ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/25日 鳳来寺山 その4:瑠璃岩 ”山頂” 天狗岩 巫女石と高座石 鷹打場を経て東照宮まで

2018-05-31 07:08:19 | 草花
昨日、鳳来寺山のことを記述しましたので、今度はお寺の鳳来寺を案内しなければなりません。
(以下は大部分をwikiからの引用です。)
鳳来寺(ほうらいじ)は、愛知県新城市の鳳来寺山の山頂付近にある真言宗五智教団の寺院。本尊は開山の利修仙人作とされる薬師如来。
参道の石段の数が1,425段あり、徳川家光によって建てられた仁王門は国の重要文化財である。

寺伝では大宝2年(702年)に利修仙人が開山したと伝える。
利修は霊木の杉から本尊・薬師如来、日光・月光菩薩、十二神将、四天王を彫刻したとも伝わる。
文武天皇の病気平癒祈願を再三命じられて拒みきれず、鳳凰に乗って参内したという伝承があり、鳳来寺という寺名及び山名の由来となっている。
利修の17日間の加持祈祷が功を奏したか、天皇は快癒。この功によって伽藍が建立されたという。

江戸時代に入ると幕府の庇護を受け、850石に増領される。さらに家光の治世で大いに栄えた。
徳川家康の生母・於大の方が当山に参籠し、家康を授けられたという伝説を知った家光が大号令を発したためである。
それにより、当山諸僧坊の伽藍が改築されただけでなく、家康を祀る東照宮が新たに造営され、慶安4年(1651年)に完成をみた。
(引用終了)

瑠璃岩 ↓

この岩の上が鳳来寺山の最高地点(695m)になります。この岩を瑠璃岩と呼んでいます。
この岩を下りてから、次に比較的広い場所の「山頂」を目指します。



クリの虫えい ↓

クリタマバチが栗の葉に虫コブを作っています。



直下から見る瑠璃岩 ↓

自然歩道上から瑠璃岩を見上げます。



ギンリョウソウ ↓

ここでも稜線上でギンリョウソウを見ました。



マルバウツギか? ↓

これもマルバウツギでしょうか?花がちょっと小さいのです。



鳳来寺山「山頂」 ↓

瑠璃岩よりも10メートルくらい低いこちらが、一般的な「山頂」となっています。
ここは瑠璃岩のような岩上の狭いところではなくて、山の頂らしい雰囲気と広さがありますので、皆さんは納得するようです。


これから鷹打場に向かって岩尾根の道を下って行きます。


ニガナ ↓


カキノハグサ ↓

カキノハグサは、これ以降、密度濃く出現してきます。



天狗岩 ↓

壊れかけた東屋のある天狗岩にきました。ここからは南方の眺めが良いのです。



富幕(とんまく)山 ↓


吉祥山 ↓


参詣道 ↓

かつて松尾芭蕉や若山牧水、種田山頭火が通った参詣道が見えています。


天狗岩を後にして、尾根をさらに東進します。


南アルプス展望個所 ↓

天気の良い時でしたらここから南アルプスが見えるのです。



やはり見えない ↓

その方面は霞んでいて視界が届きません。



金山 ↓

近場の金山は見えていますが、逆光線と霞であまり良い出来ではありません。



高座石と巫女石 ↓

利修仙人に所縁の伝説のある場所は写真を撮るだけで通過します。



鷹打ち場 ↓

岩のテラスみたいな場所で尾根道は行きどまりとなります。高度感が味わえて、なかなか小気味よいところです。


これから東照宮目指して西進します。


ギボウシ ↓

岩壁にギボウシがついています。



ヤマボウシ ↓

やや遠くに白い花が盛大に咲いています。望遠で精一杯引き寄せて撮りました。



”タツナミソウ” ↓

これは何種類かあるタツナミソウの仲間のうちで「シソバ」になるのでしょうか。



東照宮 ↓

高度を少し下げると、東照宮が上から丸ごと見られる場所にやって来ました。
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5/25日 鳳来寺山 その3:クロ岩から山岳景観を見ながら岩稜帯を歩き、最高地点の瑠璃山に到る。

