ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

4/27日 強風に明け暮れた一日:それでも意外と遠望の得られない空でした。

2019-04-28 07:03:56 | 草花
昨日は一日中ひっきりなしに風が吹いていた一日でした。
朝の上空はすっきり晴れ上がっていて、清々しいものでしたので、これなら遠くの山並みも良く見えるのではないかと期待して、例の高楼に行ってきました。
ところが意外なことに東西南北すべての方角について、遠くには雲が蟠っていて、全くの不出来でした。
これは今年では最大の期待外れとなりました。

猿投山 ↓

猿投山の左側の稜線上に顔を出すはずの木曽御嶽は全く見えません。
そして中央アルプス、恵那山、大川入山も全く雲に閉ざされています。



本宮山 ↓

本宮山は何とか見えます。



伊吹山 ↓

伊吹山も中腹あたりの稜線が僅かに見えているだけでした。

ガッカリして、高楼を後にします。


ヒラド?ツツジ ↓

高楼の下の植え込みにツツジが派手に咲いていました。



ジャーマンアイリスか? ↓






カナメモチ ↓



三河ではカナメモチを「アカメガシ(赤目樫)」と呼んでいます。
生垣で使用する場合は、葉を密生させるために、剪定をして花を咲かせないようにしていますが、ここでは盛大に花をつけていました。



モッコウバラ ↓

民家でフェンス越しに咲いていました。



ナガミノヒナゲシ ↓

これも強い花ですね。アスファルトの割れ目で生きて居ます。
一緒に写っている紫の花は、マツバウンランなのでしょうか。



ツルニチニチソウ ↓

これも用水路の岸辺で、蔓延っていました。



クルメツツジ ↓

我家のものですが、やっと咲き揃いました。



エビネ ↓



エビネもついに花を開いて見せてくれるようになりました。



芍薬 ↓

芍薬はずいぶん待たせてくれています。
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雨上がりに・・・・セルフ・ヘアーカット→「令和カット」

2019-04-26 10:53:20 | 草花
昨日の雨も上がり、午前10時頃からは庭に日が差してきました。

そんな中、自分の頭を丸めるべく、30年以上前に子供用に使っていた電動バリカンを持ち出して、庭に出ました。
元号が変わるのに先駆けて、自分で散髪することに挑戦です。
30分ほど、モタモタ、ごそごそやって、やっとのことで、あのオバマさんに近い体裁に仕上がりました。
自分なりに、これを「令和カット」と呼ぶことにしましょう。

これまで、髪の毛がなかなか思うように定まらず、苛ついていたのですが、これでさっぱりしました。

これからは一個の石鹸で頭から爪先まで洗うことが出来るようになりました。これもシンプルライフの一環ですね。

長髪と坊主頭では風貌が若干違って来ますから、運転経歴証明書も写真の変更をしなければならないか?
・・・そんなことも考えましたが、それはしなくても大丈夫そうですね。

我がことながら、鏡を見て、違和感が半端ではありません。この姿に慣れるまでしばらくかかりそうです。

ジャーマンアイリス ↓



ジャーマンアイリスがやっと咲き出しましたが、上下のバランスが悪かったようで、雨で頭が重くなって株が寝てしまったものも出てきました。



ダッチアイリス ↓

先に咲いていたダッチアイリスはすべて咲き揃い、ジャーマンアイリスとバトンタッチとなります。



スナップエンドウ ↓

こちらは今花が咲いて、実をつけるちょっと前のようです。



オドリコソウ ↓

オドリコソウも、”〇〇48”のグループの皆さんのように花が咲き揃って来ました。


エビネ ↓

今年のエビネはちょっと辛い姿になっています。ウィルス性の菌に取付かれましたね。



シャクヤク ↓

芍薬は蕾の期間が長いですね。予測通りにGW頃の開花のようです。



サクラソウ ↓

去年から元気回復してきたサクラソウは、上から見た時に花の集まりがが円形に近く見えるようになりました。来年からはきちんとしたサークルになりそうです。


シラン ↓

これからシランは花の最盛期を迎えてきます。



ノビル ↓

庭に蔓延り出したノビルは、今や雑草扱いとなっていますが、取り残したものは”ネギ坊主”をつけ始めました。
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4/21日 古代東山道を歩き神坂(みさか)の峠路に その4(最終記事):神坂峠の遺跡で探しもの、萬岳荘経由で来た道を戻り下山。

2019-04-25 07:05:11 | 草花
神坂峠の遺跡まで足を延ばしたのは、別に目的があったのです。それはヒメイチゲが咲いている筈ということで、それを見るためでした。
ところが花には早くて見つからず、諦めて峠遺跡を後にするその直前に、またまたぴーちゃんさんがお目当ての花を探し出してしまいました。
ヒメイチゲは花が小さくて、歩きながら探していたのでは目に飛び込んでは来ませんでしたが、腰をかがめてその気になって目を凝らして探し回った結果、枯草の中で細々と咲いている姿を探し出すことが出来たようです。

