生涯学習の部屋

資格取得数238。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

そういう人にはなりたくない。

2012年06月05日 20時59分42秒 | ちょっと立ち止まって・・・
帰りの中央線で座ることができた。

だが、座っても安心することはできない。お年寄りや妊婦さん、あるいは怪我をしている人や、満員電車の中で必死に耐えているお子様に席を譲らなければならないから。故に、周囲に配慮することは欠かせない。

お年寄りも、年齢的に識別することが極めて困難なケースがあるが、妊婦さんは、それ以上に非常に困難である。やはり、「お腹の中に赤ちゃんがいます」との表示をしていただけるとありがたい。万が一、単なるふくよかな女性であったときには、取り返しがつかないくらい気まずい雰囲気となってしまうだろうから。

席を譲る際、思い出すのが「学習法」の本。「通勤時間は大切!始発駅から座って勉強に充てよう。」な~んてフレーズ、結構、あったような気がする。でも、その学習法の本を書かれている人は、自分の勉強にために、目の前に来たお年寄りや、妊婦さん、あるいは体調の悪そうな人や、乳幼児を連れた方々も、一切無視していたんだろうな・・・

弱い立場の人を思いやるようでは、成功もしないし、偉くもなれない。只々、自分の目標を達成するために、周囲の雑音はシャットアウトしろってことだろうか?「見ざる、聞かざる、言わざる」ということなんだろうな。。。

でも、そこまでして、勉強しないといけないものなのだろうか?人としての誠実さ、優しさ、思いやりの心を捨ててまで、手にしなければならない成功ってあるのだろうか?

だから、その手の学習法の本は、私はあまり好きではない。自分というアイデンティティを捨て、生活の一挙手一投足まで指示されてまで、得たいと思うものはないはずだから。

とはいえ、私も病でフラフラとなることがある。でも、そういうときは、何故か、自分の目の前の席が空くのである。そして、そいうときには、不思議にも、自分が普段席を譲るだろうタイプの人は目の前にあらわれないのである。南無阿弥陀仏・・・と、幸運に感謝しつつ、体を休ませていただく。

ガツガツしなければ、世の中、結構、うまく回っているものである。「情けは人の為ならず」ということだろう。
コメント
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