ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/07日 黒沢口から歩く木曽御嶽 その4:どこで富士山が顔を出してくるのか? 期待しながら・・・

2016-10-12 07:02:38 | 草花
女人堂から御嶽二の池側の外壁の頂稜まで約500メートルの高度差を詰めるのは岩屑の小尾根をたどる道です。
正面近くにその高度差を見据えながら登る道のりは、かなりきつく感じます。
そんな中での楽しみは雲海の遠くに浮かぶ山岳景観を眺めることです。
中でも富士山がどこから見えるようになるのか、今は未だ前山に隠れていますが、いったいどのあたりから姿を出すのか、どんな見え方をしてくるのか・・・・・それが一番の楽しみとなっています。

何度か歩いた道なのですが、そういう肝心なことでもすぐに忘れてしまうのが情けないことです。
しかし、それによって、いつも新たな感動を得ることが出来るのも事実であります。
つまりボケの有効利用を図っている・・・といったところでしょうか。

シラタマノキ ↓

道筋に白い実が出て来ました。一つ頂いて口に含みます。噛むと曖昧な甘さがありますが、この実の特徴であるサロメチール臭がほとんど感じられませんでした。熟度が進み寒さに合うとそれは薄まるのでしょうか。



コケモモ ↓

コケモモの実も食べてみましたが、これも独特の歯ごたえは失せていて、なんだか液果のような感じになっています。これも寒さに遭い、そうなるのでしょうね。



霊神 ↓

ここにも神様が祀られています。青銅製だと思うのですが、どうやって運ぶのでしょうか。



まだ遠い ↓

山小屋は未だ高いところにあります。



南アルプス北部 ↓



時刻は午前7時40分。明るくなってきているので、背後にある南アルプスと、前に位置する中央アルプスが区別して見えるようになっています。



黄葉と雲海 ↓

このあたりで周りの山肌を見るとやや黄葉しているのが判ります。あれは草紅葉でしょうか。
その斜面越しに雲海も広がっています。


クロマメノキ ↓



クロマメノキの実を見つけました。たしか軽井沢あたりではこの実を浅間ブドウと言ってはいませんでしたか? 口に含むとやや美味と感じました。
この木は群生していて、紅葉もきれいでした。


火山灰 ↓

九合目近くで、地面には火山灰の堆積が目立つようになりました。



近くなってきた ↓

下から遠くに見ていた山小屋がやっと近くなってきました。



浅間山 ↓

浅間山がよりはっきり見えるようになっていますが、噴煙までは確認できません。



恵那山 ↓

恵那山も明け方よりも大きく頭を出しています。



ぽつりとナナカマド ↓

岩屑の中で、一本、ナナカマドを見ました。火山灰の降灰に苛められたりした中で、生き残っている、”強いやつ”です。



岩屑の道 ↓

九合目付近では急勾配のこんな岩の道が続きます。



九合目の石室山荘 ↓

九合目の石室山荘のところまで来ました。近づくと人の気配がします。



石室山荘から八ヶ岳と経ヶ岳 ↓



山荘の石垣のところから八ヶ岳が見えています。


富士山が見えた! ↓

山荘を後にして歩を進めると、待ちに待った富士山の姿が見えてきました。時刻は午前8時4分のことです。

富士山は中央アルプスの三沢岳の後ろからひょっこりと顔を出したという感じでお目見えです。
コメント (8)
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