ヒメイチゲ ↓

目が慣れてくると、このあたりで他にも何輪かを見つけることが出来ました。

目当ての花を見たので、これで峠の遺跡を後にします。


フキノトウ ↓

道端においしそうなフキノトウが出ています。



萬岳荘に戻る ↓

ここでトイレを借りてから、下山に掛かります。



もう一度バイカオウレン ↓

道端のバイカオウレンをもう一度見ていきます。



綺麗な羽 ↓

この美しい羽はカケスのものでしたか? 鳴き声は興醒めするほどなのに、それとは好対照ですね。



分岐点 ↓

東ルートと西ルートの分岐点にやって来ました。朝は東ルートでしたので、帰りは西ルートで下ることになります。



崩落 ↓

斜面の大崩落が登山道にまで来ています。これで落差は100mくらいはあるのではないでしょうか。



獣害除け ↓

樹幹にビニールテープを巻きつけてあります。これは鹿の食害除けかと思いましたが、これは熊の爪とぎを防ぐためではないかということでした。



コガネネコノメソウ ↓


ヨゴレネコノメソウ ↓

”ネコノメソウ”はもう一種類を見ましたが、撮り忘れました。



林道歩き ↓

山道を40分ほど下ると、広い沢沿いに下りて、そこからは道幅の広い林道歩きとなります。



ダンコウバイ ↓

朝方は遠目で見たダンコウバイでしたが、今度は道端で咲いています。



キブシ ↓

林道歩きと言っても、標高は1160メートル地点ですので、ここは早春ということでしょうか、未だキブシの花が咲いています。



ムラサキケマン ↓




”ヤナギ” ↓

沢沿いに”ヤナギ”が咲いています。



白花のフデリンドウ ↓

リンドウの仲間は花が開いていないとなかなか見つけられませんが、今度もぴーちゃんさんがその難しいものを見つけ出してくれました。



林道歩きの最終場面 ↓

最後のところではコンクリートを打設したばかりの道になりました。



駐車場着 ↓

出発地点の駐車場に着くと、小生たちが”しんがり”になっていました。
それだけじっくりと山に付き合って来たということでしょうね。

家路につき、帰宅したのは午後7時半くらいで、それから後は、山で一日中吸い込んだ花粉(症)とのお付き合いとなりました。
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4/21日 古代東山道を歩き神坂(みさか)の峠路に その3:富士見台に着き、神坂峠の遺跡に立ち寄る。

2019-04-24 07:04:28 | 草花
萬岳荘(ばんがくそう)から先は背丈の低い笹の斜面を登って行きます。
そしておよそ20分後に稜線上に出ます。
これが見晴らしの良い日でしたら抜群の稜線漫歩となるところですが、風は寒いくらいに涼しい割には、眺望が今一つも二つも下回っています。
そろそろお腹が空いてきているのですが、萬岳荘を出てから富士見台の山頂まで、約45分ほどの道ですが、歩き通すことになりました。
稜線上の道 ↓

稜線に出ると冷たい風に当たります。あたりは立ち木がなくて、岩礫地に背丈の低い笹が生えているようなところです。



神坂避難小屋 ↓

この小屋の前を通過して、山頂から戻って来てからここで、風を避けて昼食をとることになるようです。



ショウジョウバカマ ↓



歩きながら、山を下りて来る人にすれ違った時、「これから先に花は出て来るか」について聞いたところ、花は見なかったということでしたので、三人で意地でも探し出そうと意気込んで歩いていました。
その甲斐あって花と出逢えました。



まだ続く笹原 ↓

稜線上の笹原のこんな道を風に吹かれて歩いて行きます。



神坂山 ↓

今回はあの峰にはいきませんでした。



大川入山 ↓

雲の中に薄く大川入山が見えています。こちら側からですと、右側の恩田大川入山が大きく見えて、大川入山本峰は左側に頭をちょこっと出すだけです。



富士見台の山頂直前 ↓

山頂が近づくと、そこに一人の登山者がいるのが見えています。



富士見台の山頂 ↓

山頂に着きましたが、景色が今一つです。もしも晴天でピーカンの幸運に出逢えた時にはここから随分たくさんの山が見えるので、見えない峰を列挙しますと、富士山、槍ヶ岳、三河の山並みが見えないくらいで、中部山岳の有名な山はほとんど見えている筈なのです。
生憎の時には風も冷たいものですね。



南木曽岳 ↓


中央アルプス ↓



山頂から下る ↓

お腹が空いていますので、景色の得られなかった山頂を早々に後にします。



ここでランチタイム ↓

この神坂避難小屋はなかなか居心地の良いところでした。土足禁止のために靴を脱いで利用しましたが、靴を脱ぐだけの価値がありました。
小屋内には「屋小山」と表示がしてありましたが、これは右から読むのでしょうね。


