ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

12/31日 年の終わりのコケ納め

2017-12-31 13:42:16 | 草花
昨日山を歩いて来ました。
三河の三ツ瀬明神山という1016メートルの高さを持った山なんですが、山に取付いて一時間ほどしたところから雪が出て来ました。
山頂に近づいても雪の量はそれほど増えはせず、精々積雪3センチくらいだと思いました。

しかし、雪よりも前に雨があったようで、それが場所によってはアイスバーンとなっていて、その上に雪が載り、大変すべりやすくなっていました。

山頂の展望櫓の見える山頂直下まで来て、気が緩んだのでしょうね。
そんなすべりやすい場所に不用意に足を置いて、前のめりに転倒してしまいました。



画面の右側に木製の椅子のようなものが置いてあり、そこに顎と胸を強打してしまいました。
その時にとっさに思い付いてしまったことは、「しまった! 山岳保険の治療付きを契約しておくべきだった・・・・」という何ともセコいことが瞬間的に出て来てしまったのです。

画面の左側の雪の上には、派手に転んだ痕がしっかり残っていますね。

そして右側の手前にはこの時の衝撃によって、毛皮の帽子が脱げて吹っ飛んでしまっています。

ようやく起き上がって、「肋骨が居れたかな?・・・」なんてことを考えながら、恐る恐る歩きだした時には、この帽子のことはすっかり忘れていて、それを置いてきてしまいました。

山頂寸前に来て、そのことにやっと気づき、引き返しました。

そんなことのあった後でしたが、山頂では特上の景観が待っていてくれました。
(そのレポートは元旦から始めさせていただきます。)


家に帰り、そこを見ると、顎と胸には大きな痣が出来ていました。
明けて今朝は、多少の痛みは残っていますが、お医者にはかからずに済みそうです。

痛い記事で今年の終わりになりましたが、これを厄納めとしてご理解ください。

皆様良い年をお迎えください。
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12/24日 クリスマスイヴの晩は,雨風強く,雷までも・・・・・・

2017-12-25 07:24:42 | 草花
小さい子供がいなくなった我が家では、ここのところクリスマスイヴといっても取り立てて何かをするということは無くなりました。

それでも食卓に鳥の骨付きモモが載っていましたので、山の神様に、少しはクリスマスの意識が残っていたのかもしれません。

24日は昼食後に、4時間近くかけて、20kmほどを歩いて来ましたが、道筋を見ても、クリスマスイヴに対してこれといった盛り上がりは見つけられませんでした。

明るいうちはそんなことでしたが、夜になってから更けてくるころに、雨が強く降り出し、風も出てきて、俄かに荒れ模様の空になったようです。
そんなころに床に就きましたが、遠くで雷も鳴っているようで、年末としては珍しい空模様となりました。

一夜明けて、外に出ると、風があれた痕跡がありましたし、空には未だ雲がありますが、西から東に速いスピードで流れていきます。予報によると、今日も荒れ模様で、冬型の気圧配置が強まるということでした。
大事なお正月前ですので、寒さに備えて生活して参りましょう。

