大学、大学院、あるいは短期大学で学んできた集大成が「学位記授与式」である。
放送大学からの学位記授与式の案内が届いたのだが、それが悲報も悲報、大悲報だった、、、
まず、悲報の第一報。何なのだ、この「ベルサール高田馬場」って!!放送大学の卒業式は渋谷のNHKホールって決まっているだろう。早稲田大学の勢力範囲の高田馬場?渋谷なら、一応、放送大学の渋谷学習センターの陣地内だし。

で、「裏面も必ず御確認下さい」とあるので確認すると、更なる悲劇が!

「式典当日は、総代及び博士課程修了生の方のみに学位記を交付します」とのこと。待て待て、修士と学士は総代以外、学位記がもらえないなんて!それって「学位記授与式」なのか?学位記を授与しない学位記授与式ってどうなの。
というか、一番もやもやするのが、博士課程修了生の方は全員学位記が交付されるということ。これって、博士の学位が、修士や学士より上に考えているように見えてしまって気分が悪い。
生涯学習を標榜する本学が、博士の学位と、修士・学士の学位を差別(差別していなくても差別に見えてしまうものも含む)するのはどうなんだろう。学び続けることを支援するのが本学であり、それは、博士も修士も学士も同一。学びの成果として授与される学位に上下の格差はないはず。無論、本学以外の世界で、博士・修士・学士への評価に差があるのは仕方ないが、少なくとも学位を授与するサイドは貴賤の差はつけてはならないし、数十年学んできたが、そんな大学、今まで見たことがない。
悲報はまだまだ続く。百歩譲って、施設の設計上、あるいは時間の都合上の制約で、高田馬場では総代にしか学位記が授与できなかったとしても、学習センターで各人に授与されるなら「しゃあないな~」と思わざるを得ないだろう。
でも・・・なんと、「栃木・群馬・埼玉・千葉・東京渋谷・東京文京・東京足立・東京多摩・神奈川・新潟・山梨・名古屋」の学習センターでは学位記授与式を実施いたしませんとのこと。
私は放送大学の関係者ではなく、郵便局員さんに学位記を授与されるのですね・・・
入学願書もネット、学習も郵送とネット、試験もネット、学位記も郵送・・・一体、大学と学生の接点はどこに存在するのだろう。
学位記が授与されない学位記授与式。行く価値があるのか、行く価値がないのか、、、