ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/20日 本宮山を往復 その3:砥鹿神社の奥宮に詣り、本宮山の山頂まで足を延ばす。

2016-10-31 07:24:39 | 草花
お清水場から結構長く辛く感じた参詣(=登山)道を登り、銅製の鳥居のところまで来ると、道の勾配が緩くなり、あたりを見回す余裕も出て来ます。
神域に入ってからここへ来るまでの間、杉の大木が道沿いに立ち、ここならば、真夏でも強い日差しから身を守れそうだと感じて歩いてきました。
こういう大木には野生ランのセッコクが着生するらしくて、大きな風の後にはセッコクが地面に落下していることがあると聞いていましたが、この道が大賑わいしている今は、そんなことがあっても人に踏まれてしまうかもしれませんね。

今回は参詣道の最後の部分に来て、砥鹿神社の奥宮にお詣りした後は、山頂まで歩くことにしています。
その間のレポートを致します。

天の磐座(いわくら)その1 ↓


天の磐座その2 ↓

磐座については小生が良く説明しきれるものではありませんが、昔は大岩そのものが御神体であったり、ここに神様を降臨させたりしていたようで、それからそこで雨乞いをしたりして、原始的な意味で祀りの中心だったようです。
そののちに、背後に社が建てられるなどすると、次第に祀りごとの拠点は神社の建物に移って行ったようですね。
それに従って磐座の存在感が軽くなって行ったようです。



荒羽羽気神社 ↓

御祀り神様は大己貴命(おほなむちのみこと)荒魂(あらみたま)だそうですがこれは大黒様の荒魂ということなんでしょうね。
正しい勇気と身体健全を守護してくれるそうです。
建物自体は大型のお神輿のような感じです。



巨樹を回り込んで ↓

道は杉の大木の根元を回り込んで行きます。




石段を登る ↓

参詣道の最終場面が近づきました。こういう築造物が現れると本体に近いことを実感できます。



ついに最後の ↓

山麓からここまで一丁ごとに石標が建っていましたが、これが最後の50丁目の標です。



これを登れば ↓

この石段を登りきると神社の参拝所に飛び出します。



砥鹿神社 ↓

砥鹿神社の奥宮にお参りします。



富士山は見えなかった ↓

神社の横手に富士山の見える場所がありますが、この日は無理でした。



社務所 ↓

神社の裏手に社務所がありますが、ここで小休止を入れて、身づくろいを整え直します。



ツルアリドオシ ↓

神社の社叢で草花の探し物をしますが、見つからないので場所を変えることにしました。
その前にツルアリドオシの実を見つけました。



山頂を目指す ↓

草花の探し物は後回しにして、本宮山の山頂まで足を延ばすことにします。
まずは車が入って来られるほどの広さがある道を歩きます。
道には(背後に)石の鳥居と、前方に大きなコンクリート製の朱塗りの鳥居が建っています。



朱塗りのの鳥居の大きさ ↓

その鳥居の大きさは人と比較していただくとわかると思いますが、人里離れた山上にこんな大きなものをよくぞ立てたものだと思います。



歩道橋を渡り ↓

昔は有料であった本宮山スカイラインの道を跨ぐ橋を渡って、山頂直下に近づきます。



山頂直下の直登 ↓

横に渡した木で段差をつけられた道を真っ直ぐ登っていきます。


山頂 ↓

山頂はこんなところで、昔は抜群の眺めでしたが、最近は周囲の木が伸びてきて、”取り残された一角”というような感じになってしまいました。
あたりはTV局や自衛隊、国交省などのレーダーやアンテナが林立しています。


一等三角点 ↓

見通しの良い場所なので一等三角点も天測点も置かれていますが、今ではアンテナ群が目立つようになりました。



別の道から下る ↓

最近は日が短くなっているので、あまり長居はせずに、休みを入れずに下ることにします。
名花を探すことが後回しになっていますので、違う道を使って花探しをします。



オニルリソウ ↓

下る途中でオニルリソウの花を何年振りかで見ました。



山頂のアンテナ群 ↓

山頂の瘤を下りきるとアンテナ群が見えるようになりました。
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10/20日 本宮山を往復 その2:本格的な山道が始まり、やっとのことで砥鹿神社の神域に入ってくる。

