生きる

谷川俊太郎さんの「生きる」という詩を、
ひさしぶりに読みました。


きっと、誰でもそうだと思うのだけど。
わたしは、
ひとが生きていく姿勢や、
生きていく道のり、みたいなものに、
とてもこころ惹かれてしまう。

映画でも、
「ライフ・イズ・ビューティフル」とか、
「ニュー・シネマ・パラダイス」とか、
生き方、生きる日々を切り取ったような映画がすきです♪
（正確に言えば、“映画も”かな・・・）


「生きる」という詩の後半を抜粋してみるとね。↓↓↓



生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ



こういう、詩です。


愛し、泣き、笑い、怒る。
それが、生きる、ってことなんだね。

そう思うと。
生きるって、常に何かと、誰かと、
向き合っていくことなのかな、って思います。

それが、ことでも、ものでも、ひとでも、
その関係性の中でわたし達は生きていく。
うれしくて笑うこともあれば、
もちろん、つらくて泣くことだってある。
でもそれは、一枚のコインの表と裏で、
その両方がなければ、「存在」できないのよね。


愛し、泣き、笑い、怒れる、まいにち。
そんな波の中に身を置いて、
それでもいつも、半分は穏やかな心で、
静かに波がひくのを眺められる自分でありたいです。

そして、わたしを、
笑わせて、泣かせて、怒らせてくれるひとたちに（笑）
こころから感謝したいな。
できれば、あまり怒らせて欲しくないけど、
それもないと「具のないカレー」みたいに
なってしまいそうだし☆


ほんとうに、しあわせなことに。
わたしの周りには、
「ひたむきに生きているひと」がたくさんいる。
その姿を見て、
わたしもがんばろう！って強く思える。


時として、そのひとにとっての「努力」が、
別のひとから見ると
「無駄なこと」や「回り道」に見えるかも知れない。

でもね。
どんなことにでも真剣に向き合っていれば、
いつか自分の探していた扉が見つかるって、
わたしは信じているの。

極論で言えば、
見つかるか見つからないかは問題ではなくてね。
「見つかる！」って、
信じていられれば、それでいいの。


谷川さんの「あい」という詩も、とてもすきです。



終わりと、始まりの、４月に。