渋谷のユーロスペースで上映中の
「鳥の巣 北京のヘルツォーク&ド・ムーロン」を見ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/ae/20fd317b15c6b3a9e31b1e4e751b7289.jpg)
鳥の巣の設計を手掛けたのは、
プラダブティック青山店の設計でも知られるスイスの建築家
ヘルツォーク&ド・ムーロン。
この映画は、
北京オリンピックのメインスタジアムである
通称“鳥の巣”が完成するまでの一部始終を記録した
ドキュメンタリー作品です。
このドキュメンタリーを見て強く感じたことは、
これだけ大きな建築を作り上げることの大変さ。
施主(この場合、中国、という国家になります)、
実際に施工を請け負う企業との狭間で、
無理難題を解決していかなければならない設計サイド。
建物のデザインだとかの技量だけではなく、
“交渉力”も建築家として必要不可欠な要素なのだなぁと、
つくづく思い知らされる内容でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/a3/fafc60220c3963e6f32cb91aea3bc1b8.jpg)
わたしが、昨年の秋北京に行ったときは、
まだどこからみても「工事現場」で、
お隣のウォーターキューブは
砂埃でずいぶんと煤けて見えました。
あれから、一年。
鳥の巣の周りはメインスタジアムに相応しい
広場となり、公園となり、
一年前には想像もつかなかったほど整備されています。
この映画の中でも語られているように、
「普通では考えられない工期の短さ」で
ここまでのものを作り上げてしまう
中国の勢いとパワーを実感しますね。
ヘルツォーク&ド・ムーロンの言葉の中で
いちばん印象的だったのは、
「“鳥の巣”を国家の、政治のためではなく、
人々のための建築にしたい」ということ。
建築は、時にアートのようであり
モニュメントのようであったりするけれど、
もっと、人に近い、というか実用的であるところが
建築の素晴らしさじゃないかとわたしは思うの。
だからこそ、お二人が語ったように、
「これからの、鳥の巣」が
人々の集える、憩いや楽しみの場になりますように、と
願わずにはいられません。
「鳥の巣 北京のヘルツォーク&ド・ムーロン」
東京:8月2日~ ユーロスペース(渋谷)
その他、岡山・京都・神戸・仙台・大阪で上映予定
「鳥の巣 北京のヘルツォーク&ド・ムーロン」を見ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/ae/20fd317b15c6b3a9e31b1e4e751b7289.jpg)
鳥の巣の設計を手掛けたのは、
プラダブティック青山店の設計でも知られるスイスの建築家
ヘルツォーク&ド・ムーロン。
この映画は、
北京オリンピックのメインスタジアムである
通称“鳥の巣”が完成するまでの一部始終を記録した
ドキュメンタリー作品です。
このドキュメンタリーを見て強く感じたことは、
これだけ大きな建築を作り上げることの大変さ。
施主(この場合、中国、という国家になります)、
実際に施工を請け負う企業との狭間で、
無理難題を解決していかなければならない設計サイド。
建物のデザインだとかの技量だけではなく、
“交渉力”も建築家として必要不可欠な要素なのだなぁと、
つくづく思い知らされる内容でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/a3/fafc60220c3963e6f32cb91aea3bc1b8.jpg)
わたしが、昨年の秋北京に行ったときは、
まだどこからみても「工事現場」で、
お隣のウォーターキューブは
砂埃でずいぶんと煤けて見えました。
あれから、一年。
鳥の巣の周りはメインスタジアムに相応しい
広場となり、公園となり、
一年前には想像もつかなかったほど整備されています。
この映画の中でも語られているように、
「普通では考えられない工期の短さ」で
ここまでのものを作り上げてしまう
中国の勢いとパワーを実感しますね。
ヘルツォーク&ド・ムーロンの言葉の中で
いちばん印象的だったのは、
「“鳥の巣”を国家の、政治のためではなく、
人々のための建築にしたい」ということ。
建築は、時にアートのようであり
モニュメントのようであったりするけれど、
もっと、人に近い、というか実用的であるところが
建築の素晴らしさじゃないかとわたしは思うの。
だからこそ、お二人が語ったように、
「これからの、鳥の巣」が
人々の集える、憩いや楽しみの場になりますように、と
願わずにはいられません。
「鳥の巣 北京のヘルツォーク&ド・ムーロン」
東京:8月2日~ ユーロスペース(渋谷)
その他、岡山・京都・神戸・仙台・大阪で上映予定