2016-10-30 07:09:39 | 草花
本宮山のこの登山道は近年、中高年の手軽な健康維持活動に好適であるということで、そんな年恰好の男女の方々がこの道に押し寄せてくるようになりました。

そして彼らはこの道を歩いた回数を記録に残して、他人に見てもらい、自慢しあうような風潮が出来てきて、以前、小生が見た時には二千回以上も往復した人がいましたが、その記録が伸び続けているのでしたら今では四千回往復なんていうこともあるかもしれません。
それから速足で往復して、一日に六往復したという記録もあったようですが、今ではもっと凄い数字があるかもしれませんね。

そんな”喧噪”が嫌なので、小生はこの道を歩くことを敬遠していたのでした。

見返り峠

この場所以外でも聞いたことのあるような名前がどんどんでてきます。
この道ではそんなことを面白く感じながら行くしかないようです。



馬の背岩 ↓

山の名物”馬の背岩”も登場してきます。


梯子岩 ↓

今度はハシゴです。



蛙岩 ↓

どう見れば蛙に見ることが出来るのか、いろんな角度からそれを検証することにチャレンジしました。



休憩所 ↓

蛙岩のすぐわきに休憩所があります。ここから南向きの展望はまずまずのものでした。



日月岩 ↓

この岩に弘法大師(だったか?)の筆跡で「日月」の文字が刻まれているそうですが、どこを探してもよく判りませんでした。



猪駆坂 ↓

これの読みも判じ物の世界です。「いかけさか」とでも読むのでしょうか。


風越峠 ↓

この名前もたくさん見聞きするものですね。
それぞれ勝手に、皆さんが看板を打ち据えて行くのでしょうか。



その峠路 ↓

峠路になっていることに気づかずにここを通りましたが、確かに涼しい空気の流れは感じました。



退散 ↓

足の先をヤマカガシ君が大急ぎでニョロって行きます。


水場 ↓

大みそかの夜に愛犬を連れて山頂を往復し、下りてきてこの場所で日の出タイムを迎えたことがありました。その愛犬は疾うに昇天し、あたりも木が育って見晴らしが悪くなりました。



山姥の足跡 ↓

これも肝心の足跡が全然わかりませんでした。
ここまでは急な登りが続いてきました。



林道に上で再開 ↓

一旦林道に出て、やや平坦な道を進み、息を整えます。



神域に入る ↓

林道から分岐して、登山道に入りますが、そのあたりから砥鹿神社の神域になります。
神域が広くて、急な道をこれから20分くらいかけて登っていきます。


セキヤノアキチョウジ ↓

この場所で花らしい花に出逢いました。



ツワブキ ↓

これは植栽ものでしょうから見つけても嬉しくはないのですが、花の無い時ですので、撮っていきます。



お清水 ↓

これは手水舎ともいうべきなのでしょうか? 屋根付きの立派なものでした。
手を浄め、水を頂き、その場を離れます。



辛抱の道 ↓

これから先の道は辛かったですね。まだ体力回復が出来ていなくて、自分なりに必死に歩いた区間です。



石の鳥居 ↓

この石鳥居の先に未だ鳥居がありますので、気を緩めずに通過します。



かなり辛い! ↓

かなりつらい登りが続いていますが、あとから時間を見ると、お清水からまだ15分くらいしか歩いていません。


銅の鳥居 ↓

この金属製の鳥居まで来ると、道は緩傾斜になったように感じました。
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買い物ついでにグルっと一まわり・・・・・遠出の散歩をしました。

2016-10-29 21:08:38 | 草花
先日のことですが、電気製品が故障して、これはもう買い替えるしかないと諦めて、買いに行くことを決めました。
外はとても良い天気でしたので、その電気店までは片道5kmほどありましたが、散歩がてら歩いて出掛けることにしました。 久しぶりに街なかをてくてく歩くことになります。

もう秋も終盤入りしているというのに、歩き出すと結構暑くなってきました。
日差しも強くて、頭に当たると暑くて煩わしいので、帽子の鍔をいじって、上手く日陰を作りながら歩いていきます。

自分なりに精力的に歩いたつもりですが、家に帰ってからデータを見るととても平凡な数字でしたので、少しばかり気落ちしましたが、散歩の割には良い汗を搔けたと一人合点している次第です。

