HAPPY MANIA

おいしい、まいにち。
あじわう、せいかつ。

ホテル西洋銀座のスイーツ 回顧と展望

2012-10-25 07:03:03 | ♪EVENT♪
ホテル西洋銀座が閉館するとのニュースを聞いたのは、
今年の5月。

お友達の結婚式に出席したことも、
何度か宿泊したこともあるホテル。

何より、
プレリュードのロイヤルミルクティーが大好きでした。

もちろん、スイーツも。





イナムラショウゾウの稲村シェフ、
ローズ・ジャポネの五十嵐シェフ、
プラネッツの山本シェフ…

西洋銀座出身のシェフは錚々たる顔ぶれです。

「幸せのケーキ共和国」さんで
この会を開催してくださると知っとき、
どうしても参加したい、と思いました。





4代目となる浦野シェフからお話をうかがえる貴重な機会。

今では販売されていないスイーツも出してくださると聞いて、
楽しみで、朝からそわそわ落ち着かなかったりして。笑





テーブルにはすでにたくさんの焼き菓子が。

ブランデーショコラ、西洋カステラ、オレンジケーキ、
バナナブレッド、ブランデーフリュイ、などなど。

なかでも、西洋カステラのしっとり感と、
ブランデーフリュイの口どけの良さが印象的でした。

オレンジケーキもおいしかったな。





もうひとつのプレートには、
マシュマロ、パートドフリュイ、ブールドネージュ、
マドレーヌ、フロランタン、など。

焼き菓子は外注にだすホテルが多い中、
西洋銀座ではすべてをホテル内で手作りしているんですって。

これって、とても珍しいことです。





圧巻、ですね。笑

ひとつひとつの焼き菓子から丁寧さが伝わってきます。
どれも、甲乙つけがたいおいしさ。





さぁ、ここからが「第一部 ホテル西洋銀座のクラッシック」

創業当時からレシピが受け継がれ、
作り続けられているお菓子をいただきます。





エベレスト

さっぱりとした口当たりの、フロマージュブラン。
センターには、フレーズ・デ・ボワのピュレが入っています。

軽さを追求したケーキだそうです。





フレジェ

フランス風ショートケーキ、と言われている”フレジェ”

フレッシュなケーキではあまり使わない発酵バターで
バタークリームを仕込んでいるんですって。
かなり、個性的ですよね。

濃厚で、風味のよいバタークリームになるのだとか。

昔のレストランの名前だった「パストラル」が、
そのままこのケーキの名前になっています。





オペラ

パリのオペラ座を模したというあまりにも有名なケーキ。

オペラのコーヒーのバタークリームにも、
発酵バターを使っているそうです。

じゅわっと浸されたコーヒーシロップと、
チョコレートのマリアージュが存分に楽しめます。

グラサージュがとてもきれい。





銀座マカロン、銀座はちみつマカロン

銀座マカロンは、ラムレーズン入り。
はちみつマカロンは、オレンジピール入り。

西洋銀座のマカロンは、その形が個性的ですよね。
外のかりっと感を楽しむマカロン。

季節のマカロンも人気だそうで、
今は一番販売期間が短い「和栗のマカロン」販売中です!





まだまだ先は長いので、小さめサイズでいただきました。笑





第二部は「モンブラン食べ比べ」

こちらは、クラッシックなモンブラン。
フランス産の栗を使っているもの。

風味の強い栗に合わせて、
中のクリームは乳脂肪分50%のものを使っているんですって。
50%…
相当扱いが難しそうです…

そのクリームの上に、マロンのクリームを絞ります。

この絞り、
左手にケーキを持って回しながら、右手で絞るのだそう。
左手がつりそうですね…
まさに、職人技!





こちらは、浦野シェフが考案された新しいモンブラン。
熊本産の和栗を使っているもの。

和栗の風味に合わせ、クリームも低脂肪を使って
軽めに仕上げているそうです。

台の部分にも焼きこんだメレンゲを使って、
和栗の風味を生かす仕上がりになっています。

この“バランス”こそが“おいしさ”なのですね。





栗がごろっと入っているほうが、和栗のモンブラン。

モンブラン、と一言で言っても、
まったく違うお菓子のよう。





第三部はお待ちかね「幻のチーズケーキ」

“幻の”なんて言われてしまうと、
どうしたってウキウキしてしまいますよね~。笑

メニューを見た瞬間から、心躍るばかり。

“幻”たる所以は、
反響が大きかったもののHPでほんの少しの期間のみ
販売されたものだったから。

写真のようにココット入りで販売され、
食べる直前に温めるスイーツだったのですって。





ブリー・ド・モーのベイクド・チーズケーキ

ブリーの白カビ部分を取り除いて作るという贅沢なチーズケーキ。

一人分ポーションでいただきましたが、
一人分でも(このわたしが!笑)苦戦するほどの濃厚さ。
いきなりカウンターパンチ、みたいな。笑

ワインとちびちびいただくのが、最高♪

これほど印象的なチーズケーキってなかなかないと思うので、
これはぜひ、再販をお願いしたいな。





小休止の、
ハムサンド、カナッペ、ピンチョス。

ホテルならでは。





いよいよ最後の第四部は「2012年のクリスマス」

シュトーレンをいただきました。





しっとりしていて、日が経つほどにおいしくなるだろうなぁと、
想像できるシュトーレン。

そうか。
もう、クリスマスなんだな。早いなぁ。

今年のシュトーレン、どこで買うか(作るか?笑)考えなくちゃ。





ちなみに、このクリスマスケーキは、
限定20個 ¥25.000 なり。

リボンをかけたチョコレートボックスに入ってくるそう。

中はクリームが7層になっていて、
“HOPE”希望を表す虹の色になっているんですって。





最後に、参加者ひとりひとりが感想を述べる機会があったのだけど。

皆さん、
それぞれにホテル西洋銀座での思い出があって、
名残惜しく感じてらっしゃることが伝わってきました。


閉館は、来年の5月。

まだ少し時間があるので、
「西洋銀座のスイーツ」を味わって
心に留めたいと思います。



ホテル西洋銀座
東京都中央区銀座1-11-2
03-3535-1111




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