2018-05-30 07:03:23 | 草花
今更ではありますが、ここで鳳来寺山のことをwikiから抜粋・加筆して記述しておきます。
場所は愛知県の新城市に位置します。
標高は695m。「声の仏法僧(ブッポウソウ)」(コノハズク)が棲息していることや紅葉の名所として、更に鳳来寺があることで知られる山である。(最近では聞くことが出来ていない。)
昔から松尾芭蕉・若山牧水・種田山頭火など、文人の参詣が多いことでも知られている。

鳳来寺の本堂へは、山麓から伸びる石段(1,425段)や元有料道路 鳳来寺山パークウェイがある。登山道は、門谷からの表参道の他に大野からの東海自然歩道、湯谷温泉から湯谷峠への道がある。

1931年(昭和6年)に国の名勝及び天然記念物に指定され、2007年(平成19年)には日本の地質百選に選定された。

門谷からの表参道には、日本一高いとされていた樹齢800年以上、樹高約60メートルの「傘杉」(かさすぎ)がある。
(抜粋加筆は以上)

今山行のルートは上記にはない玖老勢(くろぜ)からのものであり、下山には湯谷峠への道やパークウェイを一部分で使用していますが、概ね独自の道を歩いています。

この記事では玖老勢峠から東海自然歩道をなす尾根上の道を歩いて、クロ岩を経由して、いよいよ最高地点の瑠璃岩(695メートル)に到達するまでをレポートします。
カキノハグサ ↓

カキノハグサは盛んに出てくるようになっています。




ギンリョウソウ ↓

ギンリョウソウもやっと花の最盛期入りしたようで、良い姿のものが出てきました。




木段 ↓

東海自然歩道になっていますので、道の手入れは良くされていて、鉄の階段や、木の階段が要所・要所に掛かっています。




コアジサイ ↓

山陰では良い色のコアジサイに出逢います。




クロ岩 ↓

光線の加減で岩が黒ずんで見えることからこの名前が付いたようです。



マメヅタラン ↓

クロ岩に少しだけ取付いて見ました。裾の部分に野生ランが着生しています。
ここでもマメヅタランの開花を見ます。




三ツ瀬明神山 ↓

クロ岩を後にして岩稜上を歩きます。三ツ瀬明神山が見えて来ます。



サカキ ↓

サカキは壮んに新芽を延ばしています。




鉄の段 ↓

流石に東海自然歩道です。歩きにくい個所にはちゃんと措置が講じられています。



遠州の観音山 ↓

遠州の観音山は遠くに霞んで見えています。




県境の浅間山・弓張山 ↓

愛知・静岡県境の山もやや霞んで見えています。逆光線の位置ですので已むを得ません。

城山 ↓

これも県境の山になります。



宇連山 ↓

こちらは奥三河の山で、順光線となり、山の緑も見えています。



三ツ瀬明神山 ↓

先ほど見て来た三ツ瀬明神山は全貌がしっかりと見えています。



ガンピ ↓

ここでも岩場にガンピ。こういう場所を好むようです。



圧巻の50段 ↓

鳳来寺山を登り詰める場面が近づいてきました。この鋼鉄製の階段を50段昇ることになります。



鉄の柵 ↓

岩稜の両脇には鉄の柵が施されています。



マルバアオダモ ↓

花が終わり実をつけ始めたマルバアオダモが岩角にありました。



利修コース入口 ↓

この木の間から、下りて行くのは利修仙人コースという別の道で、この先もやや判りにくい道が続きます。
(今回はそこを歩きません。)



アカヤシオ ↓

瑠璃岩(瑠璃山)というこの山の最高地点に来ました。
その岩に取付く前に、ここにリュックを置いて小休憩を入れます。目の前に花が終わって実をつけているアカヤシオを見ました。