そんな中で見かけた風物をレポートします。

セッコク ↓

こんな時期にまた花を見せてくれました。いつもは5-6月頃に咲く花です。



フジバカマ ↓

付近の神社の垣根の外にあった株を頂いてきました。今年はお墓前にだいぶ供えられて、泉下のご先祖様には大分喜んでもらったようです。



ヒイラギ ↓

道路に沿って歩道がありますが、歩道と外の畑との間に生垣のように植えられていました。
距離にして30メートルほどでしたが、結構花盛りになっていました・



コブシ ↓



公園の外側に何本か植えられているコブシの木ですが、いくつかの木に、少しだけ実がついていました。



カラスウリ ↓



JR東海道本線東刈谷駅付近です。線路際のフェンスに絡まっていました。



ガガイモ ↓



これもJRのフェンスに絡まっていたものです。この莢の色が茶色になると、莢がはじけて、中の種が綿毛の落下傘によって遠くまで飛び立ちます。



ヘクソカズラ ↓

こちらはヘクソカズラの実でしたね。この実にも変てこな臭いはあるようです・
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10/20日 本宮山を往復 その1:同じ道を往って戻る。花の少ない季節の道を行く

2016-10-29 07:44:54 | 草花
(雨生山シリーズからつづく)
雨生山花の様子見で一周り終わったので、今度は雨生山からも見えていた本宮山に行くことにして、車で移動します。

約30分ほどのドライブで、本宮山の登山口に着きました。いつもは闇刈渓谷からのルートを使っていますが、今回は一番ポピュラーな表参道コースを採ります。
このコースを使い、初めてこの山を登ったのは、今からもう40年近く前のことでしたが、その頃は登山道も静かなものでしたが、今では山麓にウォーキングセンターや日帰り入浴場なるものが出来て、老年ハイカーのメッカとなっていて、非常に多くの人たちが寄り集まってきて、登山道はごった返してしまいました。

その混雑が嫌で、しばらくの間はこの登山道を使わないで本宮山に来ていましたが、久しぶりに来た今回は、昼過ぎに登山口を出発しましたので、混雑は回避できました。

本宮山山頂を登山口から往復した記事を4回に分けてレポートします。

位置図 ↓

雨生山の時に使った地図をもう一度出します。



実行図 ↓

一番下(南)から一番上(北)までの間を往復しました。



断面図 ↓

往復ですので左右対称になりますが、山頂部でいろいろ見て歩きましたので、その部分だけ平らになっています。



登山口 ↓

登山口には駐車場があり、時間が正午を過ぎていたので、空きがありました。
正面にこれから行く本宮山の山頂部の一部が見えています。(三角点の山頂はその陰になります。)



登りはじめ ↓

登り始めのところは昔は建物がありましたが、いまは撤去されています。



第一町目 ↓

山頂部分の南側に砥鹿神社の奥宮があり、その石段のすぐ下に50丁目の標石があります。
このルートでは1丁目ごとにこういう標石が置かれています。



まずは鳥居 ↓

昔の人は参拝で登ったのでしょうから目指すのは神社ですね。ですから登り始めに(石の)鳥居があるのはセオリー通りではないでしょうか。



始めはこういう段差の道 ↓

道の始まりはやや赤土混じりの道で、そこに岩が露出していて、段差が続きます。



五丁目 ↓

一丁ごとに標石が出てくるので、自分の現在位置が分かりやすいです。



広い道 ↓

道が広いので人とのすり替わりが楽です。
この道を歩きながらミヤマウズラの花が残ってはいまいかと探しましたが、花どころか株さえも見つかりませんでした。
そんなことで、興味の中心は歩くことと、道端の標示看板の文字などに移っています。



鹿跳坂 ↓

これはもしかしたら今風に「かっとびさか」と読みますか?



