秋晴れの一日、身延山に登りました。
ハイキングコースもありますが、山頂までロープウェイが架かり、登山の装備は不要でした。
新宿から特急「スーパーあずさ1号」に乗車して、甲府へ。笹子トンネルを抜けて甲府盆地に入ると、つい先日初冠雪となった霊峰の頂が浮かび上がります。
「スーパーあずさ1号」を甲府で下車すると、JR東海の特急「富士川4号」に乗り換えます。
まだ稲を刈っていないところもあり、身延線の車窓には穏やかな秋の風景が流れてゆきます。
身延駅で列車を降りて、バスに乗って身延山へ向かいます。
身延山のバス停から少し歩くと、三門が聳えていました。門を潜り先へ進むと、長い石段が壁のように行く手を阻みます。
息を切らしながら石段を上り詰めた先に、身延山久遠寺の本堂が建っていました。
本堂の裏手に回り、ロープウェイに乗って身延山の山頂を目指します。
山頂駅の展望台からは富士山が雄大な姿を見せていました。山頂駅からは奥之院まで歩きます。
奥之院の裏から北側の展望台に立つと、南アルプスの峰々を望むことができます。
塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳といった標高3000メートルを超える山から鳳凰三山、甲斐駒ケ岳、八ヶ岳連峰を見渡すことができました。
山頂駅に戻り、山頂を示す看板の前で記念撮影です。さすがに登山記録に載せるのは憚られました。
ロープウェイで山を下り、バスに乗って身延駅に戻ります。
駅前の食堂で昼食を済ませて、身延駅から特急「ふじかわ」に乗って甲府に戻ります。
途中の下部温泉駅では、上り特急列車との交換がありました。
甲府で下車すると、妻は市内の美術館へ、私は中央東線の沿線で列車撮影と二手に分かれての行動です。
午後5時過ぎに甲府駅で合流し、夕食を済ませてから特急「あずさ」で帰路につきました。