ドウダンツツジ ↓

同じような場所にドウダンツツジも花をわずかに付けています。



瑠璃岩にイワタケ ↓
 
瑠璃岩に取付きます。まず、岩の裏側に回ると、そこにはイワタケが付いていました。              
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5/25日 鳳来寺山 玖老勢峠 瑠璃山 鷹打場 東照宮 行者越え 車道歩き 高徳不動 利修仙人護摩所など その2

2018-05-29 07:09:58 | 草花
玖老勢(くろぜ)峠で尾根に乗り上げましたが、そこには東海自然歩道が通っています。
この記事では、その尾根上の東海自然歩道を鳳来寺山の山頂目指して南進し、「犬戻り」という岩稜帯の巻き道に差し掛かるまでをレポートいたします。

コアジサイ ↓

この稜線歩きでは、または、一日を通して、この花をよく見かけました。



ツクバネウツギ ↓

ツクバネウツギとコツクバネウツギも時々顔を出して来ます。



根こそぎ・・・↓

稜線上では岩の上の土の部分が少ないのでしょうか、根こそぎ倒れた木を見かけます。



岩の稜線 ↓

岩の露出したやや狭い道を進みますが、周りに木があるので恐怖感はありません。



カキノハグサ ↓

このあたりからカキノハグサが出現開始します。



イチヤクソウ ↓

イチヤクソウはまだ花が開いてはいません。



東海自然歩道 ↓

ここでも幅のやや狭い岩稜を進みます。



ユズリハ ↓

この地方ではユズリハをよく見ます。



モチツツジ ↓

モチツツジはもう咲き残りとなりました。



ヤマツツジ ↓

モチツツジのそばでヤマツツジも遅い花を見せてくれます。



ガンピ ↓

ガンピは岩稜帯が大好きみたいで、これから先で実によく見ることになります。



ヤブコウジ ↓

もう少しで花が開きそうです。



マメヅタラン ↓

岩に着生するごく小型のランを見てテンションが上がります。




コツクバネウツギ ↓

コツクバネウツギも出てきました。


ホソバシャクナゲ ↓

ホソバシャクナゲの咲き残りがないか・・・?と拘りを入れましたが、結局花は一つも見ることがありませんでした。



マルバウツギか? ↓

小さめの花がついているこの木はマルバウツギでしょうか。



犬戻り付近の露岩帯 ↓

「犬戻り」手前の露岩帯に来ました。先年この岩裾でウチョウランの株を見つけましたが、今回は時季が早いので、パスします。



岩茸 ↓

その代わり、イワタケを見つけました。



ミヤマウズラ ↓

綺麗な斑の入った葉を撮ります。



「犬戻り」 ↓

「犬戻り」という箇所に来ました。ここは鉄と木製の橋がいくつかかけられていて、足元の見えるこういう場所は犬が苦手なんでしょうね。人間様はそれほど苦にせずに通り抜けます。



”ギボウシ” ↓

岩の棚に”ギボウシ”が見えます。



ツルリンドウ ↓

ツルリンドウもまだ若い株ですね。
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5/25日 鳳来寺山 玖老勢峠 瑠璃山 鷹打場 東照宮 行者越え 車道歩き 高徳不動 利修仙人護摩所など その1

2018-05-28 07:09:21 | 草花
金曜日に鳳来寺山を歩いて来ました。今が見頃の花が咲いていることを期待して、そして、これまで歩いていなかった「行者越え」の旧道を歩いておきたかったからでした。

この朝は午前4時に家を出て、山麓に着いて、歩き始めたのは、午前六時の少し前でした。
当日は、大変な暑さが予想されていて、朝早い、涼しいうちからコースを進めておきたかったのです。
位置図 ↓


