ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/24日 里山の一姫三太郎 花見たい(隊)その2:世界桜の園を目指す。秋の花が出てきます。

2015-10-31 07:11:17 | 草花
花見隊(花見たい)の自称:「一姫三太郎」は花談義を交えて、和やかに斜面を歩いていきます。

小生はナップザックで荷物は軽いのですが、ほかの皆さんはそれなりにきちんとした”道具立て”のようです。
”どらさん”の荷物が意外に重そうで、息が上がっているようでもあります。

「山歩きの楽しさは荷物の重量に反比例する。」というのが小生の持論でありますので、極力軽量化を図るように努めています。
前を行く苦行の”どらさん”が気の毒に思えて、荷物の持ち替えを提案しましたが、もちろん固辞されました。

お天気が良いので、少し歩くと汗ばんできました。
休みを入れた場所で、ついに、長そでシャツを脱いでしまいましたね。
風もなくて絶好のお花見日和になっています。 風で被写体が揺れると、写真撮影に手こずりますからね。


リンドウ ↓

リンドウは未だ蕾です。この「未だ」が、「未だ」朝が早くて日が差さない「未だ」なのか、
それとも花が開くには「未だ」日数が足りない「未だ」なのか・・・・・?
出来れば「未だ」朝が早いので・・・・という方であってほしいですね。



ムラサキセンブリ ↓

ムラサキセンブリが続けて出てくるようになりました。



ヤナギノギク ↓

蛇紋岩地に稀産するというヤナギノギクが出てきました。高知県にも隔離分布するそうです。




ムラサキセンブリ ↓

良い姿を見るたびに撮っていきます。



ササユリ ↓

ササユリの種の姿ですが・・・・ふっくらとしていてほほえましい眺めです。



ネズミサシ ↓

ネズミサシは粉を吹いたような実をつけています。



アキノキリンソウ ↓

キク科は強いですね。この時期に鮮烈な黄色い花を持っています。



吉祥山 ↓

高度が上がりましたので、吉祥山と田園風景が見えるようになりました。右奥にうっすらと本宮山があります。



ムラサキセンブリ ↓

今度は立ち上がり、穂のように咲いた株を見ます。



ヤマラッキョウ ↓

ヤマラッキョウには早かったようで、こんな姿でお目見えしてきました。



オケラ ↓

本日二度目のオケラはかたまりで挨拶してくれます。



オミナエシ ↓

花が終わり、種になってもオミナエシらしい面影を残します。



サルトリイバラ ↓

ここではまだ青い実ですが、歩いていくにつれて、これの段階的な姿が見えてきます。



ナガコガネグモ ↓

鹿児島県で蜘蛛合戦・あるいは蜘蛛相撲で使われるのはこれに近い「コガネグモ」でしたね。



センボンヤリ ↓

前を行く人が、センボンヤリの秋花のほほけた物を見つけてくれました。左下はその前段階の閉鎖花です。



ミカワマツムシソウ ↓

ここの特産種のミカワマツムシソウが出てきました。
普通のマツムシソウと比べると花のサイズが随分小さいものなのです。


ミカワマツムシソウ ↓

ミカワマツムシソウでは縁に装飾花を持つタイプと持たないタイプがあります。
こちらは装飾花を持たないタイプですね。



ウメバチソウ ↓

ウメバチソウが珍しくも、湿り気のない場所で咲いていました。でも適当に日影があって、地面も適度な湿り気があるようで、
何とか生育できているようです。
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10/24日 里山の一姫三太郎 花見たい(隊)その1:八つの目で、しっかりと。出てくる花は見逃さないぞ

2015-10-30 07:19:18 | 草花
”一姫三太郎”は年齢的には三姫九太郎くらいとなりますので、お間違いのなきようお願いいたします。
「花見たい」はそういう願望を持って、隊列組んで、八つの眼でしっかりと花を探して歩いていくわけです。