昨日、平地歩きをして見かけた風物をアップします。

歩行行程 ↓

安城市の産業文化館「デンパーク」あたりを最遠点として、時計回りで歩きました。
一回りしてきた総距離は20kmに少し足りませんでした。




シバザクラ ↓

これはフライングでしょうね。道際で、南向きの所にポツリと咲いていました。



ノゲシ ↓

これは田畑の際で何度も見た花です。



ビワ ↓

枇杷の花はしっかりとした姿ではありませんが、一本の木にいくつもついていました。



道端のパンジー ↓

新しくできた道路・・・・その道端にパンジーが植えてあります。樹木とは違い、これは珍しいことだと思いました。



ホトケノザ ↓


ノボロギク ↓

ホトケノザやノボロギクは季節外れにも花を見せてくれる定番ですね。



水仙 ↓

黄色い水仙が垣根風になっています。



フウセントウワタ ↓

この姿は魚のハリセンボンを連想させてくれますね。



セイヨウタンポポ ↓



こんな時季にも花を咲かせて来るのはセイヨウタンポポでしょうね。花の付け根を見ると、総苞が根元から反り返っています。



ソシンロウバイ ↓

以前、正月三が日が過ぎて、早くも咲いていた花を見てびっくりしたことがありましたが、何のことは無い・・・・こちらでは、すでに年末から咲き出していました。



ユキヤナギ ↓

ソシンロウバイの花を見たすぐ後でしたので、ユキヤナギにフライング気味に花が咲きだしていても、別い驚かなくなってしまいます。



ナンテン ↓

その季節に季節通りの姿を見ると、やはり、落ち着きがあります。



大豆 ↓

畑一面に大豆の枯れた株が立っていて、一種異様な光景に思えました。
実の莢を開けると、小粒な豆が詰まっています。これは後になって収穫するのでしょうか。



デンパーク ↓

今回歩く最遠点に来ました。「デンパーク」ではいくつか駐車場がありますが、どこも皆車が詰まっています。



人の列 ↓

入場受付のところに人の列ができています。これは恐らくクリスマスの催事目当ての人たちなんでしょうね。
デンパークを大きく回り込んで、家の方向を目指すことにします。



ヤツデ ↓

人家の門前に今時珍しいヤツデの花を見た時、あたりは薄ら暗くなってきていました。



水仙 ↓

我家に着いた時には日が暮れていて、薄暗い中でフラシュを焚いて水仙の花を撮りました。
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12/14日 金山と雨生山 下の段(最終記事):展望丘から南アルプス、雨生山山頂から富士山を見て下山。

2017-12-22 07:13:45 | 草花
雨生山の山頂から富士山が見えるということは、(大変うかつなことに)、これまで何度も来ていますが、つい最近まで気が付かないことでした。
それが見えるということが判って、今回初めてそれを確認できるチャンスがやって来ました。

これまでですと、展望丘から南アルプスの連嶺を眺め、奥三河の山並み、それから豊橋方面の弓張山地や浜名湖を見て満足して下山していましたが、今度ばかりは富士山を見ないで山を下るわけにはいかなくなりました。
つまり、この山域では山を眺める楽しみが、また一つ増えたことになります。

雨生山の山頂方面 ↓

雨生山の山頂は歩いて10分ほど先にありますが、今居る展望丘からの眺望が良すぎるので、未だこの場所に拘っています。




三ツ瀬明神山 ↓

あの山には年内にもう一度入りたいと願っています。



塩見岳 ↓

展望丘からもう一度塩見岳を眺めてから、この場所を後にします。



雨生山山頂まで ↓

山頂までの道は、最近人通りが少なくなったのでしょうか、笹が邪魔をするようになってきています。



雨生山山頂 ↓

山頂もすっかり笹に攻め込まれてしまっています。



浜名湖 ↓

山頂からは浜名湖が良く見えています。



富士山 ↓

期待して来た富士山の眺めは望遠で引き寄せてもこの程度ですが、肉眼でもはっきりと確認することが出来ました。 これによって今後の楽しみが増えたことになります。
目的を達成出来ましたので、山を下ることにします。