アサギマダラ ↓

今山行では望遠レンズを持たず、単焦点レンズでしたので、この美蝶に近づける限度はこのくらいでした。



やや平坦 ↓

何年か前に来た時に、この付近で「スズメバチに注意」と看板が出ていました。



11丁目 ↓

この付近で道端にミヤマウズラが咲いていた年もありましたが、今年は跡形もありません。



鶯峠 ↓

初めてこの道を歩いた当時はこんな看板は見当たりませんでした。



小栗鼠坂 ↓

「こりすさか」と読みますか? 皆さん勝手に名前を付けています。



眼下に新東名 ↓

この山の一部をトンネルで抜いて、新東名高速道路が通っています。



アキノキリンソウ ↓

綺麗な花に出逢えました。



未だ広い ↓

未だ広さのある道を根気よく歩いていきます。



野猿坂 ↓

今度は猿が出ていました。「熊」が出てこないと良いのですが。



林道との下の出合 ↓

ここでいったん林道と交差します。林道とは上でもう一度出合いますが、登山道のこれから先は道が狭くなり、傾斜も今までとは違ってキツくなります。
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10/20日 秋の山を歩く 雨生山4分の4(最終記事):山頂から真っ直ぐ下り、山裾を歩いて車の場所に戻る。

2016-10-28 07:00:32 | 草花
雨生山のシリーズはこれでおしまいになります。秋花の進み具合の下見でしたので、その目的を満たすための、エッセンスのような歩き方をして来ましたが、それでもこの山の魅力を、余すところなく(少な目ではありますが・・・)辿ってきたかもしれません。
実際にこの山の植生と来たら、思いもかけないものが少量・多種類で目の前に現れるのですから。

ミシマサイコ ↓

これもかつては薬草として重用されていたと聞きます。その所為で数は激減して今では、絶滅危惧種入りとなってしまいました。



浜名湖 ↓

この稜線は愛知県と静岡県の県境になっていて、静岡県側に目をやると浜名湖が見えています。



本宮山からここまで ↓

本宮山からここまでの景色を見ます。この山を下りてから、山麓まで車で近づき、あの山を歩くことに決めています。


ズミ ↓

稜線上のズミの実を採って同行の女性に勧めると、噛んだ後「酸っぱい、渋い」と言っていましたね。


センブリ ↓

ここで今年初めてのセンブリ開花株を見つけました。



リンドウ ↓

花開きつつあるリンドウの花びらがちぎれたような一輪でしたが、小生の中では今年の初花なんです。



雨生山山頂 ↓

雨生山の山頂には同行の女性と話しながら歩いていたので、アッサリと着いてしまいました。



もう一度浜名湖 ↓

これから新城側に下りて行きますので、浜名湖はこれで見納めとなります。



同行者 ↓

同行者とこれから下りて行く道についてのことを確認しています。


ネズミサシ ↓

比較的急な斜面は笹に覆われていて、うっかりすると道を失いそうです。足元に気をつけながら下って行きます。 触るとチクチク痛い、針のような葉を持つネズミサシが所々にあります。



東名高速道と吉祥山 ↓

斜面下りの中腹あたりから、東名高速道路と吉祥山が見えています。道の向こうが名古屋方面で、こちら側は、山体に飲み込まれると東名宇利トンネルになります。


ヤマラッキョウとお別れ ↓

今回は蕾ばかりを見てきましたが、これが最後の姿となります。今度来た時はきっと花で対面できそうです。



アキノキリンソウ ↓

今度は新しくて良い色の花が咲いていました。


イヌツゲの実 ↓

イヌツゲの実を見ました、これも噛みつぶしてみましたが、味は無いに等しいものでした。



ウズラ飼育の建物 ↓

ここまで下りてくるともう残りは30メートルほどでしょうか。固まった建物はウズラの飼育をしているところで、ときどき鳴き声も聞こえました。


コウヤボウキ ↓

同行の女性が下山口のほんの少し手前で、コウヤボウキのきれいな花を見つけてくれました。



チャの木 ↓

山を下りて一般道を歩いています。この付近でも新城茶を産するようで、茶畑があります。


アキノノゲシ ↓

一般道脇で、アキノノゲシを見ましたが、土埃をかぶっているように感じました。


ウツギ ↓

川岸で、ウツギの実になった姿を見つけました。花については今まで気が付かなかったかもしれません。



まずは一万歩 ↓

車に戻り、女性とお別れします。小生はこれから車で本宮山のふもとの登山口まで走ります。
午後は本宮山を歩くことにしています。    (本宮山シリーズに続く)
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