塗装工程の中で一番憂鬱なのがマスキング作業である。
しかも、一番重要な作業でもあるのだ。
車体が一色塗りではなく複数の色を使う場合は、色の境界の乱れが出来上がりの出来不出来に大きく影響するものだ。
模型製作を続けるため、ようやくマスキング作業に取り掛かった。
始めてみればNゲージ車輌の4両分など、それほど時間の掛かるものではない。
夕べからはじめ、昨日のうちに3両分、今日の午前中に残り1両分、時間にして合計で2時間足らずだ。
マスキング自体は特別披露するような技術も無く、きわめてオーソドックスな手法である。
注意することは、マスキングテープの切断面が綺麗になるよう、ガラス板の上で丁寧にカッターの刃を当てることくらいだろう。
マスキングテープは、何十年も使用しているタミヤのもの。
糊の付き具合なども安定していて使いやすい。
凹凸のある箇所にもうまく馴染んでくれる。
73系を始めとする旧型国電は、シル・ヘッダーに合わせてマスキングできるので、比較的楽である。
プラスチック車体のドアの部分は凹みが大きいので、先にドア部分をマスキングし、その上から客室窓部分にマスキングテープを貼るようにして進めている。
(クハ79389)
(クハ78389側面)
クハ79は前面にシル・ヘッダーがないので、側面を先にマスキングして、そのラインに合わせて前面をマスキングしている。
運転台の無いモハとサハは妻面にかかる部分がなかなか綺麗に出来ないものだ。
この辺りは、青色塗装後に筆塗りで修正すればよいと割り切っている。
(モハ72148)
(サハ78111)
さて、今回のマスキングで一番手間がかかるのが全金試作車のクモハ73902である。
前面に屋根上からのパイピングを施してあり、この部分がマスキングテープが貼りづらいのと、シル・ヘッダーがないのでラインを合わせにくいのだ。
前面の表情を大切にしたいので、そこからマスキングを始める。
側面は前面に合わせてマスキングしていくのだが、キットの説明では他の車輌に合わせてラインがずれないように、と指示されている。
この辺りは自分の感覚で「えい、やっ!」とばかりに気合で進めてしまうのだ。
かなりいい加減であるが、結果は意外とうまくゆくものである。
(クモハ73902前面)
(クモハ73902)
(クモハ73902側面)
今日は天気は良いが風が強いので、塗装は明日にすることにした。
(つづく)
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しかも、一番重要な作業でもあるのだ。
車体が一色塗りではなく複数の色を使う場合は、色の境界の乱れが出来上がりの出来不出来に大きく影響するものだ。
模型製作を続けるため、ようやくマスキング作業に取り掛かった。
始めてみればNゲージ車輌の4両分など、それほど時間の掛かるものではない。
夕べからはじめ、昨日のうちに3両分、今日の午前中に残り1両分、時間にして合計で2時間足らずだ。
マスキング自体は特別披露するような技術も無く、きわめてオーソドックスな手法である。
注意することは、マスキングテープの切断面が綺麗になるよう、ガラス板の上で丁寧にカッターの刃を当てることくらいだろう。
マスキングテープは、何十年も使用しているタミヤのもの。
糊の付き具合なども安定していて使いやすい。
凹凸のある箇所にもうまく馴染んでくれる。
73系を始めとする旧型国電は、シル・ヘッダーに合わせてマスキングできるので、比較的楽である。
プラスチック車体のドアの部分は凹みが大きいので、先にドア部分をマスキングし、その上から客室窓部分にマスキングテープを貼るようにして進めている。
(クハ79389)
(クハ78389側面)
クハ79は前面にシル・ヘッダーがないので、側面を先にマスキングして、そのラインに合わせて前面をマスキングしている。
運転台の無いモハとサハは妻面にかかる部分がなかなか綺麗に出来ないものだ。
この辺りは、青色塗装後に筆塗りで修正すればよいと割り切っている。
(モハ72148)
(サハ78111)
さて、今回のマスキングで一番手間がかかるのが全金試作車のクモハ73902である。
前面に屋根上からのパイピングを施してあり、この部分がマスキングテープが貼りづらいのと、シル・ヘッダーがないのでラインを合わせにくいのだ。
前面の表情を大切にしたいので、そこからマスキングを始める。
側面は前面に合わせてマスキングしていくのだが、キットの説明では他の車輌に合わせてラインがずれないように、と指示されている。
この辺りは自分の感覚で「えい、やっ!」とばかりに気合で進めてしまうのだ。
かなりいい加減であるが、結果は意外とうまくゆくものである。
(クモハ73902前面)
(クモハ73902)
(クモハ73902側面)
今日は天気は良いが風が強いので、塗装は明日にすることにした。
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