ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

9/30 久しぶりに歩いた金山と雨生山 その6:展望丘から雨生山山頂に至り、静岡県側に下りて行く。

2016-10-07 06:32:06 | 草花
愛知県と静岡県との県境を成す稜線上を金山から雨生山に向けて歩いています。
折角尾根の上を歩いているにもかかわらず、ほとんどの場合、道の両側に生える立ち木に遮られて眺望が得られません。
そんな道中で例外的に一か所だけ眺望の利く場所があります。そこを便宜的に「展望丘」と名付けておきます。
最高地点の金山山頂から、45分ほど歩いてその「展望丘」につきました。
今回は歩き始めから雨でしたので、遠くへの眺望は得られず、残念なことになっています。

サルトリイバラ ↓

サルトリイバラの実はまだ青いままです。これが寒さに遭う頃に赤く色づいて来ます。



「展望丘」のケルンと雨生山 ↓

「展望丘」にはケルンがあり、稜線からは新城側の田園地帯の眺めが得られ、新城側に少し下ると南アルプスまで見通せる場所なのですが、今回は視界不良です。(背後は雨生山)


ミシマサイコ ↓

山頂の一角でミシマサイコを見ます。



ヤマハッカ ↓

ヤマハッカも細々と咲いています。



新城側の集落 ↓

足下に新城側農村部を見下ろします。左は吉祥山です。



静岡県側 ↓

静岡県側では三ケ日と浜名湖の一部が見えています。



山麓の風景 ↓

新城側の山村の風景をズームして捉えます。



ヤナギノギク ↓

眺望のすぐれなかった「展望丘」を後にして県境稜線歩きに戻り、雨生山を目指します。
歩き始めで、ヤナギノギクを見ました。
これは愛知県と高知県の蛇紋岩地に隔離分布する野菊で、環境省レッドデータブックで、絶滅危惧Ⅱ類に指定されている植物です。


ネズミサシ ↓

ネズミサシの木もここでは這うようにしています。


雨生山を目指す ↓

目指す雨生山頂上も近くなっています。



弓張山系 ↓

葦毛湿原の背後から続く弓張山系は、午後になると逆光線の位置にあります。

ズミ ↓

途中、蛇紋岩地の栄養分の少ない中で頑張って実をつけているズミの木を見ました。
実を採って噛んでみると仄かな酸味があります。



復路の下降点 ↓

このケルンの場所を通り過ぎて、一旦頂上まで行きましたが、またここまで戻ってくることになりました。



ヤマラッキョウ ↓

ヤマラッキョウは未だ蕾です。花を見るまではあと一か月はかかりそうです。



ジョロウグモ ↓

今山行では山の中で人に出逢わなかったので、それだけ蜘蛛の巣に掛かりながら歩いたことになります。
大袈裟に言えば100回くらいは蜘蛛の巣を顔で突き破って歩いた感じがしますが、実際には20回から30回程度だったのでしょうね。
ある時には帽子の庇から目の前に、ジョロウグモがぶら下がってきたりします。



マルバアオダモ ↓

これはマルバアオダモの実でしょうね。



雨生山山頂 ↓

雨生山山頂につきました。最近はこの山頂もあまり訪れる人が多くないみたいで、来る道筋も笹が茂り、山頂でも笹に埋もれがちになって来ました。


金山 ↓

山頂の枝の間から先ほど歩いてきた金山が見えています。



浜名湖 ↓

浜名湖が見えています。山頂から浜名湖の方角に下りて行くことにして、笹をかき分けて下り始めましたが、笹が思いのほかに深くなっていて、下る道が不明瞭でしたので、それを諦めて、稜線を引き返します。


湿性斜面 ↓

結局、先ほどのケルンのところまで引き返して、そこから静岡県側の湿性斜面を下ることにしました。
ここも蛇紋岩地で痩せていますので、大木は育ちません。


ミミカキグサ ↓

これはホザキミミカキグサでしょうか、ピントがぼけてしまいました。
斜面に細々と流れが出来ていて、その周辺で見ました。
コメント (8)
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