ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

11/24日 雨乞岳と御在所岳 その3:杉峠から御池鉱山採掘跡地を経由して国見峠の取付口まで

2015-11-30 07:13:37 | 草花
11月の末日となり、ここに来て寒さも定着したようです。
まだ暖かさ慣れした身体が、この寒さを辛いと思っていますが、来月からはどんな天気が待っているのか気がかりですね。

今回の記事では、小生的に全く未知の部分を歩きます。
ワクワクした気持ちがありますが、空模様はどんどん悪い方に向いていて、ガスは立ち篭めるわ、雨は降りだすわということになってきて、ポンチョを被って歩くことになりました。

カメラは今山行を通して、首からぶら下げていましたが、雨のためにビニール袋をかぶせて歩きます。


杉峠までの道 ↓

雨乞岳から始めのうちは稜線歩きで、岩尾根という感じのところでした。



岩尾根の末尾 ↓

その岩尾根はこのあたりで、樹林に入っていくようになります。



樹林の中 ↓

樹林の中のやや急な斜面を下りて行きます。




杉峠 ↓

雨乞岳を出てから35分で杉峠に着きました。来る前から漠然とこの峠付近の杉林をイメージしていましたが、それとは裏腹に杉林はありませんでした。



ガスの中に立つ ↓

ところがガスの中に大きな枯れ木が立っていました。これが杉の木のようで、この木が峠の名前の由来ではないかと推量しました。



イワカガミの群生 ↓

杉峠からはコクイ谷目指して東進します。途中でイワカガミの群生を見ていきます。



落ち葉 ↓

木々はすっかり葉を落とし、その葉が道に積もっています。



築造物 ↓

ガスの奥に、炭焼き窯とは違う石積みが出てきますが、予備知識を持たずに来ていますので、始めはこれが何だかわかりませんでした。



築造物跡地 ↓

これなどはもっと大掛かりですね。



その説明書き ↓

築造物の謎が解けました。ここで銀や銅が採れたのでしたか。



ヘツリも交えて ↓

へつるような道も交えて、徐々に高度を下げていきます。



下りきる ↓

やがて下りきったような感じになり・・・・・



平坦地 ↓

標高770mくらいのところから、今度は河原を歩くような場面になります。



渡渉 ↓


渡渉 ↓


渡渉 ↓

渡渉を繰り返しているうちに靴に水が入ってしまったようです。
ここで、別の道を行くお二方とはお別れして、小生は一人旅に戻ります。
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11/24日 雨乞岳と御在所岳 その2:雨乞岳の山頂 天気の回復が遅れてあたり一面のガス

2015-11-29 07:13:45 | 草花
この山行の前の日は雨の一日で、その雨の上がるのが、当日朝までずれ込むという予測も立っていました。

歩き始めから雨は降っていなかったのですが、晴れてくる気配が一向に見えて来ませんでした。
そればかりか、ガスが出始めて、空模様も怪しくなっています。
そんな中を、天気のことは半分諦めて歩いていきます。

