(加工元はTOMIX155系)
先日手に入れた16番の155系である。
管理人が撮影した実物の155系は、寒冷地対応後の南チタ(田町電車区)の修学旅行色155系とグローブベンチレーター(グロベン)のまま湘南色化された名カキ(大垣電車区)の急行「東海」である。
いずれも、1976年の撮影だった。
そこで、簡単に加工できる田町の155系に仕立ててしまおうと、屋根上の加工を行った。
まずは、車体を床板から外し、屋根板と車体を分解した。
(車体から屋根板を外す)
ベンチレーターを交換する訳であるが、元の穴を埋めて、別売パーツの押込型ベンチレーター用の穴を開けて取り付けようと考えていたのだが・・・
((左)屋根版を裏から見る、(右)グロベンを取り外した屋根板)
元のグロベンを外してみると、何と押込型ベンチレーター用の穴が準備されていた。
(矢印の穴が、押込型ベンチレーター用のもの)
加工も何もない、パーツ交換だけで済んでしまうのだった。
雑誌などの真横からの実物写真や図面を見ると、押込型ベンチレーターの位置は元のグロベンと変わらない。
本当に交換するだけなのだ。
因みに、159系は製造時より押込型ベンチレーターであるが、扇風機の数の違いなどから155系とは屋根上が違うのだ。
それ以外も、便洗面所の窓の有無など車体に違いがあるので、TOMIX155系は簡単には159系に改造できない。
(取り外したグロベン(左)と別売パーツの押込型ベンチレーター(右))
グロベンは、2つの部品を組み合わせてあり、とてもよくできている。
しかし、そのために外側の部品が薄いものとなって、壊れやすいようだ。
取り扱いには注意しなければいけない。
別売パーツの押込型ベンチレーターは、ランナーに平タイプが7個、斜タイプが1個付いている。
155系に使うのは、平タイプである。
((左)2種類ある平タイプ、(右)屋根板に押込型ベンチレーターを取り付ける)
平タイプには、取付け用の足が2本のものと1本のものがある。
押込型ベンチレーターには向きがあり、取付け足2本のものは足の形状を変えてあって、屋根板の穴に合わせれば、向きを間違うことはない。
(つづく)
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