小生のほかのメンバーは、以下の通りです。 ↓

京都からはるばる来ていただいた山ちゃんさんは去年に続いて二度目のお越しです。

地元新城のこりんさんには今回の花先案内人をしていただきました。二度目の参加です。

紅一点(掛ける年齢三人分)のお姫様は安城市のどらさんで、急ぎ働きの初参加となりました。

午前8時、時間通りに小生とどらさんが一台の車で所定の場所に着くと、お二方の首が少し長くなって待っていてくれました。
挨拶もそこそこに山に入っていきます。
以下、同じ種類の花が何度も出てきますが、出会うたびに新鮮な感動を覚えた時に都度写していますので、それを順番に並べていきますが、その点をお含み頂きまして、適当な距離を保ってお付き合いください。

メンバー ↓

山ガール姿のどらさんを真ん中に挟んで、(左)山ちゃんさん、(右)こりんさんです。
この背後から山に入っていきます。



コウヤボウキ ↓

最初に目にとめたのはコウヤボウキでした。



エンシュウハグマ ↓

次に天竜川水系に見られるエンシュウハグマですね。この花は不思議なことに秋田県の方にも隔離分布しているそうです。



センブリ ↓

周りの草に気おされながらもセンブリが健闘しています。



コウヤボウキ ↓

ここでは新しい花が固まって咲いています。



オケラ ↓

これも見たかった花ですが、始めのうちから出てきてくれました。



アキノキリンソウ ↓

新鮮な黄色がすがすがしく思えます。



サワシロギク ↓

これは希少種のシブカワシロギクかもしれないのですが、それを見極めるには根を掘らねばなりません。
そんな殺生は大禁物ですね。



ツリガネニンジン ↓

まだ咲き残っています。こういうありかたは風情がありますね。



ワレモコウ ↓

もう花には遅いのですが、こういう姿が長持ちしますから、有り難いですね。



ムラサキセンブリ ↓

京都から遥々きてくれた”山ちゃん様”はこの花がお目当てです。



シモツケ ↓

6月ごろから咲いてくるシモツケの花がわずかに残っていました。



吉祥山 ↓

空の濁りで、近くの山でさえもこんな見え方でした。



サワシロギク ↓

この花は花の時季によって色が変わってきます。右の白いものは初期の花で、左のピンクのものは末期のものです。



ツリガネニンジン ↓

今度は比較的ふっくらとしたものが出てきました。



リュウノウギク ↓

優しい野菊・・・リュウノウギクも出てきました。


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10/15日 猿投(さなげ)山周回 その7(最終):下山した時は暗くなってしまった。

2015-10-29 07:10:54 | 草花
猿投山を好きなように歩いてきて、最終場面になりました。
秋の日の落ちるのは早いものです。肌寒さを感じるようになってきました。
あたりに暗さが忍び寄るころ、まだ山の中腹にいますが、勝手知ったる道を歩いて行けばよいので、全く心配はしていません。

まず、自宅に電話を入れて、豊田市内は交通渋滞するので、それが済んだ頃に走り出す旨を連絡しておきます。
ヘッドライトを取り出して、頭につけておきます。こうしておけばもう安心です。

途中で、一人、年配の男性が下りてきましたが、大変せかせかしているので、理由を聞くと、明かりを持ってきていないとのことでした。
小生の手持ちのもので補助してあげることも考えましたが、まだ明るさがありますので、今のうちに頑張れば、麓につけそうですので、その男性を一人で先に行かせました。
小生はそれから後ものんびりと歩くことにしています。
テンナンショウ属 ↓

これは葉がつやつやしていました。今まで見たことがないような・・・・・



御船石 ↓

岩が二つ船底を伏せたような形で並んでいます。これを「御船石」と呼んでいます。



大唯命(おおうすのみこと)の墓 ↓

こんな山奥に宮内庁管轄の墓がありました。大唯命は景行天皇の子で、日本武尊の双子の兄になるようです。



西の宮 ↓

この神社は大唯命の墓の下・(前部)にありました。




神社入り口の鳥居 ↓

鳥居まで降りてくると、杉木立に囲まれている場所でしたので、暗くなってしまいました。
ここから車道を大回りして山下りする手と、山道を下って行く手があります。
まだ足元は明るいので、山道を下ることにしました。