小滝 ↓

沢に沿って歩いていますので、小さな滝を何度も見ていきます。
これはその中でも大きい部類に入りますが、落差は精々2メートル程度でしょうね。



沢が詰まった感じ ↓
歩くにつれて、だんだん水量も少なくなってきて、沢も詰まった、という感じになります。


最上流部 ↓

このあたりが、沢の最上流部分になるようです。これから後は、七人山の西側中腹を目指します。



七人山の西側 ↓

七人山の西側中腹に来て、ここからは尾根歩きとなります。



尾根歩き ↓

道の両側の詰まった沢歩きとは違って、尾根歩きは、両側が開けて、開放感があります。
この時は空も未だ、悪い調子ではありません。



快適に進む ↓

快適に高度を上げていきます。



スミレ ↓

スミレが、こんな時期に花を見せてくれます。



笹の道 ↓

その昔は笹のトンネルの中をくぐって歩きましたが、今は笹の背丈が低くなっています。
前日の雨が笹の葉に残っていて、ズボンの裾が濡れます。



ガスの出始め ↓

あたりにガスが出てきて、鬱陶しく感じます。しかし、夏とは違ってブユがいないのでその点は助かります。



笹が高くなる ↓

笹の背丈が少し高くなり、笹と接触しながら歩くようになります。
この部分の歩きで、ズボンは腰のところまで、ぐっしょり濡れてしまいました。



ガスの中に頂 ↓

ガスの先に、どうやら、頂上があるようです。



東雨乞岳 ↓

これが手前の峰で、東雨乞岳です。展望がよくないので、ここは写真を撮ったらすぐに辞去します。



ガスが深まる ↓

行く手のガスは深まってきたようです。



雨乞岳山頂 ↓

東雨乞岳から15分弱で、雨乞岳の山頂に着きました。標高は1238mで、鈴鹿山脈の中では確か二番目の高さだったはずです。



山頂のいろいろ ↓

山頂にはいろいろなものがありますね。



三角点標石 ↓

国土地理院の三等三角点でした。



山頂に池 ↓

山頂のすぐわきに小さな池がありました。サンショウウオでもいないかと見ていましたが、見ないうちに見切って出発します。
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11/24日 雨乞岳と御在所岳 その1:雨男が雨乞岳に行くとどうなるか? 晴れの筈の天気も大崩れ

2015-11-28 07:12:11 | 草花
11月は、晴天日の続かない天気が多かったですね。

ボケ防止のために10日に一度くらいは山を歩いて、ブログの記事を更新し続けていこう、と決めているのですが、今月は山入りのタイミングを大変取りづらくて苦労?しています。

そんな中でしたが、11月の24日は、一日だけ晴れ間がある、という天気予報でした。
これに飛びついたわけですが、その時の天気予報では、前日の雨が早朝まで残るとは言っていました。
現地についてみると、雨こそ降ってはいなかったものの、晴れ間は全くなくて、行く末に不安を残しての「歩き方始め」となりました。

位置図 ↓

四日市市・菰野町西部の湯の山温泉・御在所岳の鈴鹿スカイライン上にある武平峠に車を置きます。
朝が早いので、まだ暗くて、明るくなるまで入念にストレッチをしながら時間を過ごします。



実行図 ↓

武平峠から雨乞岳・御在所岳と時計回りで歩きました。



鳥瞰図 ↓

今回は天気が生憎のために、山行中に二つの峰を全く見ることができませんでした。
やむなく、カシバードで描画したものを貼ります。



断面図 ↓

ひと山登った後に結構下って、もうひと山登るというルートです。全行程は16.3kmくらいになりました。



登山口 ↓

まだあたりが暗いので、撮った写真も画面を補正すると、極端にザラついてしまいました。
このお二方は半分玄人の山屋さん的な方でした。



ここから ↓

とっかかりはここです。



山道 ↓

前を行くお二方は定年間近のサラリーマンと見ましたが、歩幅は広くて、スムーズに歩いています。相当山慣れしていると見ました。 後で聞くとボランティアで山道周辺の清掃などもしていて、年に160日は山を歩いているということでした。



