数分で下り列車がやってくるはずだ。
さらに歩いてみた。
(正面は陰になるので後追いで撮影)
〔 223系6000番台 : 2531M 福知山線 下滝-谷川 〕
この場所のコスモスは盛りを過ぎていた。
10月下旬にしては気温が高く、少し汗ばむ陽気だった。
踏切の傍で上下の特急列車を撮影することにした。
(行き交う特急列車)
再び線路沿いの道に出て、下滝方面に進んだ。
(一部には歩道もあるが、殆どは車がすれ違うにも狭い道だ)
下滝駅までもう少しと言うところで、上り列車がやって来た。
(下滝駅に停車中の普通列車)
〔 223系5500番台 : 2526M 福知山線 下滝 〕
駅を通り過ぎて撮影ができそうな場所を探した。
ここにも懐かしい日本の風景が広がっていた。
特急列車を撮影し終えると、下滝駅に戻り上り列車を待った。
(つづく)
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