展望台 ↓

途中に展望台があります。大岩の上に立つとまだ明るさが残っているので、眼下の眺めを楽しめます。


それでも夕闇が迫っていることがよくわかります。



コウヤボウキ ↓

いつ出会えるかと思っていたものでしたが、コウヤボウキがやっと出てきました。



林道とクロス ↓

山道がやがてアスファルト舗装の林道と交差します。足元が一層暗くなってきていますので、これから先はアスファルトの上を歩くことにしました。
時間の制約がないので気楽なものです。



イタドリ ↓

イタドリの実はフラッシュを焚いて撮りました。



アレチマツヨイグサ ↓

あたりが暗さを増すと活き活きとしてくる種類もあります。



サルナシ ↓

サルナシの実が下がっていました。いくつか頂いて帰ります。


こんな実です。


開くとこういう姿で、味は見た目と同様、キーウィーそのものですね。孫に食べさせましたが、ちゃんと食べていました。



クサギ ↓

クサギの実は闇に浮かび上がらせました。



水車小屋 ↓

水の力を利用して、陶土を作っている、”トロミル”水車ですね。
あたりが真っ暗になり、写真撮影が困難になってきました。



猿投神社 ↓

猿投神社の境内を歩いて、入口の鳥居のところに来ました。明かりが点っていて、懐かしいような眺めになっています。



帰着 ↓

車に戻りました。この時の時刻は午後6時ちょうどでしたが、万歩計の表示は全くでたらめになっています。
このあと入念にストレッチを済ませて、車を出しますが、豊田市内の交通渋滞は未だ真っ盛りでした。
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10/15日 猿投(さなげ)山周回 その6:一等三角点の「山頂」、最高地点を経てミカエリソウ

2015-10-28 07:10:47 | 草花
赤猿峠から、比較的平坦な尾根道を、西から東に向けて歩いて、猿投山の一等三角点のある「山頂」を目指します。
ここで山頂に鉤括弧(「」)を付けたのは、その場所が真の最高点ではないからで、本当の最高地点は別の場所にあります。
今回は「山頂」も最高地点も踏んでいくことにしています。

尾根道で見たものから順に、レポートしていきます。
木の瘤 ↓




アカガシの叢生 ↓

薪炭として切り出された後から芽吹いた株でしょうか、叢生して大木化しています。



神島方面 ↓

稜線上で見晴らしの良さそうな場所に着くと、そこに農耕具を持った男性が居ました。なんでも東海自然歩道の整備にあたっているとかで、その人によると、こちらの方角に伊良湖水道上の神島が見えるそうです。
この時は空が汚れていて、それは見えません。



瀬戸方面 ↓

こちらは瀬戸方面だそうです。



山頂の稜線 ↓

その男性と別れて、なおも稜線を進みます。本来なら、この方角に、恵那山などが見えるという場所に着きましたが、この日は無理でした。



一等三角点のある「山頂」 ↓

「山頂」に着くと、そこには、三人の人が居ました。屈んでいるのは女性で、単独のトレラン・ランナーでした。男性二人は普通のハイカーでしたね。


一等三角点 ↓

国土地理院の地図上に、628.9mと表記されたその場所です。



「山頂」 ↓

適当な景色が得られて、それなりの広さもあり、ここを「山頂」としてもだれも異論をさしはさむことはないでしょうね。
ここから、今度は最高地点である、真の意味の山頂に向かいます。