イワカガミか? ↓

これはイワカガミでしょうか、それともイワウチワ? 葉っぱで区別がしにくいのですが、この山域ではイワカガミのほうが優勢なのです。



沢に沿った道 ↓

山道はやがて、沢のようになったところを歩くようになります。
今回の山行では水回りを歩き続けていたような気がしました。



沢頭 ↓

沢を詰めるような場面も出てきますが、その先もまた沢沿いの道が続きます。



シャクナゲ ↓

石楠花の木が出てきました。今山行では、御在所岳を囲んで、広くシャクナゲを見たように思います。
花の季節に歩けば、たくさんの場所で花を楽しめそうです。



イワカガミ ↓

またイワカガミが出てきます。山行中にたくさんの場所で、こういう姿を見ていますので、花の時季に合わせてくれば、相当な眺めとなるのではないでしょうか。



落ち葉 ↓

大きな白い葉はホオの木のものですが、不思議なことに皆葉裏を見せていますね。



小滝 ↓

沢に沿って歩いていますので、滝も見ますが、みな小規模のもので、これも落差は50センチくらいでしょうか。
前日の雨を集めて、水量豊富です。



沢 ↓

沢沿いを歩きますので、飲み水の苦労はなさそうです。今回は沢の水を何度か賞味しました。



沢を何度か渉ります。 ↓

小さい沢を右に左にと何度か渉って、時にはこんなところも交えて、山道は続きます。

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11/16日 三河の三ツ瀬明神山 その7(最終記事):ピーク706を経由、道迷いをまじえて下山。

2015-11-27 07:16:17 | 草花
今山行の最終レポートとなりました。

これから706メートルピークを過ぎると、しばらく尾根道を進んだ後に、稜線から離れて山腹に入り、高度を下げるのですが、今回、この部分で道に迷ってしまいました。

落ち葉の散り敷いたところでは、それによって道が分かりづらくなり、挙句に道を失いということが起こりますが、今回も違う踏み跡をたどり、ついにとんでもない崖の上に来てしまいました。
もちろん引き返して、それらしい道に戻ったのですが、それも森林伐採用の道だったようで、やがて行き詰まってしまいました。

引き返すのが面倒でしたので、そのまま斜面をへつって、正規の山道に合流できましたが、GPSを持って歩いてもこまめに位置確認を怠ると、こんな失敗が簡単に起きてしまいます。
朝は寝坊して出発が一時間半も遅れたその上に、道迷いで30分のタイムロスが加わりました。
山の日暮れは早いので、気が忙しくなってしまいました。

真っ赤 ↓

今山行の紅葉では、部分的に赤いものしか撮れませんでした。



これも限定的 ↓

樹間の限定的な染まりですが・・・・



ケルン ↓

尾根上に、がっちりとした形状のケルンがあります。ここから下って行く道もありましたが、どうやら、山作業のための道のようです。



岩の露出 ↓

こんな岩尾根もありますが、恐怖感は湧きません。あたりにある樹木が安心感を与えてくれます。



岩に標識 ↓

尾根上は地盤が岩のために、標識の杭を打ち込めないので、岩に彫り込んであります。



peak706 ↓

この場所がP706の分岐点になります。今回は右の道を採ることにしています。



西峰を振り返る ↓

この分岐点のところに露岩があって、そこから今下りてきた西峰がよく見えます。
ずいぶん遠くになりましたね。この時ちょうど午後三時でした。



垣間見る紅葉 ↓

分岐点から尾根歩きを続けます。途中で見る紅葉は数少ないので、一つずつ撮っていきます。
そうして尾根を歩いているうちに、とんでもない危険個所に出てしまいました。
行く手が崖になっていて、どうみても岩登り専門家の世界です。
やむなく引き返します。



広いのにひどい急傾斜 ↓

引き返して、「これでよい・・・」と思って入った道が、とんでもない道でした。
ただ広いだけで、大変急な傾斜で、道の上をまともに歩けず、道脇の木につかまって、安全確保しながら下る道ですから、これも間違いの道ですね。
しかし、面倒ですのでこの急斜面は強行突破することにします。



ほのぼの ↓

急傾斜を下りきってから、位置確認すると、正規のルートから大分外れています。磁石を取り出して正確に正規ルートに復することにしました。
磁石の指す方角を指して直接的に向かいます。山の端に日が落ちたようで、少し光量が減じられたようです。