南アルプス南部の山並み ↓

信濃俣・不動と南アルプス南部の山並みの手前には弓張山系の弓張山や城山といった愛知・静岡の県境にある山も頭を覗かせます。




南アルプスの重鎮たち ↓

山の斜面で眺望の良い場所がありました。ここからの眺めの中では、やはりこの画角が群を抜いていると思いました。
荒川岳・赤石岳・聖岳が大きく雄々しく聳えます。



奥三河の山並み ↓

鞍掛山・棚山・宇連山の連なりの手前で、鳳来寺山も見えていますが、それは宇連山に飲み込まれるようにして手前に見えています。



吉祥山と東名高速道路 ↓

吉祥山の左側に東名高速道路が走っています。向こうは豊川・岡崎・名古屋方面で、こちら側は宇利トンネルがあり、浜松・静岡・東京方面になります。



上の鉄塔 ↓

下山路には鉄塔が二本あります。この上の鉄塔付近は、刈られた笹の葉の上に霜が降りていて、滑りやすい斜面でした。



下山 ↓

竹藪を抜けると地道の広い道路に出て来ます。これにて下山となりました。



地道歩き ↓

いつものことですが、鶉飼育場の番犬に盛んに吠えたてられながらこの道を追われるようにして歩きます。



コナラの紅葉 ↓

道端のコナラの大木には未だ良い色の葉が残っています。



私の足 ↓

朝日に浮かんだ苅田の向こうに自車が見えて来ています。帰着時刻は午前10時17分のことでした。
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12/14日 金山(かなやま)と雨生山(うぶさん) 中の段:金山から愛知・静岡の県境稜線で赤ハゲ地・展望丘に向かう。

2017-12-21 07:12:44 | 草花
金山の山頂をあとにして、最初は稜線を下って行きます。
この山道は愛知県と静岡県の県境を成す稜線で、まわりに樹木が無ければさぞかし良い眺めであろうと推察できますが、残念ながら樹木が道の両側に茂っていて、眺望は全く得られません。
仮に金山の山頂に高さ6メートルの展望台を建てて、周りの木々が無ければ、そこからは富士山や南アルプスの3000メートルを超す山々の景観が得られることになります。

自然の恵みの樹木を邪魔にして忌み嫌う訳ではありませんが、景観の点で、多少は考慮をしていただけるとありがたいと思います。
特に昨今は林業の後継者が育たず、植林された山間地では森林が間伐もされずに、あれ果てている光景を良く目にします。
何もせずに放置するくらいなら、限定的に景観を得られるような措置がなされても悪くはないのではないかと考えている次第です。

金山の山頂から稜線を下る ↓

山頂からすぐに林間を下る道になっていて、心持ち急いで下って行きます。
急ぐ理由は、この先の展望丘からは南アルプスの山岳景観が、今日ならきっと良いのではないかと思ってのことです。
遠くを見通そうと思うと、朝の時間が早ければ早いほど良いという、小生なりの経験則があります。
時刻は午前8時37分です。



シモバシラはできていなかった ↓

ここでシモバシラを見るつもりで金山ルートを選びましたが、シモバシラは全く気配すらありませんでした。 気落ちしましたが、この際は先を急ぎます。



赤ハゲ地着 ↓

蛇紋岩を積んだケルンのある「赤ハゲ地」に着きました。周りの木が成長して来ていて、だんだん遠くが見通せなくなってきているのが残念です。



赤ハゲ地から塩見岳・熊伏山 ↓

それでも雪を頂いた塩見岳と、その手前には熊伏山が見えています。
時刻は午前8時58分。先を急ぎます。



下の赤ハゲ地 ↓

下の赤ハゲ地にはその4分後に着きました。ここからの眺めの方が良いようです。



重鎮たち ↓

荒川岳・赤石岳・聖岳が綺麗に並んで見えています。



聖岳・光岳 ↓

ここでは聖岳と光岳が画角に入っています。
この眺めにワクワクしながら、眺望の良い「展望丘」まで道を急ぐことにします。



T字路 ↓

下から直接登ってくる道と出会う場所を通過したのは、午前09時04分でした。



不動岳と弓張山 ↓

展望丘に着く、ほんのちょっと前に振り返ると、最奥に南アルプスの不動岳が富士山を思わせるような見え方をしています。その手前は弓張山系の名前のもとの弓張山です。



展望丘着 ↓

かなり急いで歩いて、やっと眺望の良い展望丘に着きました。
時刻は午前09時06分。 急いで歩きましたが、金山の山頂から30分ほどかかりました。
ここから極上の眺めを楽しむことにします。



