HAPPY MANIA

おいしい、まいにち。
あじわう、せいかつ。

恋愛の格差

2005-07-31 20:40:15 | ☆BOOK☆
我が家のトマトも色づいてきました。
と~っても、かわいい♪♪
…でも、食べちゃうんですよね………


今日。
「恋愛の格差」(村上龍 著)を読み終わりました☆

読むのは2度目で、
初めて読んだのはちょうど去年の今頃。
1年経つと、自分の受け止め方が全く違うことに驚きます!

恋愛の本、というより、
経済とか社会現象とか、そんな関係の本を読んでいるよう。
でも、たしかに。
恋愛って社会情勢に影響は受けますよね…


いちばん印象に残ったのは、
〈退屈な人生より確かな失恋の痛手〉という章でした。


精神的な苦悩に耐えている人は、
何も起こらない退屈な人生を送っている人よりも
はるかに充実しているように見えるときがある。
それが退屈だと知らずに、
平穏だと勘違いして、
退屈な人生を生きている大勢の人たちがいる。
最悪なのは、そういう人たちだろう。


という言葉で、この章は終わります。


たしかに。
自分が辛いときは「退屈よりいいじゃない!」って、
一生懸命思おうとする。
気持ちを前に向かせるために。

でも、同時に、正直なところ、
「こんなせつない思いをするなら、退屈でも平穏がいいな…」
なんて思ってしまったりする。

そんな時に、
実際自分が「平穏で退屈」だったときのことを思いだしてみると。
「辛くても確かな痛手」を望んでいたりする。


結局、ないものねだり。


でもね。
わたしが、ひとつ、思うのは。

平穏が退屈だと分かっていながら、
退屈を平穏だと思いこませて生活をしている人もいるんじゃないか。
ってこと。

退屈から抜け出せなくて、八方塞がりだったら、
そう思うしかないでしょう?
そう思うしか、自分を救えないでしょう?


そんなこと、ないかな???


今日の新聞にも、

傷つく心は夢見る心と同じものです。
それには必ず意味があり、
傷つく、夢見る心の価値があるのです。

といった内容の記事がありました。


きっと。
楽しいことも、嬉しいことも。
辛いことも、悲しいことも。

どんなことでも、
そのことを「感じる心」を持っているってことが大切で。

その方向がいまはたまたまマイナスなんだな。
そのうち、プラスに向かうでしょ!
なんて。
静かに解決を待つのがいいような気がします。



さて。
明日から、8月です☆
暑いわけだわ~☆☆☆

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