紅葉の締めくくり ↓

正規ルートに近づいていきます。 目の前の紅葉は、これが今山行で出会う紅葉の締めくくりとなりました。



山道 ↓

正規ルートに復しました。あたりは植林帯ですので、早くも薄暗さを感じるようになりました。



キジョラン ↓

この山では珍しいキジョランですが、ちゃんと葉を齧った痕がありますから、アサギマダラがここまで来て卵を産み付けているのでしょうね。



砥沢に下りた ↓

山道を下り切り、砥沢に着きました。あたりは暗くなっていますが、空はまだ明るいので、ヘッドライトを出すまでもありません。 これから林道歩きに移行します。



ゲート ↓

一般車の進入止めですね。



山の神様 ↓

道沿いに祠がありました。



とうちゃこ! ↓

ヘッドライトを出さずに、歩き通せて、車に戻れました。
歩数計がやっと普通にカウントできたようです。 感度調整に意外と手こずりました。
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11/16日 三河の三ツ瀬明神山を周回 その6:山頂での眺望(続き)。 西峰経由で下って行く

2015-11-26 07:18:36 | 草花
山頂の展望台からの眺望を続けます。
山頂展望台の上で、食事をとっています。動かないと寒いので、服を重ね着していきます。
食事中に男女カップルと、単独登山者がやってきました。この日は休日明けでしたが、さすがに人気の山なのですね。
ここで長い時間停滞していたのは、待っていれば、もう少し遠くまでの見通しが利くようになって来ないか・・・・と期待したのですが、小生の過去の経験則ではそういうことは、ほぼ絶対といってよいほどありはしませんでした。
今回も当然そういうことで、富士山はついに姿を見せてはくれませんでした。

ここでの休憩が終わると下山に入ります。
まず、西峰に立ち寄って、それからはピーク706mを目指して、尾根を歩いていきます。

山頂からの岩古谷山 ↓

山頂からは岩古谷山も見えていましたが、こうして見ると、あの険しい山の感じが出ていません。
山は、眺める位置によっては、こうも違って見えてしまうものなんですね。



御殿山 ↓

眼前に、円錐形の御殿山が見えています。この山にいつかは登っておきたい、と思っていますが、未だに実現していません。



南アルプス北部 ↓

南アルプス北部の峰も、薄霞の中で、ぼうっと見えています。



南アルプス南部 ↓

こちらは南部の不動岳と判明しました。


日本ヶ塚山 ↓

愛知県東北部の日本ヶ塚山は、南アルプスの前衛のように見えていました。



東栄町 ↓

目の先に、山間の町、東栄町が見えています。


登気野 ↓

高さはそれほど高い山ではありませんが、良い形をしていて、良い色に染まっているのは、地図で調べると、登気野(ときの)という山のようです。
これはぜひ一度行ってみたい山となりました。



展望台上 ↓

鋼鉄製の展望台の上には望遠鏡がありました。今回、覗きはしませんでしたが、果たして今でも使えるのかどうかです。 使えるのなら、晴れた日にぜひ覗いてみたいものです。



赤石岳方面 ↓

展望台からの眺望の締めは、やはり、一番高く、大きく見える赤石岳方面ですね。
これにて最高部の展望台に御いとまして、山の下りに移行します。



植林帯を下る ↓

始めは、植林帯の急傾斜下りからです。



尾根鞍部 ↓

激下りが済むと、西峰に向かって、尾根の灌木帯を歩きます。


西峰 ↓

西峰には大きなアンテナが建っていて、遠くから良い目印になります。
画では、アンテナ脚部の、骨組みだけが見えます。


リンドウ ↓

ここで見たリンドウも、花の末期で、もう開花できません。



岩尾根下り ↓

西峰からの下りは、始めのうちは、気の抜けない険しい道が、しばらく続きます。



紅葉 ↓

時折出てくる、樹間の紅葉を楽しみながら、険しい道を下りて行きます。



分岐点 ↓

この分岐点を右に取ると、ピーク706mまでは、緩やかな尾根歩きとなります。



紅葉 ↓

こんな紅葉も、時には出てきます。画面中央の白っぽい三角形は、鳳来湖の湖面だと思います。
この道から、こういう風に見たのは、新しい発見でした。
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