豊橋方面の山 ↓

目を西の方に向けると、豊橋郊外の山並みが見えています。この連なりを弓張山系と言い慣わしてきました。



雨生山・吉祥山・本宮山 ↓

今度はカメラを右に振るとこの雨生山を左端に入れて・右に吉祥山・本宮山が三重連という感じで並びます。



展望丘から平野部を鳥瞰 ↓

山ばかりでなく、平地の眺めも麗しくて、心に沁みるように感じます。



恵那山と大川入山 ↓

北の方角には、奥にやや雪の付いた恵那山と大川入山があります。



浜名湖 ↓

南には浜名湖が控えています。



鞍掛山・宇連山・鳳来寺山 ↓

浜名湖を入れたために、ちょっと眺めが飛んでしまいましたが、恵那山と大川入山の続きには奥三河の山並みが見えます。
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12/14日 金山(かなやま)と雨生山(うぶさん) 上の段:霜の降りた山道を歩き、金山に向かう

2017-12-20 07:07:57 | 草花
富幕山(とんまくやま)から下りて、次に向かうのは金山(かなやま)と雨生山(うぶさん)でした。
金山では山頂直下にシモバシラが出来ているはずですし、雨生山では展望丘から南アルプスの眺めを得られるはずであり、少し先の山頂からは富士山が見えることを確認したかったのです。

前回雨生山に来た時に稜線ですれ違った方から、山頂からは富士山が見えるということを教えていただいたのですが、それを肉眼では確認できず、下山してしまいましたが、家で写真を取り込んだ時にそれにはちゃんと富士山が写り込んでいましたので、びっくりしてしまいました。
そのときに、近いうちにもう一度雨生山の山頂を訪れて、富士山が見えていることをこの目で確認しておきたかったのです。

この模様を上・中・下の三つに分けてレポートします。

金山登山口 ↓

富幕山を下りて陣座峠から車で走り、約20分後の、午前7時40分には金山の登山口に着きました。



「世界桜の園」へ行く道 ↓

金山へ行くには「世界桜の園」を通り抜けていきます。そこは個人所有の山の中腹に桜の木を植樹していて、その数は約1万本ほどになるそうです。
またその付近は、新城市史跡の比丘尼城跡(びくにじょうあと)もあります。
そしてその西南側は、中宇利丸山の蛇紋岩植生として、愛知県天然記念物に指定されてもいる、盛りだくさんの内容の場所なのです。



霜が降りている ↓

この朝は寒さが強かったようです。時刻は午前7時46分。



蛇紋岩地を歩く ↓

蛇紋岩地を歩いて行きます。つい先日まではムラサキセンブリの咲く道でした。



置物 ↓

岩陰に誰が置いたのか、道祖神風の作品が置かれていました。



東屋 ↓

途中で見晴らしの良い場所があり、そこには東屋が建てられています。
その周りを散策してみます。



リンドウのドライフラワー ↓

花の後のリンドウです。



ムラサキセンブリのドライフラワー ↓

こちらはムラサキセンブリの花の後。



吉祥山 ↓

吉祥山が優しい姿で見えています。



本宮山 ↓

本宮山も穏やかな山体を見せてくれます。雲霧雨左衛門の小生も今日だけは例外的に良い天気に巡り合えています。



三ヶ根山 ↓

西に35kmほど離れて三ヶ根山も見えています。山上の旅館施設も見えます。



御堂山 ↓

真ん中の最奥は御堂山。



五井山 ↓

御堂山の右隣りに五井山も見えていました。画面では真ん中の最奥です。



並べて一望 ↓

左から三ヶ根山・御堂山・五井山と並びます。



世界桜の園 ↓

沢山の桜の木が植えられていますので、写真には撮ってはいませんが、その中にはまばらに花をつけた木もありました。



オケラ ↓

オケラの花もドライフラワーになっています。



「愛の鐘」 ↓

山中にこんなところもあります。



ササユリ ↓

ササユリは枯れた莢を見せています。



ミヤマシキミ ↓

山中の植林帯に入ると、途端にこういうものが出て来ます。



林道を横切る ↓

この林道に来る前にちょっとした登りがあり、この林道を横切ってからは本格的な登りの山道となり、あたりは針葉樹樹林の植林帯となります。




やがてその登りも終わりが近づいて来ます。



金山山頂 ↓

午前8時35分に山頂に着きました。 このすぐ先にシモバシラの生育場所がありますので、早くそこに行きたいと心が急きます。
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