充実した「もぐもぐタイム」を済ませました。


1710m峰 ↓

避難小屋を出ると目の前に1710m峰のすっきりした姿があります。途中まで道がついているので、そこまで行って見ることにしました。



行く手に笹藪で通せんぼ ↓

途中からは笹藪があり、「植生保護のために立ち入り禁止」となっていました。



恵那山 ↓

笹の向こうに恵那山が大きく見えています。今回初めて全容を見せてくれたのです。


1710m峰から戻って、その山体を回り込んで、神坂峠の遺跡まで足を延ばします。

ショウジョウバカマ ↓

その巻き道でそれらしく咲いたショウジョウバカマが出てきました。



神坂峠の遺跡 ↓

東山道は古代日本の大動脈であり、都から近江・美濃・信濃・上野・下野・陸奥・出羽に至る全長1000kmの官道で、今の世ならさしづめ名神・東名・東北の高速道路に当てはまりそうですね。

ここを西暦4世紀頃に日本武尊や西暦8世紀の後半には坂上田村麻呂が越えて行ったのでしたね。
奈良東大寺の大仏に使った黄金だって東国からここを通って運ばれたのだそうです。

昭和43年の発掘調査では、ここから鏡・剱・玉(三種の神器)の石製模造品、また勾玉・管玉・棗玉・ガラス小玉などの玉類が1400点以上出土し、その他にも金環・鉄斧・鉄鏃・土師器・須恵器など多くが出土したことから、この場所が、まさしく荒ぶる峠の神様の怒りを鎮める「たむけの場所」であったことが明らかになり、それによって昭和56年に「峠神祭祀の代表的な遺跡」として国の史跡に指定されたのです。
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4/21日 古代東山道を歩き神坂(みさか)の峠路に その2:山中では未だ早春、フデリンドウやバイカオウレンを愛でて萬岳荘まで登る。

2019-04-23 09:48:36 | 草花
この日は天気予報通りに雨の無い一日でした。そして気温も上がったようで、歩き始めて一時間もしないうちに汗をびっしょり搔いてしまいました。
小生は長袖シャツを脱いで、半そでシャツの上にチョッキを羽織って歩くことにしましたが、それを目当てにしたブユらしきものが早くも纏わりつき始めています。
これからはダニやブユなどの虫やヒルに注意を要する季節に入って来ることになりますね。

一本調子の登りは続いていて、これは萬岳荘(ばんがくそう)の先の、最終目的地である富士見台までずっと続きます。途中に下り勾配を含みませんので、大変効率的な登山ルートと言えると思います。

フデリンドウ ↓

小生が気づかずに通り過ぎたあとに、後尾を歩いていたぴーちゃんさんが見つけてくれました。あたりにも蕾がありましたが、咲いていたのはごくわずかだったように記憶しています。
これは花が小さくて、気づかずに通り過ぎてしまうことが多いのではないでしょうか。



明るい木陰 ↓

山中を歩いている時には気づきませんでしたが、稜線に出たときには冷たい風が吹いていました。
このように木のあるところでは、風に悩まされることがなくて、穏やかな山歩きが楽しめますね。



落葉松林 ↓

恵那山の山域では所々で規模の大きな落葉松林を目にします。



合流点 ↓

往路は東側のルートを登ってきて、この合流点に来ましたが、復路ではここから西側のルートをとって出発地点に戻ることになります。
この合流点で一休みして行きます。



恵那山 ↓

合流点から西側ルートにちょっと行って見ると、恵那山の見える場所がありました。全貌は見えていませんが、”保険に”撮っておきます。



イワウチワ ↓

残念ながら蕾ばかりで、花を見せてはくれませんでした。



フキノトウ ↓

フキは健闘しています。我々も汗を拭きフキ健闘しましょう。



一本立ち ↓

背後に大きな木が一本立っています。それで”一本立ち“という地名になったのかもしれませんね。
小生はここで一息入れる(一本立てる)のかと思いましたが・・・・・。



旧放牧場の施設 ↓

この鉄柵は現在使われてはいませんでしたが、旧放牧時代の名残なんでしょうね。



アイスバーン ↓

雪がカチカチに踏み固められて、良く滑りそうです。これから先で所々残雪が出てきました。



1710m峰 ↓

針葉樹の間から形の良い峰が見えました。地図上に1710mの標記のある峰が綺麗に見えています。
あのすっきりした山容についてですが、後で近づいた時に、山頂直下が笹に覆われていました。



バイカオウレン ↓





今度もぴーちゃんさんが初めの一輪を見つけてくれました。その後は道筋で何度も見ることになります。
ここの花はどういう訳か、恵那山の黒井沢ルートの山頂直下の巻き道で見るものよりも花の大きさが小さいと感じました。
或いは、季節的に早いからなのかもしれませんが・・・・・・



ダケカンバ ↓

笹原の向こうで、沢筋に沿ってダケカンバの大木群を遠くから見ました。


萬岳荘 ↓

歩き始めて2時間とちょっとで萬岳荘(ばんがくそう)につきました。
この時季は未だ管理人さんが入ってきていませんでした。



軒に雪だまり ↓

萬岳荘の軒下を歩いて行きます。 軒端には未だ雪が残っています。



笹原 ↓

萬岳荘から富士見台を目指します。これから歩くところは斜面に背丈の低い笹が生い茂っています。
これは恐らく、過去に牧草地として使われていたためにこういう植生になったのではないでしょうか。
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