ツルアリドオシ ↓

道沿いで、ツルアリドオシの実を見つけました。



ヤブコウジ ↓

同じ場所で、ヤブコウジの赤い実も見つけました。



カンアオイ ↓

やや光量の減じられた場所で、カンアオイが続けざまに出てきます。



最高地点 ↓

猿投山の最高地点に着きましたが、ここではあたりの立ち木に邪魔されて、見晴らしが全く利きません。
そして、人が集えるだけの広さもなくて、たしかに山頂としての風格は劣りますね。
早々に山頂を退去します。



東の宮 ↓

最高地点からすぐ降りたところに、東の宮はあります。



境内の大ケヤキ ↓

境内には大きなケヤキが立っていて、森厳さに、更なる重みを添えます。



自然観察路歩き ↓

境内を出て、分岐点が出てきます。今度は自然観察路を歩いて、西の宮を目指すことにします。



大杉 ↓

別に大した大きさには感じませんが、下の美花を見るための目印にします。



ミカエリソウ ↓

今山行ではミカエリソウに出会いたいと思っていました。そして思いもよらない場所で、これに出会いましたが、花を実際に見て、生育環境をあらためて思ったときに、この場所はこの植物にとってはかなり恵まれているところではないかと思い直しました。
コメント (8)
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10/15日 猿投(さなげ)山周回 その5:猿投七滝の遊歩道から赤猿峠まで

2015-10-27 07:18:25 | 草花
球状花崗岩の通称”菊石”のところから、川沿いに遊歩道ができていて、この道は猿投七滝のうちの五つを巡ることの出来る道です。(すでに広沢大滝は見ています。)
この道を使って、遊歩道沿いに五つある滝をすべて見ていき、最後に残った血洗いの滝も見てから、赤猿峠を通って尾根道を使い、山頂に至るコースを取ることにしました。

乙女滝 ↓


白菊の滝 ↓


千鳥の滝 ↓


白露の滝 ↓


二つ釜の滝 ↓

どれもみな小規模の滝ですが、こんなに小さい川なのに、落差は意外とあるのです。
乙女滝や千鳥の滝は最上部から最下部まで20メートルくらいあるように感じました。



ツルニンジン ↓

今年は出会えないかと思っていた花に出会うことができました。あまり日当たりの良い場所とは言えないところでしたので、来年この場所で咲くことはないでしょうね。



血洗いの滝 ↓

二つ釜の滝を見たあと、遊歩道は車道に合流します。車道歩きのあと、今度はオ-トバイのトレール車が入り込む林道を歩いて、血洗いの滝を見ます。これで七滝すべてに立ち寄ったことになります。



アオツヅラフジ ↓

美しい実がなっています。たしか毒のものでしたね。



イヌザンショウ ↓

実をたくさんつけています。



ヒヨドリバナ ↓

花がこれだけぼろぼろになるとアサギマダラも寄り付いてくれません。



トレール車の通る道 ↓

人間が歩いても気を付けないといけないような道になってしまいました。オートバイで踏み荒らした痕ですが、道の荒れようを見ると何らかの措置を執らねばなりません。
しかし、若者の健全な楽しみでもありますので、一方的な制限も可哀想です。



峠への入り口 ↓

トレール車の走る林道を歩いてきましたが、ここで別れて山道に入り、赤猿峠を目指します。
赤ペンキの中に「赤猿峠」への案内がしてあるようですが、判読不可能でした。



赤猿峠 ↓

林道入り口から、10分も歩かないうちに、あっけなく赤猿峠についてしまいました。車道歩きで相当高度を上げていたのでしょうね。



赤猿峠 ↓

すぐ目の前に尾根があり、そこに行くと、北側と西側が開けています。
瀬戸と名古屋の景色を見ることができるはずですが、空が濁っていて視界がそれほどのことはありませんでした。



尾根道 ↓

これから尾根道を1時間と少し歩いて、一等三角点のある「山頂」(この山の最高地点というわけではない)を目指します。



シキミ ↓

山裾の民家脇では実の付いたものを見ましたが、尾根筋のものは、来春に咲く花蕾を付けたものでした。

コメント (2)
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