旅の実質的な最終日、札幌の街は快晴の青空の下にあった。
一日、市内観光の予定である。
(地下鉄とバスを乗り継いで)
札幌市営地下鉄東豊線と路線バスを乗り継ぎ、向かった先は羊ヶ丘展望台だ。
(クラーク博士の銅像「丘の上のクラーク」)
午前9時前の観光地は、まだ観光客は少ないだろうと思いのんびり過ごすつもりでいたのだが、テレビドラマの撮影が行われていて自由に見学ができなかった。
撮影が一段落したところで札幌市街を一望できる展望台に入ることができた。
そこには、「Boys,be ambitious」日本語訳「少年よ大志を抱け」の言葉であまりにも有名なクラーク博士の銅像が鎮座していた。肩の位置に上げた腕から伸びる指先が指し示す方向には、希望の未来が待っている、そんな印象を持った。
クラーク博士の名は知っていても、何をした人物であるかは広く知られるところには無いようだ。
(藻岩山を望む)
この日の前日、北海道地方は平年に比べて一ヶ月ほど早い初雪に見舞われた。
道東では積雪があって交通の混乱もあったようだ。
札幌市内の山間部にも積雪があり、展望台付近から西の藻岩山方面を見ると、その後方には手稲山に白い雪が載っているのが分かる。
(展望台から市街を見る)
展望台から見る札幌の街である。
プロ野球の球団、北海道日本ハムファイターズの本拠地、札幌ドームが銀色に近代的な姿を見せていた。
(羊の群れ)
しばらく街を眺めていると、右手奥からわらわらと羊の群れが現れた。
目の前を通り過ぎてゆき、可愛らしい後ろ姿を見せていた。
草を食む姿もまた人を和ませる。
売店で土産物などを見ていると、次々と大型観光バスが展望台の駐車場に入ってきた。
どうやら修学旅行の学生たちのようだ。
場が荒れないうちに展望台を離れることにした。
ちょうど地下鉄の駅に向かうバスの時間だったので、バス停で待った。
(地下鉄駅に向かうバスに乗る)
バスから地下鉄に乗り継ぎ、札幌駅に戻った。
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