鳥瞰図 ↓

駐車地点から時計回りで周回しました。

実行図 ↓

駐車地点から玖老勢(くろぜ)峠-鳳来寺山山頂-鷹打場-東照宮-行者越え-車道歩き-登り返して-門谷-高徳不動-利修仙人の窟屋を経て駐車地点まで戻るコースです。

断面図 ↓




駐車地点 ↓

玖老勢(くろぜ)のいつもの場所に車を駐めます。



お墓の”マンション” ↓

山の斜面を利用したお墓の前を通ります。



ドクダミ ↓

自分の庭で咲くと、邪魔くさい草ですが、道端の花となれば客観的に評価できます。



スイカズラ ↓

花の終末期で、色はすでに黄色に変わっています。



曲がり角 ↓

これまでは廃線となった電車の軌道跡の道を歩いて来ましたが、ここで右に折れて山に向かいます。



山に向かう道 ↓

最初のうちは作業用のトラックが通れる道になっています。
沢沿いの道を遡って行きます。



ツルニチニチソウ ↓

こういう草が未だ道端に出てきます。



マルミノヤマゴボウ ↓

ヨウシュヤマゴボウとは少し趣が違っています。どことなく”和”の顔を見せています。



弁天様 ↓

崖を背後にして弁天様が祀られています。



小石がごろごろ ↓

石がごろごろして歩きにくい道になってきます。



清流 ↓

沢の水量が随分心細くなってきましたが、水はきれいなものです。



イワタバコ ↓

所々の岩にはイワタバコが着いています。



水の滴り ↓

滝と呼ぶには可愛すぎる水の落下があります。



流れから離れ ↓

やがて水が涸れ、それからも離れて、道も山道らしくなってきます。



コナスビ ↓

岩の隙間でコナスビの花を見つけます。



キジョラン ↓

右上のキジョランの葉では、幼虫が食したとみられる痕がついています。



イナモリソウ ↓

道筋にイナモリソウの花が出てきました。



オオバトンボソウ ↓





炭焼き窯の跡 ↓

もう昭和30年ころには、すでに使われなくなったものでしょうね。



玖老勢(くろぜ)峠着 ↓



玖老勢峠に着きました。歩きだしてから2時間近く経ってしまいました。
写真を撮りながらゆっくり歩いていますので、標準タイムよりも遅れていると思いますが、これから後もゆっくリズムで通します。
なおこれから先は、東海自然歩道歩きとなります。
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5/25日 鳳来寺山で見たイナモリソウとカキノハグサ

2018-05-27 07:08:55 | 草花
イナモリソウとカキノハグサ。
御寿司の世界でも、いなり寿司と柿の葉寿司というのがありました。
この時季のもので、花でも似たような名前が揃いました。

一昨日、鳳来寺山を歩いて来ましたが、とても暑い思いをしてきました。
そんな中でも車道歩きを敢行し、すっかりバテてしまいましたが、朝のうちはまだ涼しくて、梅雨入り前の晴れた日に、山の雰囲気を満喫できました。

そのレポートは明日以降続けるつもりですが、冒頭のこの記事では、アテにして見に行った花と、今を盛りに咲いていた二つの花を抜粋してレポートします。

イナモリソウ ↓









イナモリソウはアカネ科の植物で、三重県菰野の御在所岳の近くの稲森という土地で最初に見つけられたことにより、この名前がついたと聞きます。
小生はこれまでにシロバナイナモリソウは見ているのですが、ピンクに咲くこの花には縁が薄くて、まだ見てはいませんでした。
今回はそれを目指して、このコースを選定してやって来ました。




カキノハグサ ↓









カキノハグサはヒメハギ科の草で、中部地方から近畿圏に生育するそうで、割合狭い分布ではないでしょうか。
今回は随分たくさんの場所でこの花を見ていて、歩きながら数を数えていましたが、花付きのもので200株を超える数になってしまいました。
途中で数えるのを止めてしまいましたが、おそらく300株くらいは見たのではないでしょうか。
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